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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(25)新居宿→二川宿
こんにちは。ぽん太です。今回ようやく静岡県を抜け、愛知県に入りました。静岡県を歩き切るのに2週間もかかった計算になります。
旅日記
2023年6月13日。夏に入る前に静岡県を踏破したかったので、梅雨の合間を見計らって前日に決行決定。
昨日まで長雨が続いていたが、新幹線も静岡に入ると快晴になり、こころはずむ。10時前JR新居町駅に到着。駅前のコンビニでサンドイッチを調達し、10:10出発。
前回訪れた新居関所跡を過ぎると、飯田本陣跡がある。当時小浜・桑名・岸和田藩など70家が利用した由緒ある本陣のようだ。
しばらく歩くと松並木が続く浜名旧街道に出る。なかなかよい道だ。今日は晴れたのはよいが、蒸し暑くすぐのどが渇く。
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松並木が途切れたら、古民家が現れ、なかなか趣深い。それもそのはず、かつて白須賀宿があったところのようだ。白須賀宿は1707年(宝永4年)の大地震で壊滅し、潮見坂を越えた内陸部の地に移ったとのこと。たしか、吉原宿も同様に2回ほど内陸部に引っ越ししていた(下記参照)ことを思い出す。
11:45潮見ビーチで小休止。太平洋に直接面している遠州灘は、波が高く白波がすごい。津波が来ると、ひとたまりもないことが実感できる。
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潮見ビーチからは北上し、潮見坂という坂を上る。名前にある通り、海を眺望できる坂だ。上方から来た旅人にとっては、初めて太平洋をみることができた場所として数々の詩や歌に残されている。安藤広重の絵にも出てくる。
12:15おんやど白須賀という白須賀宿の歴史施設に到着。外は暑いので、ここで昼食をとらせてもらう(ちなみに飲食できる施設はないので、昼食は持参必要)。
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12:40出発。白須賀宿に入る。本陣跡を通過し、「火防(ひぶせ)の槇」とある看板を発見。この辺は遠州灘からの西風が強く火災が起こると燃え広がるため、防火のためマキの木が多数植えられていたが、今はこの木と向かいの1本しか残されていないとある。
そういえば、富士川の岩淵集落や、浜松一帯もマキの木が民家の生垣として使用されていたのを見てきたが、単に防風のためだけでなく、防火の役割もあったのかと腑に落ちた。
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白須賀宿を過ぎ、13:20愛知県(豊橋市)との県境に到着。長かった静岡県ともおさらばだ。昨年5月に箱根で静岡県に入って14日ほど静岡県を歩いていたことになる。少し寂しい気もするが、先に進まねば。
その後1号線に合流し、大型トラックがビュンビュン通り過ぎる中、しばらく歩く。しかし、6月とはいえ、気温は30℃を超え、アスファルトからの放射熱が体にこたえ、相当きつい。途中コンビニで小休止をとりながら、ようやく15時前、33番目の宿二川宿に入る。
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二川宿は、古民家が多く残されており、町全体がまだ宿場町の雰囲気を残す貴重な町だ。特に「駒屋」という商家は1691年から二川で商売を営む有力者だったようだ。このレトロ感はたまらない。
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今日の目玉は二川宿本陣資料館だ。現存していた建物を修復・復元し、総建坪233坪もある巨大な本陣跡だ。休養もかねてじっくり見学(15:10-15:50)。敷地には旅籠の清明屋も保存されている。
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16:05JR二川駅に到着。本当は豊橋まで行きたかったのだが、暑さでバテバテのため、今夜は豊橋に泊まってまた明日ここまで戻って歩くことに。夏にアスファルトを歩くもんではないな。今日は冷たい酎ハイがうまい!
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記録
総歩数:29,567歩
実際に歩いた距離:17.7km
訪れた宿場:白須賀宿・二川宿
宿泊:ホテルルートイン豊橋駅前
本日の行程
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広重の絵
白須賀宿
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汐見坂(潮見坂)を大名行列が整然と登っていく。沖合には、網干や小さな漁舟がみえる。遠方には白帆の舟も行き交っている。現在もそれほど変わらない風景である。
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二川宿
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猿ケ馬場は小松の生い茂る丘陵地帯で、名物柏餅を売る茶屋がある。三味線を背負った3人の女芸人が茶屋に向かっている。
(参考)
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