移動都市

【右脳めし】冒険活劇は不滅です|移動都市/モータル・エンジン(映画)

『移動都市/モータル・エンジン』は、イギリス人作家フィリップ・リーヴの小説『移動都市』4部作の1作目を原作とした冒険活劇映画です。
脚本/製作はピーター・ジャクソン。『ロード・オブ・ザ・リング』三部作や『ホビット』三部作の共同脚本、監督、製作で知られた人物です。

ストーリー

物語の舞台は、2018年の「60分戦争」で文明が崩壊してから千年後の世界。
生き残った人々は「移動都市」を建造し、他の移動都市を捕獲して食料や資源を奪いながら生活しています。
主人公のへスター・ショウは、幼い頃に母親を殺した男に復讐する為、巨大移動都市ロンドンへ乗り込みます。そこで出会ったのは、ロンドンで生まれ育ち、外の世界を知らない歴史家見習いのトム・ナッツワーシー。
二人はロンドンの考古学者でへスターの母親の仇、サディアス・ヴァレンタインを追ううちに移動都市ロンドンの秘密とヴァレンタインの企みを知ることに...。

冒険活劇といえば...

真っ先に思い出すのは、宮崎駿監督の長編アニメ作品『天空の城ラピュタ』。
同じ冒険活劇だけに『移動都市/モータル・エンジン』と共通点するガジェットがいくつも見つかります。
例えば、若い男女の主人公、古代技術、巨大な都市...。

中でもぼくが注目したのは、空賊の女性「アナ・ファン」。
自分の飛行船を持ち、賞金首で、滅法強いところはラピュタのドーラを彷彿とさせ、何者にも媚びずに正義を貫く姿勢は『紅の豚』のポルコ・ロッソを思い起こさせます。
「ラピュタ」や「紅の豚」を気に入っている人は、きっとこの映画も気に入るでしょう。

冒険活劇は不滅です

「冒険活劇」は、昔から子供を楽しませるジャンルとして、小説や映画でいくつもの名作を生み出していますが、その数は意外と少なかったりします。
毎年のように見られるのは「映画ドラえもん」くらいかもしれませんね。

そんな中、『移動都市/モータル・エンジン』は、久しぶりの冒険活劇でした。
しかも、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』のピーター・ジャクソンが手がけているのですから、間違いありません。
その期待通り、最初から最後まで楽しむことができました。
残りの『移動都市』シリーズ三作も、ぜひ映画化して欲しいですね。

宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』も冒険活劇という話です。
冒険活劇の新作を求めて止まないぼくは、こちらも期待しています。

右脳めしとは?
右脳が司る「感性」や「創造力」の栄養源となるコンテンツのことです。
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