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読み応え抜群の本

みなさんおはようございます。本日はLife Shiftという本について紹介したいと思います。この本は自己啓発本としてとても有名な本です。100年時代の人生戦略という副題を見て分かるように、今や人生100年時代と言われている。今生まれてくる子供たちは将来100年生きることが当たり前になるだろう、ということです。

そこまで寿命が延びるかどうかはわからないけど、もし100年生きると仮定したら、相当頭を使った生き方をしなければ、晩年苦しむことになるのは容易に想像がつきます。そんな長生きする時代を楽しく、そして円滑に生きるための方法がこの本には書いてありました。

まず、最も印象的だったのは、資産について、有形資産と無形資産に分類していたことです。有形資産とはわかりやすいもので、お金や不動産、有価証券などお金で換算できるものを言います。老後はお金がかかるからたくさん用意しておかなければならない、ということでこれはみなさんも意識しているかと思います。しかしこの本で本当に大事なのは無形資産であるとのことです。100年も生きるわけですから、お金だけあっても意味がないということです。

では具体的に無形資産とは何なのか考えてみます。無形資産とは友人や趣味、健康などがここでは挙げられていました。確かに高齢になって友人もいないということになれば、孤独に耐えられないでしょう。それに困ったときに助けてくれる人がいない、となればそれもまた問題です。趣味を持つことも大事です。引退後は時間もたくさんあるため、その時間を有意義に過ごすためには趣味が欠かせません。それこそこれも複数人でできる趣味を持っていれば、友人関係も維持できるし、話のネタにも困らないため、イキイキと生活できることでしょう。そして健康は特に大事だと感じました。これも考えてみれば当然で、引退後病気とともに生きていくなんて考えただけでも嫌ですね。これらのことは当然お金では買えません。こういったお金では買えないものがこれからの時代は特に大事になって来るとのことです。

しかし考えてみれば、これらのことは日本では今まで顧みられることはかなり少なかったように思います。政府としても、仕事を引退したらそのまま死んでくれた方が余計な負担もなくて好都合と思っていることでしょう。しかし、今後しばらくは寿命も延び続けると想定されるため、個々人の人生設計がとても大事になって来ます。無形資産が大事であると認識できただけでもこの本を読んだ価値があるものです。この本の中では3人の年代の違う人がそれぞれ辿る道を紹介されていましたが、特に若い人ほどこの本は参考になると思います。仕事においても今まで学んだことはそのまま使えないことも多いので、一回学びなおしとかを考えてみた方がいいかもしれません。本の中にもリスキリングなんて言葉で紹介されていました。

では、今回はこのくらいで。内容が濃かったので正直全部覚えていません。ただ大事だったのは100年生きるためには無計画ではダメだということです。それではここまで読んでいただき感謝です。


#リンダ・グラットン #アンドリュー・スコット #読書感想文

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