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【無計画ニッポン旅】今期さいごの雪あそびin八幡平


八幡平アスピーテラインの雪の回廊

2024年4月16日。

冬の通行止めが解除されたばかりの八幡平アスピーテライン(岩手と秋田を結ぶ観光道路)を通って八幡平(はちまんたい)っていう山に行ってきた

道路開通の旗
ちなみにアスピーテはドイツ語で"楯を伏せたような形の傾斜のゆるい火山"を示す言葉だそうな。
左右に高い雪の塀に囲まれた道
わあああああ

こーんなに積もった雪をニンゲンが通れるように除雪してくれたなんてすごいよ。
ありがたいよねえ。

雪の壁の間を歩く夫

こんなに厚い壁は
カッチカチかと思いきや、触れてみるとおろしたてのかき氷みたいなやわらかさ。

雪の壁に張り付くわたし

いや〜、すごいよ。
こんなに積もったのも、
こんなに除雪したのも。正気じゃないよ。

最高6mと書かれた雪の壁

トレッキング開始!

山頂レストハウスに車を停めて雪のカベと戯れたあとはいざ、トレッキングへ!
…と思ったんだけど、
出発して1分で不安になってきた。

モンベルのくまの形のくまベル
やっと出番が来たくまベル

まわりには登山用スキーを装備した人たちばかり。
われわれのような軽装で突入していいのかなあ?と。

夫が「あの重装備な人達に、オレたちが行っても大丈夫なものか聞いてきてよ」と言うから「そんなこと聞いて"おめえら山舐めてんのか!"て怒られたらこわいよ」ってモジモジしてたら夫がズンズン聞きに行ってくれた。

自らの靴を指差して「コレ、だいじょうぶデスカ?」と聞く夫に、いかにも山岳猛者なおじさんが「大丈夫大丈夫。ピンクのリボンを辿って行けばいいからね」と言ってくれた。

ピンクのリボンね。
そうと分かればこわくない。
じゃあいってきます。

雪の中を歩くわたし

ドラゴンアイ

ここで見られる幻の絶景、その名もドラゴンアイ 、夫は楽しみにしてたんだけど、

はーいこれです。

ただの雪のくぼみのようなドラゴンアイ

ドラゴンはまだ寝てます。見頃は6月以降っぽい。

ズボズボ雪あるき

前日オープンしたばかりのトレッキングコースには他の人の足跡がほぼなかった。

つまりわたしはケモノ道で言うところの1匹目のケモノなのである。

だからときにはこんなにズボッとハマる。
あとに続く者たちのためわたしの犠牲は仕方ないのである。
むしろ汚れなき雪を踏ませてもらって光栄なのである。

深くめり込んだ足跡

そんな高貴な使命を遂行するわたしを夫がせせら笑っている動画をインスタのハイライトに入れたので
ぜひ音アリでご覧ください。

ほんと見てほしいの。なんか面白くて。
おのれの滑稽さが。

八幡平のハイライト

※このインスタ、投稿はほったらかしですが旅の備忘録用にストーリーズはよく上げてます。
ハイライトで過去のも見えるのでよかったらぜーんぶ見てください。

※追記:動画1コ貼ってみた。これで見れるのかなあ?

夫生誕祭

この日は夫の誕生日だった。

夫バースデーといえばタイではソンクラン(水かけ祭り)。
ソンクランといえば去年、日本長期滞在を本気で考えはじめたころ。

わたしたち、遠くまできたなあ

雪に囲まれた展望スポット

たしかにわたし、「日本に行ってみないかい?」って言ったよ。言った。

でもこんなとこまで来るとは思ってなかったなあー。軽バンで。

色んな日本を見せてもらったのはむしろわたしの方だったなあ。しみじみ。

満面の笑みの夫
いろいろと加減がわからない男

下山

なんか平坦な山すぎて、よくわからないうちに頂上に着いてた。

八幡平に関することが書かれた石碑
これたしか頂上にあったもの。わたし日本100名山に登ったんだ。

ではいざ下山!

下山前に栄養ドリンクを飲むわたし
愛媛マラソン脱落で余らせていたエナジージェルをここで吸いました。

下山中、この半分埋もれた看板をよく見たおかげで道をまちがいかけてることに気づけたよ。

半分以上うもった地図

まわりに人がいなくて、右も左も同じような雪景色だから、ピンクのリボンとたまにある看板だけが頼りだった。

かっこいい雪山

大丈夫だろうとは思いつつ、ちゃんと道路や駐車場が見えてきた時はホッとしたなあ。

ピンクのリボンの向こうに見える道路
やったああ!

以上、たぶん今シーズンさいごの雪遊びの記録でした。

雪山を歩くわたし

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