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元に戻せない糖化現象|老化の原因として新しく発見された糖化についの解説

皆様、こんにちは!
糖という言葉はよく聞きますが、最近老化の原因として発見された糖化という言葉は馴染みがないかもしれませんが、大事な事なので今回解説します。

まずは糖化の基本を理解していただき、本日から実践できるように糖化予防の方法を持ち帰っていただけると嬉しいです。


糖化とは?原因と身体に与える影響

身体内で糖分とタンパク質が熱によって、AGEという焦げを体内に残す現象です。

ちなみに糖化が進行すると元に戻せないため、予防が重要です。

糖化がもたらす影響:
・肌に源となるタンパク質が硬くなり、ハリがなくなり
・関節の周囲のタンパク質が硬くなり、運動機能の低下や怪我のリスク上昇になる
・高血糖の状態を長く続かせ、糖尿病の原因となる
・代謝機能に異常を与え、太りやすくなる

AGEの発生は、身体内での生成と糖化したものの摂取の2パターンがあります。

糖化予防① 血糖値のコントロールがキー

身体の中でAGEが生成されるのは、血糖値が上昇し、血液中のタンパク質と結びつき、それが体温によって熱せられるためです。
よく血糖値を上げるのは良くないと言われているのは、こういった理由があるためです。

血糖値を上げないために、以下の方法から簡単にできる事から試してみて下さい。

血糖値を上げない方法:
・食事の際、野菜や肉を先に食べて、炭水化物は後で食べる
・甘い食べ物、飲み物を避ける
・適度な運動をして、筋肉をつける

上記がどうして血糖値を抑えることに繋がるのかは、別の記事で解説しております。
🔻高血糖についての記事🔻


糖化予防② 低温調理されたものはAGEが少ない

AGEのもう一つの原因にあたる、AGEの直接摂取。
AGEの量は、何を摂取するのかと、調理方法によって異なります。

元々AGEを多く含むもの:
・加工食品(ベーコン、ソーセージ、スナック菓子など)
・甘い食べ物、飲み物
・タバコ
(食品ではないもので意外だと思いますが、タバコの葉に多くのAGEを含みます)

また調理方法についてですが、高温である程AGEが多く発生します。
例えば、調理方法別に鶏肉のAGE含有量(単位はku)を比較すると、、、

調理方法別の鶏肉AGE含有量(ku)
蒸す  769ku
煮る  957ku
焼く  4,938ku
揚げる 9,722ku
丸焼き 18,520ku

また同じ調理方法でも、熱を加える前にレモンをかけておくことでAGEの発生を減らす事ができます。

現代の日本の環境下では、糖化を抑えることが難しい

いかがでしたでしょうか?
私もそうでしたが、自分の好きな物の多くが糖化の原因と知って、ショックを受けている人が多いと思います。

企業が消費者から商品をリピートしてもらうために依存させ、その手段として甘い物や加工食品などが多く出回るようになりました。
その環境に慣れてしまった後、全くそういったものを摂取しないのは難しいと思います。

今までは糖化の事を知らず、無意識に糖化を進行させてしまっていたかもしれません。
まずは、今回知った事の中から簡単にできることから始めてみてください。
知識の習得と行動・習慣の変化で、現在・将来の健康を守ることができます。

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