『孟子』告子下193ー孟子と屋盧子の対話(2) なぜ会わなかったのか
◆全訳はこちら↓
孟子が鄒(すう)の国で落ち着いていた頃、季任(きにん)という人物が任(じん)の国で留守役を勤めていた。そして、礼物をもって、孟子に交際をもとめてきた。
*季任は、任国の君主である季子(きし)の代理人でした。
だが、孟子はこの礼物を受け取りながら、返礼することはなかった。
そして、孟子が斉の平陸(へいりく)の地に滞在していたとき、儲子(ちょし)という人物が斉の宰相として、礼物をもって、孟子に交際をもとめてきた。
またもや孟子は、この礼物を受け取りながら