見出し画像

中華の日々⑳(/最終) 東の男、一時帰国を果たす

2024年の2月のある日、突然Noteへのアクセスが不可能になった。
更新はいうまでもなく閲覧も不可能という、文字通りの遮断だった。
それでいて(まさか)という思いもちっともせず、そのような、当局のやり口に慣れ切った自分自身が驚きといえば驚きといえた。
などと書くと冷笑的なようだが、もちろん私はそんな利口ぶったド低能の類は大嫌いだ。
だから思った。

ああ、これはアカンな

その後だったか、捕まった【いただき女子のりりちゃん】が私と日本の友人との間で熱い話題となり、その友人から「りりちゃんの獄中日記がXのアカウント『りりちゃんはごくちゅうです』にて公開されている」という熱い報告を受けた。そして深圳の私はむろんXを見ることもできなかった。
それで思った。

しんちゃんはごくちゅうです

それ以外にも思うところはもちろん多々あるが、すべてが過去に属するようになってから記そうと思う。
なぜか?
ごくちゅうだからだ。

冒頭に記したように、今は一時帰国を果たして日本にいる。
すべてを記すのはだつごくしてからだが、とりあえず現在はそんな感じだ。

なお、私は事務作業や手続きが大変苦手で嫌いだ。
それは日本でも変わらないのだが——
調べ物はいうまでもなく、パソコンでの手続きなどが、ごくちゅうとは比較にならないレベルで楽だ(言葉の問題が大きいのは間違いないにしても)。
そして思った。

ごくちゅうってすごい。じゆうってすごい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?