従業員を引き止めるには、出すもの出さなきゃ難しい 〜需要と供給、給与額とのバランス〜
こんにちは、零細開業医妻(ゴリゴリな労働者身分)の、カイツマです。
今回は、雇ってよかった受付さんの思い出話を少しばかり。
あの受付Aが辞めた後、すぐに受付・医療事務の求人を出しました。
受付Aの話は、こちら
そこに応募してくれたのが、受付Bさん。
この受付Bさん、保育士免許を持ち、一時、保育所で働いていたが、保育士同士の人間関係や、クレーマー保護者への対応に疲れ、転職を考えていたそうです。
医療事務の仕事をやってみたいとのことで、未経験可の当院に応募したとのこと。(あの頃は、医療事務人気が高かったんだよね〜)
まだまだ患者が多くなかったため、資格なしの未経験でも、当院としては、全く問題ありませんでした。
この受付Bさん、すごい美人でした。
百貨店の受付嬢でもおかしくないほどの美人。
保育士だったからか、子どもの扱いも上手だし、院内掲示にしゃれたPOPなんかも書いてくれたりして、当院のイメージアップに貢献してくれたと思います。
もちろん患者ウケも良い。
看護師Aと同時期に働いていたのですが、看護師Aの所業を知ってか知らずか、
知っていても、人間関係に嫌気がさして前職を辞めた受付Bさんにとっては、さわらぬ神に祟りなしだったのか、
最後まで、看護師Aの本性を知らないまま退職したのか、
今となっては知る由もありませんが、関係は悪くなかったです。
看護師Aの話は、こちら
どちらかといえば、看護師Aを上手に立てていましたね。
立てていなければ、看護師Aによって、受付Bさんも患者の敵に仕立て上げられていたでしょう…賢い方でした。
さて、美人で気が利く受付Bさんが、なぜ退職してしまったか。
それは、美容クリニックに転職したから でした。
美容クリニックは、自費が多く(ほぼ自費ですかね?)単価も高いから、従業員への給与も高いんですよね。
※保険診療…簡単に言うと、疾患の診断・治療(保険証あれば3割負担)
自費診療…保険利用が認められていないもの(予防接種、美容注射など)
病院(医師)が自由に価格を決めていいので、高いところは高い
開業したての当院には、美容クリニック並の給与を、未経験の受付さんに支払う余力がなかったので(看護師Aの給与は割高だし)、引き止めたい気持ちは山々でしたが、まぁ、そりゃあ、仕方ないよね!と思いました。
当院への不満はないし、仕事も楽しかったと言ってくれましたが、美人はやっぱり美容に興味があるんでしょうか。
美しさという武器を、存分に活かせる仕事をしたかったのかもしれませんね。
給与額の問題だけでは、なかったのかもしれません。
美容クリニックが欲しがる程の美貌なので、それはもう、すんなり採用されたようです。
後日、看護師Aが教えてくれました。(我らとの関係悪化前)
数年前の話なので、受付Bさんが、今どうしているかはわかりませんが、
当時は、きっとそのクリニックの広告塔になるような受付さんになっていたのではないかと思います。
受付Bさんに、幸あれ!
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