身体管理学協会ニュース【2024年4月15日発行】
身体を正しく管理できる人を日本中に増やそう!/日本身体管理学協会事務局
◉今週のごあいさつ
本noteをご覧くださりありがとうございます。
今回は以下の内容でお届けいたします。
・身体管理指導士®養成講座について
・内科系身体管理の視点
・編集後記
◉身体管理指導士®養成講座
3月まで行っておりました養成講座の整理を進めています。
認定試験も終わり、受験者の皆様には順次結果をお知らせしています。
また、同時に認定証やご登録に関する手続きを進めております。
次回の一般向け養成講座は、もうしばらくお待ちください。
ご希望の方はこちらからお問い合わせください。
◉内科系身体管理の視点
【第48回:「心臓が働く仕組み」】
こんにちは、神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。
今回は心臓が動く仕組みを簡単に見ていきたいと思います。
急ぎ足で歩いたり、小走りをしたり、階段を上がったり下りたり、運動をしたり・・・といったように少し体に負荷がかかると、心臓がドキドキすることを経験したことがあると思います。
この一見当たり前のことは、とても緻密にコントロールされた体の反応でもあります。
「心臓のドキドキ」は、自分の意思でコントロールすることが出来ません。
なぜなら自律神経によって調節されており、神経が体の各状況を感じ取って調節されているからです。
そのため、例えば運動を終えてしばらくの休憩を取ることで運動中に起こった「心臓のドキドキ」は収まっていきます。
心臓は常にその時々の体の状況に合わせて働いています。
心臓のドキドキは、心臓の拍動(心拍)です。この心臓の拍動する回数を一定時間内で測ったものを心拍数と言い、通常は1分間の回数を指します。
心臓の拍動は前述の通り自律神経によって調整されています。
「心臓は電気信号が伝わることによって動いている」というのはご存知の方も多いことでしょう。
この電気信号を作り出し、伝えるルートが心臓にはあります。
これを刺激伝導系と言います。
右心房と上大静脈(全身から戻ってきた血液を心臓に送る)との境目の部分に、「洞結節」というところがあり、ここで心臓を動かすための電気信号が発生します。
発生した電気信号は、房室結節、ヒス束というところを通り、プルキンエ線維という心室に電気信号を伝えて心室の収縮を起こし、結果として全身に血液が送られるようになります。
これが1回1回の拍動で起こっていると考えると、人間の体は本当に不思議がいっぱいです。
心臓の働き方を理解することで、運動指導における質を高めることにつなげることが可能です。
心臓は生命活動を司るとても大切な臓器の一つです。
理解を進めることで事故のリスクを減らし、より良い貢献につなげていけると良いですね。
◉編集後記
新年度も半月が過ぎました。(あっという間!汗)
新しいチャレンジの一歩を踏み出した方、これまでに加えてさらに一歩を踏み出した方、それぞれの道があると思います。
どんな道を進んでいくとしても大事なことは
「相手の方に貢献できる自分」と「それを成果につなげることができること」です。
ここで言う相手の方というのは、クライアントさん(お客様)という部分もありますが、もう少し視点を拡げて考えてみると「関係する方々」ということが出来ると思います。
相手の方が実現したい姿に貢献できる自分自身であること。
相手の方に何かしらの貢献をしようと思ったら、スキル的なことはもちろんですが、気持ち(メンタリティ)の部分でもより良くあることが欠かせません。
その実現のために日々の学びや実践があります。
本講座がその一助になれば幸いです。