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イージーリスニングにイージーテキーラ

最近の在宅ワーク環境音としてもちょくちょく流してる上質なBGMみたいなうちのひとつ。今日はWes Montgomery の A DAY IN THE LIFE をかけてます。煙草にうっすら意味ありげな口紅の跡が映る美ジャケです。

CTIの中でも好きな盤で、抑制の効いた肌触りの良いギターのメロディになんと言うか薄味なんだけど贅沢なストリングスがたまらなく心地いい。

このアルバム確か中々の企画もので67年録音当時流行のビートルズとかミュージカルのカバー曲がこの調子で全編余裕のリラックスアレンジが続いてるんですよね。パーソネルはめちゃ豪華な一流どころなんですが軽快で浮遊感ある音が気持ちいい。


で、何となくモルトより軽めのテキーラをと思い、エラドゥーラのブランコ(熟成なしの透明のテキーラ)を合わせてみます。Stay Home序盤にポチったボトルのうちの一つ。テキーラはアゲぽよ一気飲みなイメージが今だにあったりしますが上質なプレミアムテキーラは味も香りもよくて悪酔い全然無いですから家飲みでもおすすめです。

テキーラはユニークなボトルも多くてこいつは馬蹄マークの四角いボトルがかなり馬好きな僕の心を誘いまくっております。いやぁー先週のアーモンドアイは本当に強くて美しかったなぁ。。上記の盤で言うところのハービーハンコックのピアノのバッキングくらいの余裕さでトータル圧倒的パフォーマンスなの。かっこいい。。シビれました。あれ、話逸れとりますね。

でも「余裕」とか「リラックス」は本当に重要で以前にも増して感じる今日この頃だったりします。単に力を出さないというネガティブな意味ではなくて、余裕とか余白から新しいクリエイティブを生み出す事があります。モチベーションドライブで。実働より心の管理の話ですかね。


さてちゃんとエラドゥーラに対峙してみます。

【香り】一瞬卵の白身や温泉のような灰色アロマ。ホワイトスピリッツではたまに出会う感じ。でもそのネガ要素っぽいのがいるのは成層圏だけで、液面にもう少し近づくと基本的にはやはりアガヴェ由来の青草感、若い芝生みたいな青み要素と、そこからフルーティーな梨やマスカット周辺のシトラス風味も見え隠れ。あともしかしたらそうだなー百貨店の化粧品売り場のフローラル感、そこまで不健全でもないか、パヒューミー手前の感触は感じる。

【味】滑らかと思わせて意外とスパイシー。刺激成分に比して旨味は弱めかな。もうちょっと探ろう。白コショウ、ミント、ユーカリ辺りのハーブ&スパイス成分が支配的でその後やっぱりリュウゼツラン、セロリなど青い肉の味。柑橘味もいて僅かにパイナップルやオレンジも覗く。滑らかさと甘い刺激がぴりりと舌の上で続く。

いやー上質なブランコでしょ。スパイシーと甘みの同居。バランス良くてスーッと余韻。よりイージーに、ライム絞ってソーダ割りの日常ボトル確定です。やっぱレポサドも欲しいところです。また「余裕」あればで!

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