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活字ラジオ 2023年9月

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2023年9月分の活字ラジオです。
記事は1本100円なので、月単位で読んでいただくほうがお得だと思います。
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記事一覧

歩きながら考える

僕は昔から方向音痴なところがあって。方向音痴な人の特徴の一つが、「行けばなんとかなるだろ…

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岩井圭也
1年前
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地名で声をかけられる

先日娘と歩いていたら、路上で見知らぬ高齢の男性にいきなり話しかけられまして。 「○○にお…

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岩井圭也
1年前
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「軽くて短い」よりも「重くて長い」?

先日、幻冬舎plusに書いたエッセイがいつもよりかなり読まれているということで。こちらの記事…

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岩井圭也
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「形がない」という悩み

最近はほとんど見れていないんですけど、10年くらい前は結構大相撲を見てまして。その時の名残…

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岩井圭也
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フィクションにおける「引用」の効果

今日は引用についてお話ししようと思っております。小説作品の中で、現実に存在する文章を引用…

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岩井圭也
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初めてボクシングを観戦して

先日初めて、生でボクシング観戦をする機会がありまして。後楽園ホールだったんですけれども。…

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岩井圭也
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ルビの使い方について

小説を書くときに気を使う要素の一つに「ルビ」があるんですね。難読熟語の時に振るというのはもちろんなんですが、僕は結構ルビを使った文体作りというのもやります。 一番特徴的なのは『水よ踊れ』という小説で、これは返還前後の香港を舞台にした小説なんですけれども。香港は繁体字の文化なんですね。なので、固有名詞は基本的に繁体字です。カイタック空港であれば「啟德機場」とか。そして、当時の香港はイギリスから中国に移り変わる時期なんですけど、特徴的な文化として読みの部分はかなり英語が使われて

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締め切りの「魔力」

一応、作家を5年やってきて締め切りを破ったことは今まで一度もないんですが、一度だけ危うか…

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岩井圭也
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創作者と「ヴィジョンの蓄積」

先日、横尾忠則の対話集を読んでいたら、草間彌生との対談が掲載されていまして。そこで草間さ…

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岩井圭也
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創作物と広告の関係

こちらの吉本ばななさんのインタビューで、こういう一節がありまして。 振り返ってみると、身…

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岩井圭也
1年前
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コミュニケーションとしての創作

『空が青いから白をえらんだのです』(新潮文庫)という本があるんですけれども。この本には『…

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岩井圭也
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自分を中心に置く

先日、イベントでご一緒したphaさんの著書にこういうくだりがありまして。 すごく分かりやす…

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岩井圭也
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「マサルさん」はすごいよ‼

大好きな漫画の1つに「セクシーコマンドー外伝 すごいよ‼マサルさん」というのがあるんです…

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岩井圭也
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「情報がありすぎる」ゆえの創作意欲

今更僕が言うまでもないんですけれど、現代社会にはものすごくたくさんの情報があって、漫画にしろ動画にしろゲームにしろ小説にしろ、到底摂取しきれないくらいの量が溢れています。こういう前提の中で、多くの人が自分の好きな作品だったり、面白いと思えるエンタメを見つけることにすごく苦労していて。だからこそ、レコメンド機能が発達したり、広告産業が盛んになるんだと思うんですけど。 でもそういう時代だからこそ、僕は自分で創作することがすごく大事なのかなと思っていて。創作は小説とか文芸に限らず

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