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【プチ移住計画Ep5】お互いの家族に話してみた。

まだビザの申請にもたどり着いておらず、
日本に行けるのか定かではない私たちではあるが、
1年の滞在が実現した際の滞在先として愛媛の実家を当たり前のように当てにしているので、とりあえず母にTELしてみた。

現在子供はみんな家を出て、両親と祖母の3人世帯である。

「ちょっとさあ、2人で1年くらい日本に住んでみたいなあって思ってて、今ちょっと本気で考え中なんよ。実現したらさあ、うちに住んでいいかな?」

母の反応
「なに~っっ!あんたっっ!そんな楽しい計画があるんよ?ええやないの!
あんたティン君(夫)に桜も雪も見せちゃりたい言いよったもんねえ!
きなハイきなハイ!」
※伊予弁で「来なさい」の意

後ろから父、
「オレらよお、今日だって道の駅で200円のこんな袋いっぱいのカツオ買ってよお、おばあちゃんと3人で腹いっぱいになっとるからYO!お前らも食費は心配せんでええど~」

……わたしの両親は本当にいつも、人生のヘヴィーさを忘れさせてくれる。

父からきた写真

0.1パーセントくらいは、
「1年同居はさすがに困る」とか言われたらどうしようという気持ちがあったから、
ちょっと泣きそうになった私はそれをごまかしたくて
「でも日本って電気代高くなったらしいね、家にはいくらくらい入れたら妥当かなあ」とドライな反応をしてしまった。


それとほとんど同じ時期、タイの水かけ祭り。
この日は家族と過ごすという風習があるので、私たちも久しぶりに兄家族の家に行き子供たちと水を掛け合ったり兄と酒を飲んだりしていた。

その際に夫は
「ちょっとストレスがたまっていて、息抜きもかねて日本で1年ちかく過ごしてみようかと思う」と兄に告白したが、

兄には
「ストレスが溜まってるならムエタイをしろ!」
と言われていた。

ムエタイ…


その様子を見ていた私は、もしこれで夫が
「そっか!日本なんて行かなくてもムエタイをすればよかったのか!」
と納得したらこの計画も短い夢だったな、と思っていたが、
帰宅した夫によると、ますます決意は固くなったらしい。

なにはともあれ、これで私も夫も、家族への日本行き報告はいちおう終了したのだ。


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