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そもそも傾聴って何?〜傾聴のすすめ〜

「傾聴」ってよく聞きますが、みなさん実践できていますか?

私も管理職のはしくれとして、1 on 1において傾聴が大切ということは知識として知っていました。

しかし、どうやって実践するのかということについてはあまり意識せず、「相手の話をよく聞こう!」ぐらいにしか捉えていませんでした。。。

そんなわけで 、当然1 on 1を実施しても「あれ、自分ばかり話しているな・・・」と感じることが多かったです。

そんな中、キャリアコンサルタントの資格取得のための講座を受講して、はじめて「傾聴」について専門的に学びました。

学んだ結果、自分自身全く傾聴ができていなかったことに気づかされました orz

これまでずっとビジネスの世界で揉まれてきたので、とにかく短期間のうちに課題を特定してアクションを考える・・・ということが身に染みてしまっており、1 on 1をしていても自分目線で感じた課題について伝えたり、自分ならこうするなどのアクションについて自分の方から伝えがちでした。

キャリアコンサルタントの資格も取得した今現在、傾聴とは「発する言葉、表情、仕草等含めて相手に神経を全集中させ、相手が伝えたいこと、抱いている感情を受けとめ、共感すること」であると考えます。

ビジネスにおける常識・世界観は一旦捨てる必要があります。短時間に結論を出そうと急いでしまっては傾聴はできません。

多くの人は、そこのマインドチェンジができないためにうまく傾聴ができないのではないかと思います。まさに”傾聴 = カウンセリング”なんですよね。普通に過ごしている人はどこかで習うような機会もないと思います。私もキャリアコンサルタントの勉強をするまで傾聴のことなんて全く理解していませんでした。

キャリアコンサルタントの養成講座で特に印象に残っているのは「傾聴」のためのワークです。今週あった嬉しいことなどを相手に話すという単純なワークなのですが、聞き手は以下2パターンの態度で臨みます。

①終始よそ見して目線を合わせない

②相手の話に耳を傾け、相槌を打ち、共感の言葉を発する

話し手として、①のワークではとにかく絶望的な気持ちになりました。せっかく話しているのに聞いてくれないということがこんなに寂しい、虚しいことだとは・・・笑

当然ながら、②のワークでは嬉しくなってしまって余計なことまでたくさん話してしまいました。

このワークを通じて、会話というのは「話し手」に主導権があるようで、実は「聞き手」に主導権があるということを思い知らされました。

皆さんも、無意識のうちに①のような態度をとっていませんか?

はい、耳が痛いですね・・・子供が何か聞いて聞いてー!とアピールしてきた時に、忙しくて家事やりながら目線も合わせずに聞いてしまっていたこと、誰しも経験ありますよね?

それからというものの、普段の日常生活においても聞き手としての態度を改めるようにしています。

ただ、傾聴ってものすごいエネルギーがいるんですよね。本当に”聴くこと”に全神経を集中させる感じです。

聴きながら「次何質問しようかな・・・」と考えることがどうしても多かったのですが、違うこと考えてる時点で”聴くこと”に集中できていないんですよね。これはキャリアコンサルタントのロープレにて痛いほど実感しました。

何も考えずに聴いた内容をそのまま受け止めて共感を示したり、ふと疑問に思ったこと、もっと知りたいと心の中で湧き上がってきた内容について質問したりと、とにかく五感をフル動員して今その瞬間の相手に全集中する感覚です。

なんていうか、説明が難しいですね。汗

というわけで、傾聴とは本当に奥深いです。そこらへんがよくまとまっている本を紹介しておきます!

ちょっと分厚いですが、すぐ読めると思います。
管理職だけでなく、全人類に読んで欲しい本だなと思いました。まだの方は是非!

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