コンセプトが明確なら、プロジェクトは100%成功する!(UX設計が命)
あなたが商品企画の担当なら、コンセプト(= 一言で伝わる商品価値)決めに全てつぎ込んでください!
コンセプトが明確なら、プロジェクトは100%成功します😊
良いコンセプトは、
・一番届けたい人は誰なのか?
・どのような商品なのか?
・それが売れると、どのような価値があるのか?
これらが具体的にイメージできるコンセプトがベストです!👍
具体的なコンセプトがあると、チームの目指す方向が明確なので、チームが団結して仕事を進められます。
そうすると、
仕事のトラブルが少ない → 成果が上がる →
仕事が面白い → チームの士気が上がる😄 →
チームが団結する → (繰り返し)
の好循環に入るので、プロジェクトがどんどん進みます!!
どうして、この話を書いたのか。
それは、私自身が「コンセプトが曖昧なプロジェクト」に参加した結果、悲惨な結末を迎えたからです。
逆に「コンセプトが明確なプロジェクト」では大成功を納めました。
これらのことを踏まえて、体験談と対策をお伝えしたく記事にしました。
任天堂「Wii」:コンセプトがヒットして1億台越え!!
任天堂「Wii」は、新しく明確なコンセプトがヒットして超人気の商品になりました。
Wiiの発売前の時代は
「子供がゲームをすると頭が悪くなる」
「犯罪を犯しやすくなる」
と言われていました。
いわゆる「ゲーム脳」などの言葉で、特にお母さんからのゲームの印象は悪かったです😰
そのイメージを払拭するために、ファミコンや64とは違ったゲームのコンセプトを考えたのが「Wii」です。
「お母さんに嫌われないゲーム機」
非常に具体的で、わかりやすいコンセプトですね👍
・誰をターゲットにするか?(→お母さん)
・どのような商品か?(→今までとは違うゲーム機)
・それが売れたら、どのようにしたいか?(→悪印象の払拭)
このような新しいコンセプトを達成するために、今までにない様々なアイデアが集まり「Wii」が生まれました。
例えば、
・コントローラーではWii「リモコン」と呼ぶ
・見た目をカッコ良くしたりして、リビングに置いてもらう
・運動ができるようにモーションセンサーを入れる
このように、過去の機種と明らかな差別化を図りました。
このコンセプトの仕掛けがヒットして、64、ゲームキューブを圧倒的に上回る「1億台越え」を達成しました!
コンセプトが曖昧なら、勝手に考えてトラブルになる
コンセプトが曖昧で抽象的なだと、その商品は成功しません。
しかも、トラブルを引き起こして、お金や人のリソースを無駄になります。
誰も幸せになりません。
コンセプトが曖昧だと、各々勝手にコンセプトを解釈して、勝手に方針を固めます。
各々がバラバラの方向に進むので会話が合わなくなります。
チーム全体の推進力が落ちて、最終的な成果が非常に小さくなります。
アウトプットが小さくなるだけならまだ良い方です。
最悪なのはトラブル。責任の押し付け合いです。
解釈の違いで起こした「ミス」の押し付け合いが起こります!
(実際に私が参加したプロジェクトで、部門間の怒号がとびかうケンカが起こりました・・・・)
そうなるとトラブル対応に追われて、結局また成果が小さくなります😰
コンセプトは絶対明確にしましょう!
コンセプトを明確にする方法
記事の冒頭で挙げた通り、
・一番届けたい人は誰なのか?
・どのような商品なのか?
・それが売れると、どのような価値があるのか?
これらが「具体的」にイメージできるコンセプトがベストです!👍
逆に「抽象的」な言葉は危険です!
英語由来のカタカナなんて特に注意です。
・イノベーションを引き起こす
・AI、IoT、DXを導入する
・時代に適した新しい価値を提供する
これらの言葉を聞いて、何かしらイメージできますか?
イメージできない物は「何も言っていない」のと同じです。
抽象的な言葉でまとめるのは良いですが、具体的な言葉で説明できないと絶対ダメです!😫
もう一度言いますが、コンセプトが明確でないプロジェクトなら絶対に成功しません。構造的に成功しないのです。
コンセプトが明確でないと、かけ算で検討事項が増える
もしコンセプトが決まっていない場合、勝手に開発担当がコンセプトを考えて、複数のコンセプトに増えます。
(3案としましょう)
その実現手段の基本仕様が複数あったとします。
(4パターンとしましょう)
そして、実現手段の詳細仕様が複数あったとします。
(2パターンとしましょう)
そうすると「3案 × 4 × 2 = 24パターン」と、非常に多くのパターンが発生してしまいます😱
これらの検討は非常に大変です。
パターン多いと、1つ1つに時間をかけられないので、ミスが増えます。
逆に、もし企画が1パターン決まっていれば「1 × 4 × 2 = 8パターン」となるので、検討事項が3分の1になります😊
これらなら、十分に検討することができます。ミスも少なくなります。
コンセプトは「お客様にヒットする」にも関わってきますし、実際の開発にも関わってくる非常に重要な要素です。
1番重要な要素と言っても良いです。
もっと詳しく知りたい人
任天堂の「Wii」の企画を考えた人の本です。
Wiiの誕生秘話を踏まえて、企画に必要な要素を徹底的に解説してくれています。
Wiiをやったことがある人なら、楽しくスラスラ読めるのでオススメです!👍
私は任天堂のゲームが大好きなので、Wiiを超えた企画のゲームが発売されるのをいつも楽しみにしています。
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