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歩きながら考える

僕は昔から方向音痴なところがあって。方向音痴な人の特徴の一つが、「行けばなんとかなるだろう」って思っちゃうところだと思うんですよね。「なんとなくこっちっぽいから、まあ後はこっちに行って風景を見ながら考えよう」みたいなことを思ってそちら側へ行くと、案の定わからなくなって迷ってしまう、というのが道に迷う時の1つのパターンですね。

この癖は30代後半になった今でも治ってなくて。ちょくちょく、なんとかなるだろうと思った挙句よくわからない方向に行ってしまうことがあります。今まで、この方向音痴癖に感謝したこと一度もないんですけれども、実は小説を執筆している時においてもこの方向音痴が出ていて、しかも執筆においては必ずしも悪いことでもないのかな、という風に最近は考え始めています。

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