それは『対話』なのか?『会話』なのか?
こんにちは。
日本身体管理学協会事務局の新美です。
本日もnoteをご覧いただきありがとうございます。
先日参加させていただいたセミナーでは
『会話』と『対話』の違いについて語られた部分がありました。
それ自体は本セミナーの主題ではありませんでしたが、
この違いについて詳しくお話しされていて、
それが私にとっては非常に学びがありましたので、
こちらで少し書かせていただければと思います。
まずは、そもそも「なぜ、(私たちは)メッセージが伝わらないのか?」
という点において、
その答えの一つが「会話と対話」の違いを理解していないことが原因であるということでした。
私たちは、常に何かしらのメッセージを相手に伝えて暮らしています。
特に仕事であれば、同僚や上司、部下、もしくはお客さまなどへ
さまざまことを日々伝える必要があります。
例えば、その対象がお客さまであれば、
メッセージが伝わらないということは、
自分たちの商品やサービスが売れないということにも繋がり、
これは大変致命的な問題です。
そしてこれを解消するための前提となる考えが
「会話と対話の違いを理解すること」であるということです。
では実際にそのセミナーでは
この違いをどのように理解されていたかというと
会話=「お互いの細かい事情や来歴を知ったもの同士が」合意形成に重きを置くもの
対話=「異なる価値観のすり合わせ、差異から主発した」コミュニケーションの往復に重きを置くもの
であるということでした。
つまり、メッセージが伝わらないほとんどの理由は
『対話』ができていないことによるものということになるかと思います。
ものすごく具体的な例を挙げるとすれば、
私は日頃、整体院で新規のお客さまと接する機会がありますが、
この時に上記のような対話がない、もしくは少なければ
お客さまが次回以降当院に来院される可能性は
極めて下がってしまうということです。
整体院などでよく起こる、対話が少なくなる原因としては
主に2つあると考えられ、
そもそも対話をせずに、すぐに施術をしてしまうパターンと
もう一つは自分が話したいことだけを話してしまうパターンです。
そうではなく、相手が望むことを聞き出しながら
「価値観をすり合わせる」ことに重きを置いた対話(カウンセリング)
ができることが求められるかと思います。
トレーナーであれば
日頃のお客さまや選手、コーチなどとのコミュニケーションが
対話ではなく、単なる会話になっていないか、
そんなことを改めて考えさせられるセミナー内容でした。
発行元
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一般社団法人日本身体管理学協会
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