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陥りやすい思考のワナ【2023.10.24】

明日の討論の時間までに読む課題があったので午前中はそれを読んでいました。

文章の大きなテーマは「どうして私たちはガラスのハート世代を作り出してしまったのか」というものです。
台湾においては「草莓族(直訳するとイチゴ族)」という言葉があるように、イチゴのように容易に傷つきやすいという若い世代の存在は特徴的なものになっていると言えます。確かに自分も怒られたりしたらすぐに落ち込んでしまうなと、耐性が無いことを感じることがあります。

今まではそれをそういうものとして受け入れていたのですが、授業で社会学的想像(Sociological Imagination)という概念を知ってからというもの、その自身の体験や面している状況を社会という大きな文脈の中でとらえてみようとしてみることができています。自分のその怒られることに耐性が無いことは傷つきやすい若者が増えているという社会の中のことと結びついている、自分はその流れの中にいるみたいな感じに。

日本はどうかなと思って調べていたら、面白いなと思った座談があったので乗っけておきます。


自分が担当だった部分の内容をざっくりと残しておくと、人は外界の事物自体ではなく、そのことをどう捉えるかによって感情が左右される。そのため「自分の感覚を信じよ」という言説は正しい部分もありつつ、もしもそれにより自身にとって負の影響があるのであれば、それは疑えるといえる。
人々が陥りやすい代表的な認知の罠として疑えることには、以下の9つがあるといいます。

1.その時の感情をもって判断してしまう
2.最悪の状況のみに注目してしまう
3.一つのことから全部を判断してしまう
4.二分思考(白黒、ゼロ百)
5.相手がこう思っていることが分かると決めつけてしまう
6.ラベリング
7.過度にマイナス思考する
8.プラスの部分を無視してしまう
9.他人を原因にしてしまう

また、他にも「マイクロアグレッション(小さな攻撃性)」という概念が紹介されていました。興味深かったのは、この概念が道徳的な判断基準を「意図」から「影響」に変化させたという記述です。
言い換えると、変化前は「そんなつもりではなかった」と分かれば特に問題は起こりませんでしたが、「害された・影響された」となるとそれはもう問題となってしまうのです。よってこの概念が攻撃として受けるものの範囲を広げたり、衝突を増やしてしまうということが指摘されています。
自分を被害者だと認識する人が増えているように感じられるのも、このことと関係しているかもしれません。


そんな状況だからこそ、その現状を認識し、修正していくことが必要なのかもしれません。ちなみに思考の罠を改善していくためには認知行動療法が良いと進められていたのでご参考までに。


話は飛んで、興味が全く湧かない科目の授業に対してどういう風に対応するかという話題がありました。

僕は興味のないことにはとことん興味がないタイプで、勧められたものとかも自分にハマらないものだと申し訳ないのですが全然続かないんですよね。
ごめんなさい。

とは言いつつも、「面白い」は解釈だと思っているので、多くの物につまらないものなんてなくて、自分がその面白さを見出す・知ることさえできれば面白がり、興味を持つことができると思います。
なので自分なりの答えとしては、そのことがめっちゃ好きな人にその面白さを聞くというものになります。
なので自分の小さな野望としては、世の中のいろんなものそれぞれに対してそれがめっちゃ好きな人と友達になることがあります。
初めて言いました(笑)
友達が欲しいです。


つまらないな、と感じたときに、でも何かきっと魅力があるのでは?と思って一歩だけそれを探そうと行動できるかって結構大きいのかもなとふと思いました。自分も頑張って一歩を踏み出し続けるようでありたいです。



いつまでも誰かに見られている気がしている。
その人は自分のことを見下ろしている。
見下ろしているだけならまだしも、見下している時がある。
まあ、自分二号みたいな。
そしていつも通り自分はしょうもないと思うのです。

その人に対抗できるように自分ができる最高を、やると決めたことをやり遂げることが自信となる。
その自信は自分を偉大にしてくれるようなものではなく、自分を守るためのもの。土俵に上がるためのもの。
胸を張れるようにというよりかはまずは肩身が狭くならないように。

自己意識との戦いは続く。
まあ難しく考えてはいけない、やることをしっかりやっていれば問題はないのだ。

みんな頑張っていてすごい!本当に素晴らしいんだよ。
そうやって言ってあげたい。いや、言うだろう。

でも自分が発するその言葉に、自分は含まれていないことを知っている。
これも習慣化されたスキーマなのかもしれない。

#留学生のひとりごと日記



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