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私の今までのビジネス実績とポートフォリオを紹介していこう。あとは原体験も語っていこう。

このテーマでnoteを書こうと思った時に、私の価値提供ってなんだろうと改めて考えてみたんですよね。

たぶんビジネス立ち上げる時期の最初の実績。1とか5とか10 とか欲しい段階のノウハウやスキルを持っているんだろうなあと自己分析しています。ここには社内プロジェクトを立ち上げるケースなんかも含まれますね。

それで、事業開発(Bizdev)、B2Bマーケティング設計、インサイドセールス構築、このあたりに私の価値提供領域があります。

起業してからビジネス歴10年。そのバックボーンが何かというのを説明しておきたいな。と思っています。

では早速、私の今までのビジネスの実績です。

【事業1】飲食店予約代行サービス「予約マーケット」founder

これは、10年前に起業した時のメディアプロダクトでビジネスモデルから少しご説明していきますね。

ビジネスモデル:登場プレイヤーは会員、飲食店、運営本部の3つ。会員はWebサイトを通じて、無料で登録している飲食店の宴会予約ができる。予約金額の一部が会員にポイントとして発行されて運営本部からキャッシュバックされる仕組み。

飲食店は無料でWebサイトに掲載できる。マッチング機能もあり、例えば今週の金曜日20人で宴会したいという会員がいると、登録店の中でスケジュールの都合が良い飲食店を選ぶ事ができる。

というものです!

(店頭カウンターでポイントのキャッシュバックを直接受けられる)

やったこと:ビジネスモデル構築、銀行からの借入2回、助成金の資金調達、Webサイトと会員管理システム開発、6ヶ月で飲食店100店舗近くと提携、3000名超の会員獲得。1年もたずサービスクローズ。

自分ですごいと思う事:ビジネスもWebも素人、飲食店とのコネクションもゼロ。その状態からオール自分で資金調達、Webシステム、事業構築をやった行動力。そして1年もたずにサービスクローズをさせたセンスのなさ。

なんでダメだったか:飲食店を開拓しても、会員獲得しても売り上げにならず、予約が成立した時にはじめて売上になる。キャッシュポイントが遠すぎるのと、収益源が狭く小さかった。結果的にすぐ軍資金が底をついてしまった。

どうすべきだったか:上記のように採算よりもマーケットを制圧しにいくやり方は、大型の資金調達を行うエクイティ型の事業モデル。そうではなくキャッシュフロー重視のデット型の事業モデルで考えるべきだった。例えば飲食店からも登録料をもらう。営業をしたら最低限の売り上げが立つ。シンプルに労働対価でキャッシュポイントがあるビジネスモデルも組み込むべきだった。

実績:失敗と借金とトレードオフで、たくさんノウハウを得る事ができた。

この経験から今できる事としては、これから商売をやろうという人に、”失敗の確率を減らす・失敗の選択肢を選ばないような提案・デッド系起業のノウハウ提供”ができると思いますね。
ファイナンス含む、起業や商売のノウハウは身につきました。なのでマーケティングも部分最適というよりは、経営視点の全体最適で考えた設計ができますね。

【事業2】地域特化グルーポン系サービス「さっぽん」の展開

やったこと1: 着手1ヶ月で売上1500%超、クーポンの販売数を月1程度から2日に1回発行までルーティーン化。1ヶ月の取引ディール数を10倍以上に。

やったこと2:飲食店などの店舗営業のノウハウの提供。営業リソースは新卒社員と私だけ。かつ上記のように2日に1回は共同購入クーポンを発行しなければいけないという状態でしたので、新卒社員を営業即戦力としてワークできる仕組みを構築しました。これは今のインサイドセールスの概念に近くて、アポイントと商談の分業制のようなやり方ですね。

この経験から今できる事としては、営業が得意でない。もしくはそもそもやった事がないような会社への営業手法のレクチャー。新卒社員でも売れる営業スキルに頼らないチーム営業体制の構築。などでしょうかね。

やったこと3: 予約マーケット事業の顧客へのリサイクル営業の実施や、PR施策のトレース。事業推進全般の効率を最大化。予約マーケット事業の失敗事例をすべてかわして、成功事例をすべて真似して最短で事業を推進しました。

例えばPR施策例:クーポン共同購入サイト「さっポン」が100円ランチウィーク開催! ~札幌市内飲食店5店舗との合同キャンペーン~
12月4日(土)~8日(水)、店舗日替わり計250食の100円ランチクーポン販売

PRの仕組みと目的:下記の原体験で書いてますが、私が元々、テレビマンでしたのでディレクターや記者がどんなネタがあれば番組で取り上げやすいか把握してました。なので設計としては、施策をフックにマスメディアに取り上げてもらって、広告効果を出す仕組みですね。プレスリリース費用など10万円くらいの予算での施策実施でした。これ予約マーケット事業で一度やっていてめちゃ効果出たんですよね。それでもう一回施策フレームをそのままトレース(真似/転用)しました。

この結果はどうだったかな。たしか、テレビ枠で取り上げてもらって、放送合計尺が10分くらい。新聞にも取り上げてもらった気がします。で、この施策でメディアの会員数も1000人くらいは増えたと思います。

計算すると会員獲得単価は100円で、それとは別にメディアを認知してもらう広告効果も出ているので、かなりコスパの出た成功施策です。

2011年とかはグルーポン系サービスめちゃ乱立していたんですが、そんなこんなで札幌地区のローカルサービスとしてはシェア2番手にポジションをつけることができましたね。

この経験から今できる事としては、PR、マーケティング、営業とそれぞれにノウハウがあるので、組み合わせた一気通貫の事業設計ができることでしょうかね。あとは成功事例のやり方を転用した施策のトレースは今でも得意です。

【事業3】MEO事業

これはGoogle マップ最適施策の事業で飲食店や美容室など2C向けの集客に効果を発揮します。スマホで検索するとMAP情報が上部にきますよね。そこで上位表示させる施策です。これは1人のソロ活動で営業してました。

やったこと: 予約マーケット、さっぽんの時に営業した見込み顧客、顧客への完全なリサイクル営業の実施です。1ヶ月で10店舗くらい契約しました。

これの着目点:ただの人脈営業っぽくてその通りなんですが、これの大事なところはデータベース営業という点ですね。今のリードナーチャリングの概念に近くて、顧客と見込み顧客のニーズを熟知していたので、集客課題があるところに無駄打ちなく営業できたんですよね。

私の場合、特に営業力があるタイプではないので、こういうデータとか、PRとか、マーケティングとかで実力を補完しながら売る仕組みをつくっています。これは今でも同じですね。

この経験から今できる事は、データベース営業の最大化と活用方法の提案ですかね。この考え方はB2Bマーケティングの肝。今はもっと強化されてリードナーチャリングのプロ。国内トップクラスのノウハウが提供できると思っています。

【事業4】美容室向けのCRMツール「絆」の展開**

これは、今のクラウドサービスサスケのプラットフォームを利用した美容室向けのCRMツールですね。

やったこと1:これは事業をつくるところから、売るところまで全てやりました。ジョイント期間は開発期間入れると5ヶ月くらいですかね。

やったこと2:企画書の空想段階からテスト営業を実施。プロダクトの仕様に関するフィードバックと、開発後の売り先を同時に確保。

やったこと3:営業3ヶ月で20店舗ほどの美容室に導入してもらいました。営業リソースは新卒社員1名、中途社員1名、私の3名体制。営業スキルに頼らないチームで売る仕組みを構築。

この経験から今できる事は、プロダクトの設計から市場調査、マーケティング、営業までの同時進行と交通整理ですかね。新規事業の立ち上げができますね。

今残っている事業は残念ながらありませんが、ここまで紹介したような小型プロジェクトを立ち上げて軌道にのせての繰り返しを2009年から2012年くらいまでの大体2年半くらいの期間でやってます。

事業の立ち上げから軌道にのせるまでまあまあのスピード感ですね。

【事業5】クラウドサービスサスケ事業の立ち上げ**

で、この領域が一番長くなってしまいましたね。2012年からなんだかんだずっとやっています。B2Bマーケティング領域の仕事ですね。

あなたの働くを変える「クラウドサービスサスケ」

やったこと1:導入企業が数社の状態からビジデブを担当。今は有償アカウントの企業数で250社弱、総発行アカウントで1万弱、無償アカウントまで含めると1500社以上の導入社数になっています。2012年から比較するとARR(システムの年間利用料)は40倍以上を計上しています。

やったこと2:ブランディングからマーケティング、営業、CSまでの仕組みを構築。

この経験からできる事は、事業開発(Bizdev)、B2Bマーケティング設計、インサイドセールスの体制構築、この辺りができますね。ツールも提供できるし、ノウハウも提供できるし、今は色んな武器を提供できます。

サスケツールの提供だけではなく、この辺のノウハウを転用できる私のコンサルティングサービスも商品化しています!

そもそもツールの前に、マーケティング全般とかインサイドセールスをどうやっていったらいいの?みたいなフェーズでお役立ちさせてもらってますね。

売上数字とか全体責任を現在進行形でもっている現役のCOOが、スポット的に顧問として他の企業に入る例ってあまりないみたいで、現役だからこそ入ってくるタイムリーなノウハウや情報を転用できるところに、希少価値があるんだろうなあと思っています。顧問というと引退した偉い人のイメージありますもんね。

サスケ事業とかB2Bマーケティング周りは、都度触れている内容なので今回は割愛します!主にマーケティング周りで色々やっているので、レポートもまとめているものを紹介しておきますね!お時間あればぜひ読んでみてください!

ブランディング系のイベント効果を実例をもとにまとめてみた

展示会に出展して5〜6年後の費用対効果とか案件の状況は一体どうなっているのか?解説しよう。

【追加公開】前作が評判だったので、2014-2017で出展した、さらに6つの展示会の費用対効果を全公開。

サブスクリプションとか、Saasとか、クラウドとかその辺のビジネス歴8年の私が、ザクっとその辺の全てを教えよう。

コロナショックの今、なぜB2Bでリードナーチャリングに注目が集まっているのか?4000文字プレゼンレベルで本気で説明していく。

私の原体験も今回はご紹介しよう

私の出身は北海道です。高校生の修学旅行まで北海道を出た事がなかった正真正銘の田舎者です。で、特にお金持ちという家柄でもなく一般家庭で育ちました。

で、高校大学と体育会系で、バドミントンをやってました。

高校生の時はスポーツ特待生でお金がかかっていなかったり、割とガチでやってました。当時はプロになりたかったです。というかそれしか考えてなかったですね。北北海道というブロックで準優勝が最終的な結果でした。団体も個人もあと1つ勝てばインターハイに出れたので、悔しかったという今では良い思い出です。

大学生の時は遊びを覚えたのと、同じような高いレベルの人達の中で抜きん出る事ができなくてふてくされてしまったのもあって、中途半端な感じで競技をやめてしまいましたね。皮肉なものでインカレには出場していますが、他のメンバーの力で連れて行ってもらいましたので、ほぼ実力貢献できていないという。まあこれが挫折なんですかね。

で、大学4年生の途中で上京して、

(留学を積極的に推進するような卒論がない大学だったので、そのまま卒業式にも出ることなく大学を卒業しました)

テレビ番組の制作会社でADのバイトをはじめまして、そのまま社員になり、みたいな流れで、社会人としてのキャリアをスタートさせました。なので就職活動もしたことがありません。サラリーマンのほとんどはテレビ制作の仕事をしていました。

番組としてはTVチャンピオンとかぴったんこカンカンとか。あとは地方局の番組のディレクターとかですね。それを27歳くらいまでやって、その後、起業するためには営業だろ。みたいなノリで1年間損害保険の営業マンをやって、起業って感じです。

起業の経緯は、こちらでまとめていますので、ご興味あれば読んでみてください!

「起業時をふりかえってみる」

社会人になってからの勝敗を色々分析すると

・高校生の時は、競技で結果がそこそこ出たので勝ち!

・大学生の時は、自分に負けたので負け!

・テレビ番組の制作はセンスあったし、天才だと思っていたし、周囲の評価も高かったので勝ち!

・損害保険の営業は、売れず。数字あまり出せず。みたいな感じで終わっちゃったので負け!

・起業時のプロダクトは瞬殺で退場になったので負け!

・その後、上記のようないろんな事業への関わりで結果が少しずつ出せるようになったのと、借金の返済も終わったし、なんだかんだ生きているので勝ち!

・サスケ事業も理想の推移は出せていないけど、会社のメイン事業として正常に運営できているので勝ち!

・サスケ事業は、私の単独意向というよりも、やり方含めて会社のみんなにも色々考えてもらって頑張っています。事業そのものの成功とかよりも、事業に愛情を持って、みんなでシェアして進めていけるのはとても価値があるんだろうなあと思ってます。この考え方に行き着いたので勝ち!

基本的な考え方として全部勝負してるから、勝ち負けがあるのが大前提なんですよね。それが当然だと思っているので、負けても次に活かせばいいやくらいな感じであまり気にしていません。というよりノウハウ観点でいうと、負けからのほうがたくさん得られますよね。

なので、頭が悪いので、あんまり挫折を挫折とかあんまり思ってない。

大事なのは何がダメで、何が良かったのか。これはきちんと振り返る事。特に失敗したことは大体明確な理由があって、失敗は再現性があるので、何でダメだったのかをきちんとまとめておくと逆に再現されなくできます。

成功の黄金律を渡す事はできなくても、失敗の選択肢を選ばないように、失敗する可能性を減らす事はできますよね。それだけでも価値になるんだよなあと最近は感じています。

クリティカルに負けなければ、次のチャンスがあるからそこに張ればいいんですよね。こういった原体験と今までの事業経験をエビデンスに、新しい仕事にどんどんチャレンジさせてもらっているというのが私の現状です。

以上が、私の自己紹介。そして自分の実力と勘違いしてしまう私の「錯覚資産」の報告でした!おわり!

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