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高血糖が最終的に足の切断や失明に繋がる!? 血糖値を理解して、未来を守ろう

皆様、こんにちは!

健康診断で血糖値の結果が悪かった、最近甘い物ばかり食べている、糖尿病のご家族がいるなど、血糖値で悩まされる方は近年多いです。

高血糖とは名前の通り、血液中の糖分が通常よりも多くなることですが、その状態がなぜ悪いのでしょうか?

今回は、高血糖が身体へ与える影響と、血糖値上昇のメカニズムに沿った対策を解説します。


高血糖の脅威

高血糖による影響① 血管を傷つけ、動脈硬化を誘発する

血液中の糖が異常に高くなると、細胞へのエネルギー供給の過程で異常を与え、血管を攻撃し、傷つけます。
それを修復するのに、カサブタのように壁を作りますが、攻撃→修復を繰り返す事で、血管を硬くします。
その結果、動脈硬化に繋がります(高血圧や喫煙など他要因はありますが)

高血糖による影響② 老化の原因、糖化を進行させ、肌のハリ・ツヤを失う

血糖値が上昇し、血液中のタンパク質と結びつき、それが体温によって熱せられる事で身体に焦げを残します。
その状態を糖化と言いますが、これが老化の原因となります。

糖化がもたらす影響:
・肌の源となるタンパク質が硬くなり、ハリがなくなる
・関節の周囲のタンパク質が硬くなり、運動機能の低下や怪我のリスク上昇になる
・代謝機能に異常を与え、肥満になりやすくなる

🔻糖化については、以下をご参照下さい🔻

高血糖による影響③ 足の切断・失明を引き起こす糖尿病

高血糖=糖尿病のイメージが強いと思いますが、糖尿病が最終的に足の切断や失明を引き起こす程、恐ろしいものだとご存知でしょうか?
身体の末端・細い血管ほど、血流が行き届きづらく、エネルギー源不足や血管の損傷を受けた際、早くに影響を受けるため、上記の悲劇を引き起こします。

もう少し納得感を持てるように身体のメカニズムを説明すると、
血糖値が上がると、インスリンというものが分泌されます。
インスリンは、糖を身体のエネルギーに変える、エネルギーを貯めるといった、身体に必要なものに変換しながら、血糖値を下げます。

しかし、長期に渡り高血糖が続き、インスリンの分泌が過剰になる事で、以下の支障を引き起こします。

インスリン過剰分泌による影響:
・インスリンの分泌機能が低下し、分泌量が減る
・インスリンへの反応が鈍くなり、エネルギーとして変換しづらくなる

糖尿病の患者は、上記の症状が特に酷く、高血糖による血管の損傷、エネルギー生成の不足が深刻化し、血管の末端・極細への栄養が行き渡らず、最終的に足の切断、失明となります。

高血糖にならないための対策

高血糖の原因は、飲食による血糖値の上昇と、血糖値を下降させる身体機能の低下

高血糖になるのは、飲食による血糖値上昇と、血糖値を下げる機能低下の2つです。
それを踏まえて、以下2つの対策をご紹介します。

食事で高血糖対策! 食べる順番や食べる物を少し変えるだけ

糖の摂取量が多くならないように、食事面で以下のような工夫ができます。

血糖値を上げない食事:
・糖の吸収を抑えるため、米や麺よりも野菜や肉・魚から摂取する
・白米よりも玄米、雑穀米、麦ごはんを選ぶ
・食化の過程を踏まず、そのまま糖が吸収されるような甘い飲み物を避ける
・急激に血糖値を上げないため、食事の間隔を空けすぎない
・食事の過剰摂取にならないように、よく噛んで食べる

このように普段から血糖値を上げないようにしていれば、非常に怖いインスリン過剰分泌も防ぐ事ができます。

高血糖になりづらい体作り! 筋肉をつけて、糖の行き場を作る

筋肉をつける事で糖を消費する量が増えるため、血糖値を下げる事ができます。
そのため、適度な運動やトレーニングで筋肉量を増やしましょう。
また、運動やトレーニング自体でも糖を消費するので、一石二鳥です。

食事では、血液内に糖を多く出さない、運動では糖を減らすという役割分担です❗




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