〝希望する力〟が湧いてくる。建前でも綺麗事でもない、真の言葉 ~晴佐久神父と片柳神父のスペシャル対談が公開されました

 9月に出た共著『希望する力 コロナ時代を生き抜くあなたへ』(キリスト新聞社)の出版を記念して、晴佐久昌英(はれさく・まさひで)神父と片柳弘史(かたやなぎ・ひろし)神父のスペシャル対談が、今日からYouTubeで公開されています。進行は同社の松谷信司さん。
 時間は約35分と決して長くはないのですが、濃い内容で、見ごたえがあります。

 東京の晴佐久神父と、山口県の片柳神父は、ともに多くの著書を持つ、日本の東と西の人気司祭です。もともとは今年5月のペンテコステに、上智大学のオンラインイベントのなかで、おふたりがZoom対談をしたのが共著出版のきっかけ。

 今回のスペシャル対談でも、まずはペンテコステ以降、コロナ禍においてそれぞれの教会の活動にどのような変化があったかという、近況のお話から始まります。
 そして――
 以前のようには集えない状況下、信徒同士が励まし合い、支え合う祈り。
 地域社会(教会の外)で苦しんでいる人々に、キリスト教会が果たしていける役割とは?
 キリスト教会が内部で抱える課題について。
 などなど、
 いま現実に目の前にある問題をしっかり見つめて、話が展開していきます。事前に募集していた質問に答えてくれる場面も。
 建前や綺麗事は抜きにして、おそれず本音で話してくれる両神父の姿勢はすがすがしく、言葉のひとつひとつが印象に残ります。
 ほんとうに、心からそう思っているからこそ出てくる、真の言葉。だからこそ、人の心に響くのだなあと思います。
 わずか30分あまりの間に、私も胸にじんときた瞬間が何度かありました。

 最後は、両神父がひとりずつ、お祈りをしてくださいます。コロナ禍で苦しんでいる人、先が見えない状況の人、不安を抱えている人、そうした人を励まし、勇気づけるお祈りです。
 私も一緒に十字を切り、アーメンを唱和しました。

 カトリックもプロテスタントも、そして、ノンクリスチャンの方も。たくさんの方々が見てくださったらいいなあと、素直に思える内容でした。

↓共著『希望する力 コロナ時代を生きるあなたへ』の情報はこちら。

↓ペンテコステに行われた対談についてはこちらをご覧ください。


◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、HanaKokoroさんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。

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