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42_気の強い部下と信頼関係を築くためのヒント

皆さま、こんにちは。
今日から11月。今年もあと2ヶ月になりました。忙しい時期ですが、無理をしすぎず頑張っていきましょう。
それでは、本日もストアカの講座内で受講者様からいただいたご質問にお答えいたします!どうぞお付き合いください。

【質問】
私はエミアブルです。職場での調和を何より大切にしています。
最近異動してきた部下はドライビング。スピード感のある仕事ぶりで頼りになりますが、折に触れて、周りを寄せ付けない気の強さが出るため、指導方法に悩むことがあります。

また、最近は担当のプロジェクトが上手く進まず落ち込んでいる様子なのですが、周りを寄せ付けないオーラを出していて話しかけにくいです。
どうしたらいいでしょうか?

【回答】
ご質問ありがとうございます。ドライビングの部下とのコミュニケーションについてのお悩みですね。
ドライビングの上司とのコミュニケーションに悩んでいるというご質問は多いのですが、自己主張の強いドライビングの部下も時には指導の難しさを感じられる方もいらっしゃると思います。

ドライビングはもともと感情表現が低め。冷静に見えることが多いかもしれません。ただ、気をつけないといけないのは「低め」なだけで感情が「ない」訳ではありません。当然ですが、ドライビングも落ち込むこともあります。

ドライビングは自己主張は強いですが、感情表出が低いタイプです。

プロジェクトが上手く進んでいない場合、感情を閉じ込めてしまうドライビングは、周りとの関係性をシャットダウンして自分の世界に閉じこもることも。そうなると、本当に話しかけにくいと思います。でも周りへの影響もあるので、ほっとくことはできないですね。

どうしたらいいのか、考えてみましょう。

まずは、「あなたのことを気にしています」ということをストレートに短い言葉で伝えてください。そして、「自分の力で解決したいか」を確認しましょう。

ドライビングは、人のアドバイスやサポートをすぐに欲しいと言うケースは少なく、自力での解決を模索する場合が多いため、まずはその点について意思を確認します。
ポイントは、本人の言葉で意思表示をしてもらうこと。自分が意思表示したことは、責任を持って完遂しようとするドライビングの長所を上手く活かすことができます。

  ①自力で解決したいという答えの場合は、
「どのくらいほっといてほしいか」聞きましょう。1時間、あるいは1週間など答えが返ってきますので、その時間は遠くから観ているだけで大丈夫。本人が口にした時間になった時に「1時間経ったよ」と声をかけると、「あ、分かりました」と勝手に復活してきます。

ドライビングは、解決のプロセスも周りと共有したいとは考えませんので、それを根掘り葉掘り聞かないこと。何もなかったかのように、いつもの業務に戻ってください。

②もし何らかのサポートが欲しいという答えの場合は、
「必要なサポートを3つ挙げるとしたら何か」を聞いてみてください。
ドライビングが自分の中にあるリソース(解決のための資源)と不足しているリソースを探し始めます。自己主張と自己肯定感の強いタイプなので、不足しているリソースを探し当てたら、そこから他人に頼るのではなく自力で何とかできないか大きく課題解決に向かう思考回路に入ります。

そして最終的には、自力解決をします。その力を信じて遠くから見守ること。

  •  ポイントで1回だけ問いかけをすること

  • アドバイスや評価をしないこと。

 そのような点に注意して対応してみてください。

そして落ち着いた時に、周りとの関係性をシャットダウンすることで職場の雰囲気が大きく変わることに気づいていたか、問いかけをしてください。

「あなたの態度で皆が困った」とか「その態度は改善しなさい」といった指示命令に捉えられる言い方ではなく、あくまで本人に自力で振り返りをさせることがドライビングとコミュニケーションを取る際のポイント。

「あなたには何を改善すればいいか判断する力があると思います」と考えさせること。ドライビングの部下を持った時には、上司として問いかける力が問われると考え、日頃から良い問いかけを皆さまの中にストックしておきましょう。

皆様の職場でも使ってみてくださいね!

【お知らせ】
いつもストアカの講座内でいただいたご質問にお答えしていますが、noteでもご質問を募集いたします!皆さまが職場で悩んでいること、もっとうまく対応できればと思うことなど、お気軽にお知らせください。

皆さまからのご質問をお待ちしております!


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