鋸山に行って来たよ-01
今からちょっと前のお話・・・・・・。
2021年一月、いつもなら暖かいニュージーランドにいるのに今年は寒い日本で厚着して、電気毛布にくるまりながら暖を取っている。
コロヤのやつめぇ。
パンデミックの最中、海外に行くのはまだまだ困難。
昨年4月から自粛規制が始まった時は秋には終わると思っていたけど、とんだ甘い考えで、今年中に収まるかも怪しい気配。
最近はワクチン接種が話題になっている。
緊急使用が許可されたワクチン、打ちたくないと思っていたけどそんなことばっかり言っていたら海外行きがさらに遠のきそうだから、打つほかないだろうと気持ちにも変化が生まれた。
なら早く順番回ってこないかな。
思えば約8年ぶりの日本の越冬。
11月下旬になると夫婦間で毎年交わされる会話。
「寒いからヒーター買いたい」
「後数週間でニュージーランドでしょ。買わないよ」
寒さに強いたぁ(夫)は寒がりに厳しい。
家にあるのは足元の小さなヒーターとリビングの電気カーペットのみ。
だから家でもダウンを着て厚着寒さ対策。夕食の時は電気カーペット付けて毛布を膝に掛ける。家で仕事をする私たち。その時は毛布で下半身をくるみ、ゆうに15年は使われているだろう古いヒーターを足に引っ付くようにおいてどうにか過ごし、ニュージーランドへと旅立っていたけど、今年は冬を越えないといけないからたぁも文句は言えまい。
古いヒーターは新しいものに買い替えられ、布団用、仕事用電気毛布、そして冬用の服が購入された。築45年を超える古いマンション、隙間風が多いので開け閉めしない窓には段ボールとプチプチを貼り、冷気を防ぐ。
これが思った以上に効果あり。
窓側デスクの私は常に左肩に冷たい風を受けていたけど、それがなくなった。
巣ごもり仕様完成。
しかし寒さに耐えないといけないのは家だけではない。
私たちの共通の趣味である合気道、ほとんど毎朝通っている。道場までは自転車で約20分。さらに道場に暖房器具はなし。
暗い中、自らに鞭を打ち、温い布団からトイレへと駆け込む。
目を瞑りながら現実を受け入れて、支度を始める。厚着しすぎると自転車で汗を掻いてしまうので、洋服はそこそこに。その代わり手袋とイヤーマフラーで直接外気と触れる箇所を極力減らす。冷えた体で急に動くと筋肉を傷めるので、事前のしっかりストレッチも忘れない。
道場についてしまえば、知った顔に出会える。
「お互いがんばって来たね」
稽古が終われば爽快感に満たされる。
だから止められない、とても大切な学びの時間。
若い頃は冬となればよく体を壊していたけど、規則正しい生活がいいのか風邪など体調を崩すことなく一月まで来れたけど、二月はお腹を壊してしまった。
苦手な冬、来年はもう遠慮させていただきたいのですが・・・・・・。
家と道場の往復ばかりで飽きてきた。
どうにか次なる楽しみを見つけたいけど山に行くには寒すぎる。だけど山を感じたい。
ならば山に行く予定でも立てて気分転換しようかな。と、気学カレンダーに目を向ける。
精神世界について10代から学びを続け、気学もそれなり時間をかけて勉強した。一度は離れた吉方取り、だけど無視して旅を続けた数年の経験からスケジュールが許せば再び吉方で出かけるようになった。
たぁは七赤、私は六白、金星同士、お友達星。
2021年、たぁは六白の上に座位し、私は五黄に座る。しかし六白の上に暗剣がかかりお互い良くない。節変わりとなり2月4日を迎えた後、そんな一年にちょいとした怖さを感じたけど、そんな思いは瞑想で解放し、忙しなく生きていたらどんどん薄れていった。
カレンダーを開き、互いの吉方位を探す。どうやら今年は東西が良さそうだ。年盤、月盤で吉方となるのは5月と10月。どうせ今年も国内しか旅行できないだろうから、この時には遠出しようかな。
寒い時期(でもちょっと暖かくなった頃)に行けるハイキングコースないかな。
関東百名山で探していたら千葉のコースを見つけた。
「烏場山・花嫁街道」、ここは11月上旬から4月下旬が見頃なんだとか。
いいじゃないっ!
早速、このエリアの吉方月を調べると3月に行けそうだ。
宿は夕食付で9000円ほど、鯨料理が自慢の宿らしい。どうやら近郊の港からクジラ漁の船が出るらしい。
「クジラ食べないからね」
シー・シェパードでお馴染みのニュージーランド、たぁはその国の人だ。だから日本も文化も人も大好きだけど鯨を食べることは良しとしない。
「わかっているよ。ちゃんとそれ以外の料理を出してもらえるようにお願いするから」
よしっ、楽しみ一つ出来上がり。
無空真実の電子書籍です。よろしくお願いします。
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