【一つ目の過去】どん底の就職から居酒家№1店舗になるまで!
一つ目の過去は、僕が飲食店で働く楽しさと出会い、飲食店で失敗体験と成功体験を沢山させて頂きながら、頂点を体験することができたことで、得ることができた今にも繋がる「飲食店でできる可能性の原点」の体験です。
【飲食店集客で一番大切なことは「目指せばできる」と信じること】
多くの飲食店が集客や人材育成に悩んでいます。
思うように集客ができない。思うように人が育たない。
そしてその原因を環境やスタッフ、上司や会社といった他責にしながら
可能性を自ら捨てたまま経営に苦戦しているお店が多数あります。
僕はそういったお店からご相談を頂いて、
集客できる道筋を店主やスタッフと協力して作ったり、
人が育つ道筋を店主やスタッフと協力して作ったりしながら、
そのお店が持っている潜在的な可能性を最大化する
=過去最高売上を達成して、利益を出せるお店になること
を支援させて頂いています。
お店から相談を頂き、仕事の契約を頂くと、必ずそのお店を観に行っています。そしてまず最初にすることはそのお店が持っている「可能性」を見つけることです。
この「飲食店が持っている可能性」を見つけて、信じることから始められるようになった原点は、25歳の時にレインズインターナショナル社で働いた時にさかのぼります。
◆84社受けて内定ゼロ。就職氷河期の中で体験した「働くとは」
僕は早稲田大学商学部に1浪して入りました。そして2001年に無事大学を卒業することができました。
大学3年生の終わり。就職活動を始めた時、僕は街づくりに関わる仕事がしたい!と思い、不動産や大手小売業を中心に就職活動をしました。
当時は不動産不況であったことと就職氷河期であったこともあり、受けても受けても内定が出ない状態が続きました。
気づけば大学4年生の7月になり、受けた会社は84社。
内定は0社
最終面接で落とされた会社は13社
とどんどん自信を無くしていき、就職する目的も、どこで働きたいかも
見失っていきました。
「あんた大丈夫?1年なら就職浪人しても大丈夫だよ。」
とおかんから電話で言われた時、情けなくて涙が止まりませんでした。
そして大学は就職に関係がない。
プライドを捨て、ありのままであと2社申し込んでいた会社を受けよう
と決めて、そこがダメなら就職浪人しようと決めました。
するとその2社
セブンイレブンジャパンと三井ホームから内定を頂きました。
面接の雰囲気から三井ホームを選びました。
働き始めると、全く想像していた仕事、環境と違う現実が待っていました。
研修を終えた後、
配属先の和歌山で働き始めて1週間で「辞めたい」気持ちに。
でも就職活動の大失敗の恐怖から1年は頑張ろう。
と決めました。
しかし、環境になじめないことや自分の大切にしたいことが大切にできないことへのやるせなさから、精神的におかしくなるくらいまで追い詰められました。
精神的に潰れかけた就職1年目の12月
ある本屋で出会った1冊の本
「スターバックス成功物語」
この本との出会いが僕の人生を大きく変えました。
飲食店で働きたい
そう思うきっかけもこの本との出会いからでした。
本の中で一番心に響いたことは
「スターバックスはなぜ世界中に進出するのか」
「スターバックスがその為に大切にすることは」
この言葉こそが働く上でとても大切なことであると思いました。
自分が働く上で大切にしたいことは何か?
振り返り、振り返り、見つけ出した答えは3つでした。
①お客様をもてなす仕事がしたい
②お客様に嘘をつけない仕事がしたい
③お客様をその場で笑顔にできる仕事がしたい
この3つが僕にとってとても大切であると思いました。
この3つを満たす仕事は何か?
そこでたどり着いたのが
「飲食店の接客」
だったのです。
◆レインズインターナショナルとの出会い。
再び本屋さんに行くと、
「月間食堂」の雑誌と出会いました。
その雑誌の中にあったひときわ目を惹いた特集記事
それが
レインズインターナショナル社との出会いでした。
焼肉店牛角は一度だけ訪れたことがありました。
だから余計に気になり、和歌山・大阪の牛角を中心に
20店舗ほど食べ歩きました。
どのお店を訪れても
スタッフが元気で輝いている!
ほんと楽しそうに働いている。
そして美味い!
その姿に「ココで働きたい気持ち」が
どんどん高まっていきました。
履歴書と職務経歴書を送付して応募したところ
説明会、面接を経て、採用に繋がりました。
◆居酒家土間土間№1店舗への道①
土間土間14店舗目で初めての住宅街立地のお店
土間土間たまプラーザ店にチーフとして配属。
そこで社内の一つの基準で
土間土間№1店舗になることができました。
4か月で初月900万円だった売上が1500万円に!
当初4週間休まずに働いていた体制が半年後には週休2日で
売上も利益も高い状態を維持し続けることができました。
そして
店舗最終日には感動を沢山いただき、過去最高売上を達成。
飲食店でできる可能性の原点を頂きました。
このお店での体験は今も生きています。
それでは、どのようにして土間土間№1店舗になることができたのでしょうか?
◆居酒家土間土間№1店舗への道②
「お客様が喜ぶと思うことは何でもやっていい」
当時の土間土間事業部のトップのMさんの言葉でした!
感動創造の経営理念に基づき
日本一の感動居酒屋を目指していた土間土間では
お客様に喜んでもらうためにどんどんやってみたいことをしてみよう
そう思いながら日々働きました。
いきなりオープニングからのスタートであったことも大きかったです。
大切にしたことは3つでした。
【大切にしたこと~その1】
一つ目は、スタッフと向き合い信頼を得ることです。
最初から役職をもらっていたこともあり、
自分が「えらい」と勘違いして活動していました。
ある日スタッフと一緒にミーティングをした時に
売上が伸びない理由の一つに
「ドリンク場の提供が遅いこと」
を指摘したところ
ドリンク場を任されていた第一人者のアルバイトスタッフ=パートナー
より胸倉を掴まれながら
「ドリンク場をしたこともないクセに偉そうなことを言うな。
自分もドリンク場をできるようになってから言ってこい!」
と厳しく言われました。
突然のスタッフの怒りの中
「ごめんなさい。
では1週間ドリンク場を教えて、任せて下さい。」
とそのスタッフにお願いして、
ドリンク場に1週間入りました。
1週間ドリンク場をやり通した後の終礼の時
そのスタッフから
「しおさんこの前はひどいことを言ってごめんなさい。
しおさんやり切ってくれたので信頼します。
これからもよろしくお願いします。」
と言ってくれました。
このような感じで
人との関わりでぶつかりが生じた時に
必ず解決できるまで行動でも示しながら
向き合うことを大切にしました。
人と向き合い信頼を得られると
どんな時も協力しあえる力になりますね。
そのことをこの時体験できたことは、
今もとても大きな考え方の原点になっています。
【大切にしたこと~その2】
二つ目は
話し合いの場を定期的に持ち、目標を持つことです
パートナーも巻き込んだパートナーミーティングを
2週間に1回開催することを継続しました。
1回目に開催した時は参加者は店長と僕とパートナー1人だけ・・・
元々当たり前のようにパートナーが来ると思っていました。
しかし、想像以上に厳しい状況でした。
目標を決めることもできない。
どうしよう・・・
3人でどうしたら来てくれるか?
話し合いながら出した結論は
皆が集まるまでは、参加率を大切にしよう。
と決めて、2週間後に再度開催することにしました。
すると
2回目はパートナー2人が参加。4人での開催に。
その2人に、どうしたらみんな参加してくれるか?
知恵を出してもらい、
模造紙で大きくスタッフルームに張り出し
毎日朝礼で呼びかけ、参加を書てもらうようにしました。
再び2週間後に開催すると10人に!!
そこでも議題はどうしたらみんなが参加してくれるか?
参加してくれた1人1人に協力してもらい
それぞれに呼び掛けてもらい、
再び2週間後に開催したところ
全36人のパートナー中32人が参加してくれました!!
この時に得たことは、
1回の失敗であきらめずに
集まるまで何度も何度も決めたことを続けることでした。
結果僕たちが本気であることがパートナーに伝わり
集まってくれるようになりました。
皆が集まってくれたことで
初めてお店の目標を決めることができました。
皆で納得して決めた目標
それは
当時社内で実施していた
おススメキャンペーン:土間りんピックで
おススメ品を一番売ったお店になることでした。
目標をこの一つに絞り
土間土間№1のお店を目指したところ
3カ月後、土間土間№1を土間りんピックで獲得できたのです!
さらにビックリしたのは
この目標を目指して、皆で活動してきたことにより
なんと他の項目でも凄い成果が出たのでした!
土間りんピックで大切なことは
お客様とのコミュニケーション!
お客様とコミュニケーションを取りながら
お客様が喜ぶと思うことをどんどんしていったのです。
●ウェイティング対応の改善
並んだお客様をできるだけ返さないで待ってでも
入りたいお店にしていく為、マニュアルまで整備して
実践していきました。
●誕生日のケーキやプレゼントサービスの実施
誕生日のお客様からのサプライズ相談がきっかけとなり
誕生日のお客様がいることがわかると、
近くのケーキ屋さんに自腹でケーキを買いに行き、
そのケーキに厨房スタッフからデコレーションしてもらい
一言メッセージを添えて、お客様にサプライズプレゼント
するようにしました。
このサービスがクチコミで広がり、
目の前の百貨店ではフロアごとに毎月のように
バースデー宴会の予約を頂くようになると共に
ケーキ屋さんの人や花屋さんのスタッフたちが
土間土間にどんどん来てくれるようになりました!
●暇な時は法人営業とビラ配り
毎日が忙しい状態ではなかった為、
1人でも多くの人に来てもらう為
暇なら駅前でビラ配りや法人営業に回るなど
空いている時間をとにかく有効活用することを
徹底しました。
他にもいろいろありましたが、
それらのこともしながら
お客様が喜んでくれるようなことを
コミュニケーションをどんどんとりながら
改善を進めていると、
なんと土間りんピックで1位になった月に
売上が開店当初の900万円から
最高の1500万円になり、
衛生管理の点数も満点に
モニターの点数も土間土間1位になる等
他の指標でも一位になることができ
土間土間全体の社内ランキングでも
№1になることができたのです!
沢山の目標を無理して目指すのではなく
皆で目指すことができる
最もワクワクして、最も大切に感じる目標を
目指すことで、他の数字も高めることができる!!
そのことを知ることができました!
この体験は今でもとても役になっています!
【大切にしたこと~その3】
●任せられるパートナーを育てて、休める体制を作ること
配属から開店当初は
楽しかったこともあり
休まないで働き続けました。
異変が起きたのは
4週間休まずに働き続けた時でした。
顔にぶつぶつができてきて
かゆくてかいていくと
どんどん顔中に広がっていく・・・
絆創膏を色々な所につけて
営業していると
お客様から
「そんな姿で接客なんかするな」
と厳しい声を頂くこともあり、
どんどん心が弱っていきました。
怖くなり病院に行ったところ
過労からくる病気「ヘルペス」
と診断されました。
会社の上司に報告すると
「強制休暇。
お前休むことも仕事だぞ!
うちの会社は
スタッフをちゃんと育てれば
週休2日取ることができるんだよ」
と厳しく言われました。
この体験を通じて
ミーティングで
「半年後に社員が週休2日取れる体制を作る」
と決めてスタッフ育成に力を入れるようになりました。
リーダーは誰にするか?
その基準はどうするか?
ミーティングなどで話し合い、
決めていき、各ポジションでも
社員がいなくてもできる体制を作っていきました。
その結果売上が1.5倍に上がった状態で
半年後社員は完全に週休2日体制が取れるようになりました。
売上も上がり、利益もしっかり残した状態で
週休2日休むことができる。
この取り組みを通じて
パートナーが育ったことも
土間土間№1店舗になった理由の一つでもありました。
そして
今でもサポートで大切にしているのは
飲食店は休めないのではなく
「週休2日制にする」
と決めるから週休2日休めるようになるんだよ
という「決める」ことの重要性です。
なりたい姿を見つけて
その姿を目指すことを決めると
大概のことは実現できます。
この時の体験があったからこそ
どんな飲食店でも週休2日制で売上も利益も上げることができる
と自信をもって伝えることができます。
◆居酒屋家土間土間での成功体験が教えてくれたこと
飲食店は
「なりたい姿や達成したい目標を目指すことで」
大概のことは実現することができる。
このことへの自信を頂くことができたのは
レインズインターナショナルでのこの時の体験があったからです。
この現場での体験がないと
今の考えを持つことができていないと思っています。
また常連様育成のカギや再来店のカギも
この時の体験と本質は今でも変わらない為
今も色々な現場のサポートで生きています。
それくらいに濃厚な体験をさせて頂くことができました。
だから感謝していると共に
この時頂いた
飲食店の可能性の素晴らしさを
1人でも多くの悩んでいる飲食店経営者の方々に届けていきたい
と思い、飲食店を集客や人材育成の面からサポートさせて頂く
仕事を今はさせて頂いています。
主なサービス内容はこのような感じです。
そんな自分が人材育成で一番大切にことに出会う
きっかけになった経験は次の2つ目の経験でお話していきますね。
最後まで御覧頂きありがとうございました(^^♪
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