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今日はペンテコステ ~noteでのつながりも、教会のような

 キリスト教の西方教会の諸教派では、本日5月23日(日)は、2021年のペンテコステです。ペンテコステは聖霊降臨祭などとも呼ばれ、クリスマスやイースターと並んでキリスト教の三大行事のひとつとされています。
 といっても、クリスマスやイースターにくらべると、日本ではマイナーな印象。私自身、ノンクリスチャンだったころは、クリスマスとイースターは知っていたけれど、ペンテコステは知りませんでした。

 ペンテコステは、十字架刑から3日目に復活したイエスさまが、その40日後に昇天されたあと、その10日後に地上で起こったとされる出来事(聖霊降臨)に由来する行事です。

↓バイブルラインさんが、簡潔にわかりやすく説明してくださっています。ありがとうございます!

 バイブルラインさんが書いてくださっているとおり、ペンテコステは、「教会」が誕生した日でもあります。私の周りでは、むしろそれをお祝いする気持ちが強い行事というイメージです。

「教会」は、私にとって、イエス・キリストを慕う仲間に出会えるところ、そして、お互いの信仰を支え合えるところです。この「ところ」とは、礼拝堂などの具体的な場所をさしているのではなく、「つながり」に近い意味で私の場合はとらえています。

 実際には、私の知るプロテスタントの諸教派では、洗礼を受けるとその教会に「教会籍」というものができ、基本的にはその教会に所属することになります。そのため、「所属している教会に通わなければいけない(他の教会に行くのはいかがなものか)」という、信仰的には本末転倒なのではないかと思えるような制約が生まれがちです。もちろん、それなりの合理性があるシステムなのはわかるのですが、これだけインターネットが普及した現代では、もうすこし柔軟に、そして広義の、クリスチャンのつながりとしての教会という概念があってもいいような気が、個人的にはしています。

 ここnoteでも、私は毎日、いろいろな教派のクリスチャンの方々の記事を拝読させていただいています。聖句について、恵みについて、祈りについて、内面の信仰のことまで、さまざまな記事があり、私の心の糧になっています。日本各地から、世界各国まで、それぞれの居場所から発信されるそれらの内容は、所属教会に通っているだけでは得られない豊かさです。

 一方で、のんびりとキリスト者の日常をつづっている私の記事を、見にきてくださる方たちも。クリスチャンだけでなく、ノンクリスチャンの方たちもたくさんご来訪くださり、それはとてもうれしいことです。
 リアルではないからこそ、気軽に訪問し合えるという面がありますし、そういうつながりも、つくづく大切だなあ、と思えます。

 このnoteでのつながりは、私にとって、本来の教会のような素敵なもの。教会の誕生日であるペンテコステに、そんなことを考えました。


◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、スナフ(snafu_2020)さんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。

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