身体管理学協会ニュース(2023年7月16日発行)

◉今週のごあいさつ

気温、湿度共に高い日が続いています。

普段、少し高齢な方の指導を担当させていただくことが多いので、熱中症により注意を払う季節でもあります。

こんななかでも「なんか今日はちょっと寒いわね・・」なんて仰る方もいて、感じ方の違いの不思議を考えていたところです。

水分補給、ご自身はもちろんのことクライアントさんにもしっかりと促して暑い夏を元気に乗り切っていきましょう。

◉2023年5月期の身体管理指導士®養成講座
オンライン講座の配信中!

5月末にスタートした養成講座ですが、7月16日現在で最後の講座がオンラインで配信が終わりを迎えています。

オンライン講座は、その気になればインターネットにつながる環境であれば場所はどこでも学ぶことが出来ます。

カフェでも、ファミレスでも、コワーキングスペースでも、もちろんご自宅でも。

ご自身が集中できる環境で取り組むことが出来るので、学びの効率が高まるメリットがあります。

分からないところは何度も見返すことが出来ますので、学びながら復習をすることもできます。

集合形式での講座はもちろんその即興性やライブ感を含め、その場にいないと得ることが出来ない価値があり、それはそれでとても素晴らしいことだと思います。

そのどちらも活用しながら、身体管理指導士養成講座の受講は進んでいきます。

この後はスポーツテーピングの実技講座があり、受講者の皆様は認定試験に向かいます。

講座の終わりも見えてきました。

あと少し、頑張っていきましょう!

◉神谷教授の内科系身体管理の視点
【第30回:「自律神経」】


こんにちは、理事の神谷です。

このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。

前回は末梢神経全体のお話をしました。

今回は少し掘り下げて自律神経のお話です。

前回も少しお話をしましたが、自律神経は元気に生きるうえで大切な役割を果たしています。

今、このnoteをお読みいただいているその瞬間にも、自律神経は働いています。

記事を読みながら無意識のうちに息を吸って―・・吐いてー・・肺に空気が出たり入ったり。

酸素を取り込み肺で血液に渡し全身に行きわたらせ、二酸化炭素を回収して帰ってきて吐き出します。

体を動かし、その量や強度を上げれば心拍数は勝手に増加し、全身に血液を行きわたらせます。反対に運動を終え、全身の酸素需要が落ち着くと自然と心拍数は安静時に近づいていきます。

運動をした際に発汗し、体に発生した熱を放散します。

他にも緊張や興奮、リラックスなどにより体の各機能を自動的に調整してくれています。

これは私たちが意識下で(随意で)行っているわけでは無く、ある意味オートマチックに(不随意に)その時々に合うように行われています。

とても不思議ですが、とても精緻にできていて、人間が元気に生きるために欠かせないことでもあります。

大きく分けると、交感神経は肉体的な活動の際に優位に働くようです。
どちらかというと外向きな活動ですね。

一方、副交感神経は活発になった身体機能を元に戻す働きがあり、食事や消化、排泄などを行う際に働いていることが多いようです。

総じて緊張時には交感神経が、安静時には副交感神経が働くようになっています。

どちらか側に偏ってしまうと、心身のコントロールを失いかねず、より良い体調から遠ざかってしまいます。

必要な時に必要な力を出せるようにするためには、興奮と安静のバランスが崩れないようにしたいものです。

身体管理を指導する私たち、はそのための方法をしっかりとお客様に指導できるようになっておくことが求められます。

◉編集後記

暑くなりましたね💦

皆さん、「汗を書く練習」はきっと抜かりないことと思います。

私は普段、「運動があまり好きではない人」に何かしらの指導をさせていただくことが多く、そういった方々の多くは「汗をかくこと」に慣れていません。

つまり熱中症のリスクが高い方とも言えます。

こんな風に急激に暑くなると、身体がその外的環境に適応できず体調不良につながってしまうことが有ります。

本来、春先から少しずつ汗をかく練習をしておき、暑くなったら汗をかいて体温をコントロールできるようにしておくことが大切です。

そんな中、私の息子(高校1年生)は野球部で日々部活に励んでいます。

暑い中でも良く頑張っていますが、今のところ具合が悪くなるチームメイトはいないようです。

そんな息子やチームメイトを見て、普段から運動して発汗機能を鍛えておくことの重要性を感じています。

私も普段はRunトレをしているので、暑いな~とはもちろん思いますが、体調を崩すということはほぼありません。

暑い夏を乗り切るためにも、環境を選びつつしっかりと汗をかいておきましょう。

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