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昔もいまも、絵本が大好き ~懐かしい、ロングセラーの名作たち

 子どものころから、絵本が大好きでした。
 ちょうど昨年のイースターのあと、↓こちらの記事にも書いたとおり、

 私は小学校低学年のときに毎日1冊、読書を義務付けられていました。そのため、当時としてはかなり多くの児童書に触れていた子どもだったと思います。

 私の部屋にはたくさんの絵本がありました。なかでもダントツのお気に入りだったのが、『しろいうさぎとくろいうさぎ』(福音館書店)。

 とにかく絵がかわいらしくて、美しい。何度も読み返して、うっとりしていました。大人になったいまでも、この絵本は大好きです。1965年刊行のロングセラーですから、私だけでなく、多くの人に愛されているのでしょうね。

 書棚で一大勢力だったのが、「岩波の子どもの本」シリーズです。ほとんど全巻、読んでいました。好きな物語はいっぱいあります。あえていちばんをあげるなら、『海のおばけオーリー』(岩波書店)かな。

 一見すると地味ですが、漫画っぽい絵で、子アザラシのオーリーの冒険と、人間たちの滑稽さが描かれていて、楽しいです。調べると、「岩波の子どもの本」としては、1960年時点で3刷が出ていたらしいです(初版はいつなんだろう?)。現在は大型絵本として刊行されていて、こちらもロングセラーです。

 子どものころ好きだった本が、多少形は変わっても、現役で書店に並んでいるのは、うれしいですね。

 もうひとつ、ロングセラーをご紹介。1965年刊行の『あおい目のこねこ』(福音館書店)です。 

 ほかのねこは黄色い目なのに、いっぴきだけ、青い目をもったマイノリティのこねこ。仲間はずれにされても、自分の個性を否定せず、軽やかに生きていきます。この絵本は、絵が素敵なのはもちろん、構成も工夫されていて面白いです。
 私自身も、自覚としてはマイノリティ。このこねこみたいにひょうひょうと、世界を赦して生きられたらいいなと思います。軽妙な語り口から、いま読んでも勇気と気づきをもらえる奥深い一冊です。

 大好きな絵本は、まだまだあります。ふり返ると、あの本も、この本も、と次々に浮かんできてしまいます……そして、こうして好きな絵本を思い出し、調べたり感想を書いたりしている時間は、とても楽しい! というわけで、そのうちまた第2弾、第3弾と続きの記事を書いていこうと思います。



◇写真は、みんなのフォトギャラリーから、あい(ai_kotoba)さんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。

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