うまっしー

主に歴史、スポーツ、書評を中心に思うところをとりとめなく書いてます。 大事にしているの…

うまっしー

主に歴史、スポーツ、書評を中心に思うところをとりとめなく書いてます。 大事にしているのは私見を述べ、人と違う意見をいうことを恐れないこと。 大体、1記事、800文字くらいにしているので暇つぶしに読んでみてくれると幸いです。

最近の記事

日韓戦で旭日旗が翻る時〜Jリーグでのエセ旭日旗〜

サッカーと愛国を読んだ。 私が知りたいことが端的に書いてあり、名著だと思った。 そして思う。 旭日旗の是非について。 私は日本人だが旭日旗には二つの意味があると思う。 一つは中韓が主張する軍国主義としての意味合いだ。 これをどうにか否定しようとする論者も多いが、日本人の大半は旭日旗を掲げている団体などを見たとき戦中を賛美しているかのような感覚や国粋主義者だと感じ眉を顰める。 もう一方で大漁旗に由来するハレとケの文化の中でハレの時に掲げる旗ということだ。 従来、日本代表戦な

    • ダービーがしたい by 神戸サポ

      先日東京ダービーを見た。 試合終了直前に追いつき、「ヴェルディだけには負けられない」を大声で歌い叫ぶFC東京サポを見て狂おしいほどに思う。 ダービーがしたい と。 神阪ダービーのような片想いのダービーではなく両方が意識しバチバチにやり合うダービーがしたい。 そのためには強いままで居続けることなのだろう。 そうすれば自然とどこかのチームがヴィッセルをライバルと認定してくれるのだろう。 狙うはナショナルダービーだと思う。 ジュビロ対アントラーズ、ガンバ対レッズ、ヴェルディ対マ

      • なぜ男子サッカー五輪代表は23歳以下なのか サッカーで学ぶ五輪の歴史

        なぜ男子サッカー五輪代表は23歳以下なのか 答えは簡単だ。 ワールドカップの価値の維持のためだ。 五輪とワールドカップで世界一を決める大会が二つあると相対的にワールドカップの価値が下がってしまう。だから五輪の出場権を制限することでワールドカップの価値を保とうとしているのである。 ただ、それで終わるとこの話は面白くない。 ここでは男子サッカー競技から五輪の歴史を学んでいきたい アマチュアスポーツの祭典としての五輪 男子サッカー競技が23歳以下に出場権を絞ったのがいつの大会か

        • 陸上経験者が考える国立競技場を球技専用にすべき理由

          私は陸上経験者だ。 高校にはスポーツ推薦で進み、大学も体育会に入っていたため筋金入りと言っていいだろう。 そんな私だが、同時にサッカーファンでもある。そんな私が二転三転した挙句、陸上トラックを残すことに決まった国立競技場を球技専用にすべきと考える理由を説明したい。 ①サッカーでは聖地、陸上では・・・ サッカーでは国立は聖地として扱われる。高校サッカー選手権のベスト4以上が扱われるのが大きな理由だろう。さらに今年はJリーグで国立dayなどを開催し国立のブランド価値を高める試

        日韓戦で旭日旗が翻る時〜Jリーグでのエセ旭日旗〜

          真田丸とは戦国時代のとある一族のホームドラマである

          真田丸を見た。 まずはシンプルに面白かった。 そしてタイトルにあるが、真田丸は真田幸村(信繁)を主人公にした英雄譚ではなく、戦国時代のとある一族のホームドラマであった。 主人公が真田幸村と発表された時は大半が人質だった人の前半をどう描くのかと思ったが、真田一族のホームドラマとして描き、武田、上杉、北条、徳川、豊臣という大勢力に翻弄されながらも一族として生き抜いていく様を楽しめた。 演技としてはもちろん主人公の堺雅人は良かったが、コメディリリーフとして登場する長澤まさみが良か

          真田丸とは戦国時代のとある一族のホームドラマである

          ヴィッセル神戸サポが語る川崎フロンターレの魅力

          私はヴィッセル神戸のファンだ。 だが羨ましいチームがある。 川崎フロンターレだ。 なぜか?ただ強いからだけではない。 川崎フロンターレの魅力をヴィッセル神戸ファンの私が紹介したい ①ファンの民度が高い 日本のサッカーファンの問題の一つが欧州に憧れすぎにあると思う。 欧州のサッカーが全て日本より上で欧州のようになるべきだと考えている人も多い。 そんなサッカーファンは欧州の殺伐とした雰囲気こそ本当のサッカーだと思っている節がある。 それは違うと物申したい。確かにレベルは欧州に劣

          ヴィッセル神戸サポが語る川崎フロンターレの魅力

          神戸讃歌と浦和レッズとガンバ大阪

          私はヴィッセル神戸のファンだ。 幼い頃から応援している。 そしてヴィッセル神戸に欠かせないのが神戸讃歌だ。 阪神大震災の日に生まれたヴィッセル神戸を神戸に復興になぞらえて歌われる名曲だ。 個人的には「幸せ運べるように」よりこの歌を神戸の歌として歌った方がいいと思っている。 さて、この歌はJリーグのサポーター間でも知れ渡っており、一旦、応援を止めるチームが多い。 ただ、去年はホームゲームを、ほぼ観に行ったのだが神戸讃歌に大声でのブーイングを重ね合わせるチームが2チームあった。

          神戸讃歌と浦和レッズとガンバ大阪

          石田三成

          私は石田三成が好きだ。 なぜ好きか。 彼には戦国武将には珍しく秀吉への忠義というただ一本通った筋だけで生きたからである。 自分の生き方を貫き通すことは難しい。 こう生きようと決めてみてもやっぱしああだ、こうだと迷ってしまう。 特に戦国時代という乱世の中で生き抜くには手のひら返しを繰り返さならければならぬ。 ただ、三成は一本通った筋を貫き通し死んでいった。 人に愛されぬ所も好きだ。 そして愛されずとも能力さえあればいいと思い込んでいるところもいい。 社会を生き抜く上で最も大事な

          木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 増田俊也

          本作を読んで最初の感想は昭和、大正の男の強さへの渇望である。 とにかく、強くなりたかった。 そのためには全てを投げ打つ覚悟があった。 そんなことを感じた。 そして強くなければ生きていけない時代であったのだろう。 そんな中で最強の柔道家にも関わらず、力道山に負けた男という汚名を着せられたまま生きた男の心中いくばくか。 生きていた方が勝利だ。と今の価値観ならば言うだろう。だが誇り高い木村政彦はその言葉に傷つけられたのではないだろうか。 本作で木村政彦という最強の柔道家の魂が救われ

          木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 増田俊也

          大河ドラマ

          私にとって大河ドラマは家族団欒の象徴である。 大河ドラマを見ながら、あの役にこの役者は気に入らない。 あのシーンの描き方が見事だ。などああだこうだ見ながら見るのが楽しかった。 時折、母や父の喋りが興に乗って子供達からうるさいなどと言われるのも楽しかった。 一番古くで覚えているのは毛利元就だ。 ストーリーは全く覚えていないが、最後のシーンだけ妙に印象に残っている。 昨今のテレビ離れで大河ドラマも視聴率は苦戦しているし、一人暮らしを始めてからは欠かさず見るものではなかったが、配役

          落合博満

          私は子供のころ現役生活最晩年の落合のホームランを見た。 当時の落合は私にとってロートルに過ぎず、イチローに夢中だった。 だが、落合がホームランを打った瞬間周囲の大人は色めき立った。 「おい、落合がホームランを打ったぞ」 「さすがは落合だ」 そんな声がそこかしらに溢れていた。 あぁみんな落合という選手が好きなんだな。そんな風に思った。 それから数十年落合は監督になった。 様々な波紋を呼びながらも中日を常勝軍団にした。 この本でも描かれているが、落合という人はまっすぐな人なのだ

          キャンプインと亀梨和也

          二月に入り、話題は様々あるがプロ野球のキャンプインも大きな話題の一つだろう。 そんなプロ野球のキャンプのニュースを見るたびに思い出す人がいる。 KAT-TUNの亀梨和也である。 彼がGoingのキャスターに任命されたのはいつ頃だろうか? スポーツファンとしてはジャニーズがねじ込まれたという印象が強く、決していい印象とは言えなかった。 当時他局ではスポーツ部門に中居正広や国分太一などがねじ込まれ、それも悪印象であった。 (決してこの二人を批判したいわけではないSMAP×SMAP

          キャンプインと亀梨和也

          巨人

          今、巨人を好きな人ってどういう人だろうか? 時々考える。 巨人がFAで選手を乱獲そていた頃、憎たらしいけど魅力はあった。 巨人にあらずんばプロ野球選手にあらず、そう思わせるだけの魅了があった。 だが今の巨人はどうだろう。 生え抜きが活躍するのはいいことだ。 だが巨人に限ってはそうであってほしくはない。 ファンも望んでいるんだろうか? 巨人が東京にあるということだけが取り柄の普通の球団になることを。 そうしているとふと東京ヴェルディを思い出す。 もちろん読売新聞が巨人を捨てるこ

          日韓戦はしたくない

          実際に日韓戦が決まるまでに書いておこうと思う。 日韓戦はしたくない。 最初に言っておくが私は嫌韓ではない。 韓国人や在日韓国人の友達もいるし彼(彼女)らはみんないいやつだ。 竹島がどっちでもいいと思っている。 BTSのポップ部門でのグラミー賞ノミネートは大谷の本塁打王獲得に並ぶアジア人の金字塔だと思っている。 だが日韓戦はしたくない。 彼らはあまりにガチなのだ。 ダービーやクラシコを楽しむためには冗談やブラックジョークのやり合いがあってこそだと思っている。 阪神巨人戦や鳥栖福

          日韓戦はしたくない

          呂布

          私は呂布に憧れている。 地元のショッピングセンターの正面になぜか呂布像が飾られているのを見て思い出した。 三国志の武将で一番好きなのは張遼だ。 (私の三国志観は蒼天航路に多分な影響を受けている) でも憧れるのは呂布だ。 彼はその腕一つで、あの時代を生き残れると信じチャレンジしたのだ。 その潔さにあこがられる。 常に小賢しくどう世の中を生きれるかを考えている私にはない潔さだ。 そして、強さ以外の人身掌握術も持っていなかったところもいい。 その強さに陳宮が惹かれたところもいい。

          サラバ! 西加奈子

          姉というのは奇怪な生き物である。 思春期を迎えるとおかしな服装を身にまとい、何かに熱狂する。 私の姉もそうだった。 上の姉は新撰組(大河ドラマの方)とロードオブザリングに熱狂した。 ロードオブザリングは私のものとばかりに私に視聴を禁止した。 (みたいものでもなかったが禁止されることには腹が立った) 下の姉はジャニーズとお笑いだった。 (今ジャニーズに狂っていたことを指摘すると顔を真っ赤にして否定する) なぜあんなにも熱狂するのか不思議だったが、この本を読んで納得した。 彼女

          サラバ! 西加奈子