#リフレ派
欧米型コアでも2.3%の物価上昇
2023年3月の消費者物価指数の公表がありました。
前年比(%)は、
総合:+3.2%
コア(*1):+3.1%
コアコア(*2):+3.8%
欧米型コア(*3):+2.3%
2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)3月分及び2022年度(令和4年度)平均 (stat.go.jp)
*1 コア:生鮮食品を除く総合
*2 コアコア:生鮮食品及びエネルギーを除く総合
*3 欧米型
遂に決定?日銀正副総裁人事
報道(*1)によりますと、黒田東彦日銀総裁の後任人事が固まったようです。
(*1)日銀新総裁に植田和男氏を起用へ 初の学者、元審議委員: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB106UI0Q3A210C2000000
日本経済新聞が報じていた「雨宮副総裁」の昇格人事は消えてしまったようです。人事案の持つ意味、総裁候補の方のスタンスを考えてみ
【本】脱GHQ史観の経済学
田中秀臣さんの「脱GHQ史観の経済学」の読後感想です。
本書の主要テーマは
“日本における緊縮財政、もっといってしまえば日本社会の脆弱化、衰退化をもたらす経済思想を、特に占領期のGHQ(連合国最高司令部)と当時の日本の経済学者たちとの関係から考察する”(*1,p7)
ことだそうです。
経済、歴史、安全保障、時事問題を学べ、教科書で学んだはずの歴史とは異なる史実を学ぶことが出来る書籍です。
更
リフレ派に関する連載ウォッチ#8
武田真彦教授の連載12回の第8回は「インフレーション・ターゲティング」に関する内容です。
僕の評価は、武田氏の議論には大きな誤解があり、世界の先進国の多くで導入されているインフレ目標や、リフレ派が重視する「期待」に関しても残念な評価をしていると思われます。
“ 政策論としてこれを見た場合の大きな疑問は、「インフレ期待を操作する政策手段を中央銀行は有しているか」という点である。リフレ派は、「マネ
リフレ派に関する連載ウォッチ#5
武田真彦教授の連載12回の第5回は「量的緩和はインフレ期待に効いたのか」という記事だそうです。
結論から言えば、武田氏の記事では、QQEによるインフレ期待増加の効果を完全否定していません。
また、雇用環境改善など、国民の経済厚生に対する影響を考察しない議論に有用性を余り感じません。
僕の評価は、物価安定目標2%とその達成へのコミットメントを示し、それを裏付ける具体的な政策である「量的・質的緩和
リフレ派に関する連載ウォッチ#4
武田真彦教授の連載12回の第4回は、
マネタリーベースの増加とマネーサプライ・為替の関係についての記事だそうです。
(*1) 量的緩和がマネーサプライ、為替相場にもたらしたもの https://business.nikkei.com/atcl/seminar/20/00039/022500005/?n_cid=nbponb_twbn
僕はマネーサプライや為替に関する武田氏の論点よりも、雇用環境
リフレ派に関する連載ウォッチ#2
武田真彦教授の連載12回の第2回は、QQE以前の金融政策についての記事だそうです。
記事の注記にありますが“ 本連載の対象は金融政策の方法論なので、政策判断の是非には立ち入らない。”(*1)とのことです。
(*1)異次元緩和に至るまでのリフレ派の攻勢 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/20/00039/022200003/?n_cid=nbponb