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30_職場でルールを守らない人への対応方法

皆様こんにちは。
本日もストアカの講座内でいただいた質問にお答えします。いつもご質問ありがとうございます!

【質問】
職場にドライビングとアナリティカルを併せ持った先輩がいます。マイペースにコツコツ仕事をされる点は尊敬していますが、時々職場で決められているルールを守りません。
そして、私はエミアブルのため、先輩に対する不平不満がたまっても口に出すことができません。普段は見ないふりをしようと努めているのですが、どうしても気になり疲れてきました。どう対応したらいいか、アドバイスをお願いします。

 【回答】
ドライビングとアナリティカルの両方を持っている方は、感情表出が低く、必要な仕事を黙々とマイペースに進める力があります。誰の指示を受けなくても自分で考えて行動するのは、これらのタイプの優れた点です。


ドライビングとアナリティカルは感情表出が低いタイプ。

 一方で、「自分がルール」と考える一面も持ち合わせています。これが強く出ると「職場で決められたルールを守らない」ということになってしまいます。それに対して、人間関係で波風を立てたくないエミアブルの方は、言いたいことを我慢して疲れてきますね。

 さて、アドバイスです。

①先輩のタイプについて、アナリティカルがやや強いと思う場合には、文字情報を活用してください。

 ・ミーティングでルールについて確認し、
 その議事録を全員に一斉メールで送る
・職場のルールを貼り出す
・社内報に掲載する

など正しい情報を文字で伝えることを繰り返すと効果があります。口頭で伝えて消えていく情報ではなく、いつも視覚で確認できる文字にすることがポイントです。

②ドライビングがやや強いと思う場合には、その人に判断してもらうように持っていきます。

「今、職場で忘れられがちなルールが2つあります。再度全員で確認・共有したいと思いますが、2つの内どちらを優先したらいいでしょうか?」

 というように、その方自身に決めてもらいましょう。自分で選んだこと、判断したことは「私が決めた」と捉えて守ります。この、「どちらを優先したらいいか」という問いをタイミングをみて投げかけることを続けてみてください。自分で判断することが好きなドライビングは、その判断に責任を持つようになります。


エミアブルの方にとっては、職場のルールを守らない人がいること自体、信じられないと思いますが、そもそもルールに対する考え方がタイプにより異なります。
「違うから腹が立つ」「信じられない!」
と感情で対応したり、排除したりすることなく、
一度「そういう人もいるか」と受け止めてみましょう。

 多かれ少なかれ、自分と相手は違います。
それを理解し受け止めることから、人間関係構築が始まるのではないでしょうか。違いを理解した上でアプローチ方法を工夫することで、ストレスなく「ルールを守る職場づくり」を進めていっていただけたらうれしいです。

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