キャンプインと亀梨和也
二月に入り、話題は様々あるがプロ野球のキャンプインも大きな話題の一つだろう。
そんなプロ野球のキャンプのニュースを見るたびに思い出す人がいる。
KAT-TUNの亀梨和也である。
彼がGoingのキャスターに任命されたのはいつ頃だろうか?
スポーツファンとしてはジャニーズがねじ込まれたという印象が強く、決していい印象とは言えなかった。
当時他局ではスポーツ部門に中居正広や国分太一などがねじ込まれ、それも悪印象であった。
(決してこの二人を批判したいわけではないSMAP×SMAPの中居や鉄腕DASHの国分は大好きだった。)
そして、そこにはスポーツファンが聖域に入り込んだ違和感があった。
国分は明らかに臆していた。中居は違和感のままあろうとした。
彼らに対するプロ野球選手の対応は国分にはまともな対応はせず、中居にはファンに対するそれで対応していたように思う。
だが亀梨は違った。本人の野球経験が他のジャニーズより深いのもあったのだろう。彼は必死で野球を勉強し、軽い扱いをするプロ野球選手に食らいついていった。
徐々にプロ野優選手の亀梨に対する反応は変わっていた。いや変えていった。
私はKAT-TUNというグループがあまり好きではなかった。
ジャニーズの癖に不良ぶってるグループ。進学校のヤンキーに似た井の中の蛙感を感じていた。
だがGoingの亀梨でその印象はガラリと変わった。
一番の名シーンは巨人(内海たちだったか)のキャンプ前の自主トレに同行し共に練習を行なったシーンだ。
キャンプイン前の自主トレはファンからすると半分遊びじゃないのと思ってたりする。
それに同行し、彼は無惨にも練習途中で砕け散った。普段ダンストレーニングなどアスリートばりの練習を行なっているであろう亀梨がついていけない姿はプロ野球選手の自主トレの過酷さを何より雄弁に私たちに伝えてくれた。
だからキャンプインが来るたびに私は亀梨和也を思い出す。
彼の野球に向けた真摯な姿勢と共に。
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