子どもが”指導者”を学べる場はあるのか
こんにちは、守屋です。
フットサルコミュニティを運営している中、ある参加者(大学生)からこんな話を聞く機会がありました。
「卒業したら指導者の道を歩みたいと思っています。自分が教わってこなかったことを、子どもには伝えたいです。そして、できれば子どものうちから指導者についても学べる機会があれば面白いなと思っています」
子どもが指導者を学ぶ場。たしかに今まであまり聞いたことがないことかなと感じました。
小・中学校とサッカー部に入学し、サッカー選手を目指すという子どもは全国に多いかと思います。ですがサッカー選手を目指すことより、小・中学校でサッカー(または関わるフットサルなど)の指導を学ぶ機会は滅多にありません。
子どもが指導者にサッカーを教わるのではなく、子どもが指導者に指導の仕方を学ぶ機会。
JAPANサッカーカレッジ(http://cupsnet.com/about/course/coach2/)のような18歳以上を対象として、専門的に学ぶ場所はあっても、もっと幼い時期から指導を専門とした部活はないのかも知れません。
ドイツを始め世界では若くして監督業を始め、すでにプロの世界で結果を残している人物も数多くいます。
多くはサッカー選手を経由して引退、指導者の道を歩み始めた人です。ですが最初から指導者の道を歩む子どもがいても面白いですし、むしろ指導者の新しい姿を形成してくれるきっかけにもなるはずです。
指導者の中には
・過去の実体験(古い体質の指導経験をもとに)
・論理的ではなく、指示ではなく命令のみ
という方々もまだまだいらっしゃいます。新しい時代に必要なのは、新しい思考を兼ね備えた新しい指導者であり、アップデートを続けている指導者だと思っています。
何気ない言葉でしたが、子どもが指導を学ぶ場。そんな場所が増えたら、きっと現在の指導者も学ぶこと、アップデートすることに意識を向けてくれるのではないかと感じました。
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