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「ありがとう」を見直してみる

日常という「当たり前」に、なかなか人はどれだけの奇跡で起きてきているのか気付かなかったりします。それは人との【ご縁】もまさに同じです。なかなか「当たり前」過ぎてしまうと、その貴重さや有り難さには意識が向きません。ですが私のような人の人生相談を受ける仕事をしているととても感じるのが、「今の当たり前(あなた自身)」にどれだけ意識照準を合わせられるか?その濃度を濃く深くしていく事で、人が抱える悩みや問題は消化されていくのです。

それは以前も話していますが、人の悩みや問題は【現状と理想とのGAP】なのでそのGAPが無くなる「今ここの意識」はとても効果的なのです。(詳しくは下記記事に)

今という瞬間に【感謝】をしましょう。そう言われても、実際に「ありがたい」と感じていないのにはなかなか難しいと思います。それに感謝は無理にするものではなくて、まさに湧き出てくるものだと思っています。

近年、【言葉】が持つ力にも焦点が当たり「言霊」の話が出るくらいに、言葉がそもそも持つエネルギーの重要性に意識が向いてきています。ただ、その「そもそも持つ力」ばかりに意識が向いてしまい、【本当に感じ思っていないのに、とりあえずありがとうを言おう】と「本来の自分=等身大の自分」との【ズレ】を生み出す可能性がある事をしている傾向もよく見かけます。スピリチュアルや心に関して、意識が向いている方に特に多いです。

言霊や言葉の力は、大切なことなので意識するのは素晴らしいです。ただ上でも書きましたが、あなたの内側では「クソ、やってられるか!」という気持ちや感情が生まれているのに、表面上だけ「ありがとう、ありがとう」と表現しても、その【言葉に乗っていくもの】にはシッカリ「クソ、やってられるか!のエネルギーも乗って相手に「伝わる」になります。そしてこういった「本来の自分=等身大の自分」との【ズレ】が癖付けされていくと、どんどん自分の本当には意識が合わせにくくなり、結果的にあなたが望む「自分や現実」とはかけ離れてしまいます。

本来の自分との【ズレ】により、上の記事でも書いているような心身へのサイン(症状)なども起きていきます。だからといって、「湧いた時以外は感謝しなくていいんでしょ」という事ではなくて、そこは意識や姿勢の話かなと思います。【感謝】というどこか「当たり前」になってしまっているコト・モノ・ヒトに対して、改めて意識を向けていくことで【気付き、湧き出していく】に繋がっていきますから。

感謝という誰しもが感じれる、伝えられる側も言われる事で嬉しくなる「感じ思うことの循環」がちゃんと起こるように、そもそも自分は本当に感じているのか?思っているのか?表面的になっていないか?と見直してみるとイイかもしれませんね。

そういった【日常や当たり前によく湧き出す感謝】に改めて意識を向けていく事で、その先に(奥に)ある【私とは?】というとてもあなたを生きる上で大事な部分にも触れていけるようになります。1つ1つの「当たり前」とされてしまう事だからこそ、あなたにとってはとても大切な要素でもあるのです。そしてそれは、あなただけの才能や特質もまさに同じことです。

ありがとうと素直に言える自分になろう、もとても素晴らしいですが、その前にその「ありがとうの質(本来の自分との繋がり濃く)」を高めていきましょう。

あなたがあなた自身に対して意識が高まっていくことで、自然とあなたの様々な部分の有り難さに気付けるようになり、それがそのままあなた以外の存在への【感謝】に気付けるようにもなっていきますから。

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