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杉並区から教育を変えていく〜地域学校協働活動推進員とは〜

こんばんは! @ShinjiTakenaka です。

杉並区でPTA会長をして2年目となりました。また、学校運営協議会委員だけでなく、地域学校協働活動推進員としての活動も開始したので、改めて想いなどを綴りたいと思いました。


1. 地域学校協働活動推進員って何?

まず、地域学校協働活動推進員って何?って思う人がほとんどだと思います。しかも長い・・・w

地域学校協働活動推進員は、社会教育法という法律にて規定されています。

(地域学校協働活動推進員)
第九条の七
 教育委員会は、地域学校協働活動の円滑かつ効果的な実施を図るため、社会的信望があり、かつ、地域学校協働活動の推進に熱意と識見を有する者のうちから、地域学校協働活動推進員を委嘱することができる。
 地域学校協働活動推進員は、地域学校協働活動に関する事項につき、教育委員会の施策に協力して、地域住民等と学校との間の情報の共有を図るとともに、地域学校協働活動を行う地域住民等に対する助言その他の援助を行う。

社会教育法

つまり、
(WHO)教育委員会が
(WHY)地域学校協働活動の推進を目的に
(WHAT)地域住民等と学校との間の情報共有や地域住民等に対する助言等
を行うとされています。図にするとこのようなイメージ

https://www.mext.go.jp/content/20210526-mxt_chisui02-000015394_4.pdfより抜粋

教育委員会から委嘱を受けた職であるというところがポイントで、教育委員会と一緒になって、学校と地域をつないでいくことが期待されるわけです。

2. そもそも何でなろうと思ったのか?

でも、そもそも何でこのようなチャレンジをしようと思ったのか?と思う方がいるかもしれません。しかも、少し前のnoteで書いていますが、私はPTA嫌いだったような人間です。

でも、PTA会長も2年目までさせていただき、しかも色んなPTA改革を進めている中で、ふと思ったんです。

地域と保護者と学校という、子どもを取り巻く環境で、この3者が手を取り合うことってすごく大事なんじゃないのか?

だからこそ、問題意識を持った人が声を挙げ、きちんとこの3者を繋ぐことで、子どもたちの未来ってもっと変わるし、社会に開かれた教育ってまさにこのことなんじゃないかと思いました。

それと、弊社LX DESIGNの成し遂げたい世界観がすごく似ているというのも理由の一つかもしれません。

LX DESIGNの目指す世界観

だからこそ、この地域学校協働活動推進員ってすごく重要な役割になると思うし、きちんと貢献していきたいと思ったというのがなろうと思ったきっかけです。

3. 具体的には何をしてるのか

さて、これまでは学校運営協議会の委員(いわゆるCS委員)として自校の学校経営や地域との連携などのアジェンダを中心に扱っていました。

学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)の仕組み
学校運営協議会を通じた学校経営の仕組み
CSとして実施する3つの活動

ただ、これらはあくまで自校を中心とした学校経営に関する事項です。これを杉並区等の行政レベルで統括的にコーディネートしていくのが「地域学校協働活動推進員」というわけです。

なので、委員活動を通して、地域の教育課題解決に必要な総合的な連絡調整や、各種企画、運営あるいは学校運営協議会との連携調整などを図っていくことが重要になってきます。

今回、私を入れて数名の方が委嘱されました。
これまで学校運営協議会の会長や大学等に籍を置く有識者などで構成されており、大変心強いです。

一保護者として、一地域の人間として、一教育に携わる人間として、地域と学校、保護者を繋ぐ活動を通して、これからの教育の在り方や地域との連携の仕組みを模索し、子どもたちの未来が拓かれていくことに貢献していきたいと思っています。

4. 私が目指していること

上記のnoteでも触れているのですが、学校現場にはまだまだ必要なところに必要な人・物・金・情報が投下されていない印象を持ちます。

でも、これからの日本の産業を支える上で、子どもたちの未来のためにもこういったところにきちんと持続可能なエコシステムができていく必要があると思っています。

私が考える未来のCS等の在り方(案)

教育は、行政や公教育のみでは変わらないと思っています。
だからこそ、省庁・行政・そして何より企業の方たちの積極関与が大事になってくると思います。

教育がどんどん開かれていき、教育と産業の垣根が溶け合い、行き来がなされ、一人一人の人生が自律的にデザインできる、そんな世界を目指していきたいと思っています。

もし、これを読んでいる人で少しでも共感いただけた方はぜひ自分のお住まいの公教育に興味を持ち、自分でできることから始めてもらえると大変嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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