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不安障害と生きていく(自己紹介補足)

こんにちは。えむです。気づけばもう3月ですね🌸
今回は、突然ですが私が今治療中の病気についてお話させてください。

不安障害とは

私は今、不安障害という心の病気の治療をしています。
不安障害とは、ざっくりいうと日常生活に支障が出るほど強い不安や恐怖を感じてしまう病気のことです。
私の場合は、仕事と将来への漠然とした不安がメインでした。

前職を退職後、転職活動をしてみるものの
スキルも目立った実績もなくやりたいことも特にない。
何の仕事が向いてるの?将来自分はどうなりたいの?
ぐるぐる考え続ける日々。

思い切って転職エージェントの方に相談しますが
やりたいことなんてみんなわからないから、いいなと思える会社があったらすぐ応募して、面接して。とにかく数を打て
そんなありがたいアドバイスを受けたあと
大量に送られてくる求人を眺めていても
いいなと思える会社は1社あるかないか。

「採用されても、またすぐ体調を崩したらどうしよう」
「ついていけるかな」
そう思ったら不安で応募どころではありません。

じゃあ、そもそも、自分の強みってなんだろう。
そう思って自己分析や適性診断をやっても余計迷子に。
求人を眺めて1日が終わることに絶望しながら
ああ、こんなことになるなら学生時代に資格の一つでも取っておけばよかったと後悔しました。

高ぶるアタマを薬で無理やり抑えて眠り
翌日は半日以上求人を眺めてボーっと過ごす。
そんなしんどい状態がずーーっと続き…

ついにはストレスで音にまで過剰に反応するようになり、家の中にいても気が休まらず、外出もままならない、どこにいても過緊張という地獄のような状態にまで悪化。

こんな絶望的な状況が、信頼できる医師との出会いで一変します。

信頼できる医師との出会い

それまで私は、心療内科を転々としていました。
通院歴はかれこれ数年になりますが、どこの病院も薬を出すだけ。初回こそ話を聞いてくださるものの、2回目以降はきまって「薬を変えますので、合わなかったらまた来てください。」

その流れを繰り返すうちに、私の心はすり減っていき
精神科、心療内科というものに不信感を強く抱くようになりました。
「この人たちは、私を治す気があるのか??」
そんな憤りすら感じていました。

なるべく薬に頼らず親身になって話を聞いてくれるような病院ってないの?
うんざりしながら、新たな転院先調べに奮闘し。

調べて調べて調べ尽くして。時は流れ、ようやく。
信頼できる医師のいる病院に転院することが叶いました。

主治医の先生は若い方で、私の拙い話を聞き
「生きづらいねえ」とひとこと。
「でも大丈夫。時間はかかるかもしれないけど気長に治していきましょう」

そんな明るさフランクさに一瞬困惑したものの
今までの先生にはないあたたかな温度感を感じました。
後日受診した際には「不安障害」であると教えてもらい
「ああ、私は病気だったんだ」とここでようやく気づくことになります。

それ以前は、はっきりとした診断を受けたことはなく
自分はうつなのか、発達障害なのか
それとも自律神経失調症なのか
あるいは単なる気質や性格の問題?

原因が分からなかったのもしんどい要因でしたので
自分が病気であるとはっきり伝えてもらったことで
「どおりで何をやってもうまくいかないわけだ…」と。
その時の納得感というか、腑に落ちた感じは強く印象に残っています。

治療方針としては、薬物療法とカウンセリングの2本立て。焦らず、急がず、ゆっくり治療していきましょうという流れに。

・信頼できるお医者さんに出会えたこと
・自分が病気であるとわかったこと
・お薬を安心して服用することができたこと
・お薬が私に合っていたこと
・カウンセリングで定期的に日々の悩みを吐き出せるようになったこと

これらのおかげで少しずつ睡眠が取れるようになり
不安で不安でどうしようもない、そんな状態がみるみるうちに、自分でも驚くほど短期間で改善されていきました。

いま、ここ、現在

あれから数か月。
体調も安定し、ようやく本来の自分を取り戻せるようになってきたと思えるまで症状も落ち着きました。

まだ働けていませんが、それでも。
昨年末から新たに始めたことがいくつかあります。
このnoteも、そうです。
そして、それぞれの経験を通して得られた気づきがたくさんあります。

ぐるぐる思考に囚われて泣いてばかりいた数か月前の自分と比べると、別人級に「成長したなあ」としみじみ思います。ほんとうに。よくここまで成長したよ。

ここまで自分を持ち上げてくださった主治医の先生や
カウンセラーの方には本当に感謝しかありません。
とはいえまだまだ治療途中ですので
引き続きよろしくお願いしますという気持ちで。

新たに始めたことが、蒔いた種が
どんな形であれいつか芽吹いて花が咲きますように。
これからも私らしく生きていく術をゆるりと模索していきます。


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