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本の紹介

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2021年3月の記事一覧

ストレスへの対処法を知る③

ストレスへの対処法を知る③

引き続き、著書『メンタルタフネス』に学ぶ。

"悪いのはストレスそのものではなくて 、ストレスと回復の間をうまく行き来できないことにある 。実は ストレスは人間の成長にはなくてはならないもの"

"人間というのは 、最もストレスを受けた部分が最も成長するものだ"

"タフであるというのはリラックスして 必要なことに集中できる状態を意味する 。この状態を私は 「理想的な心理状態(IPS) 」と呼んで

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ストレスへの対処法を知る②

ストレスへの対処法を知る②

 前回記事の続き。本書「メンタル・タフネス」に学ぶ。

感情の力は強烈である。しばしば感情が暴走し、私たちの人生は破壊されることもある。自分の感情と上手につきあっていきたいものである。

理想の状態とは、
①精神的なタフネス(タフな信念を持ち、タフに考える習慣)を持ってる
②肉体的なタフネス(肉体的に鍛え上げ、健康で、タフに行動する習慣)がある
③それぞれのネガティブな感情の意味を理解し、解釈する

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ストレスへの対処法を知る①

 生きていれば、他人との接触は完全には避けられない。他人との接触があれば、自分との違いを感じる。相手への期待が生まれ、齟齬が生じる。生きて死ぬまで、ストレスとの賢い付き合える方を知っているかどうかはとても重要だ。相手はいつかいなくなるが、自分との付き合いは一生続く。「自分はどうしたら、自分をうまくコントロールできるか。」これにエネルギーを割こう。「相手をいかにして変えよう」という視点は、往々にして

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【お勧め本】じんかん(今村翔吾著)

【お勧め本】じんかん(今村翔吾著)

 なぜ織田信長は、松永久秀の謀反を二度までも赦したのか。自分への裏切りを決して許さない、あの信長が。そこには理由があるはずだ。そのヒントが、信長自身が部下に語る松永久秀の半生という形で、本書は展開されていく。

本書のあらすじや書評は下記を参照。

 リアル感を伴う筆致で書かれた文章は、松永久秀が生き抜いた時代に、読者を没入させていく。500年後を生きる我々に、己の生き方・己の役割を問いかけてくる

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【本紹介】Think again①(Adam Grant著)

【本紹介】Think again①(Adam Grant著)

 考える。今よりもっと良い考えがあるんじゃないかと、考える。Un-learn, think again. テクノロジーが発達し、私たちの生活に変化をもたらしていく世の中ですが、人間が持つ、"考える"という行為には、より深淵なものがあり、その行為に秘められた大きな力にフォーカスをあてたのが、本書「Think again」です。

 なんだか第六感が働く、なんだか嫌な予感がする、そんな直感が当たった

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【本紹介】「iphoneを生み出したのはジョブスじゃない」("Think again"Adam Grant/著)

【本紹介】「iphoneを生み出したのはジョブスじゃない」("Think again"Adam Grant/著)

 人の「認知」のプロセスは興味深い。私たちは日々、"それらしい"情報を受け取り、それを事実として認識している。後日、自身が騙されていたことに気づく場合もある。目の前の事象を違った観点から捉えたり、疑う視点を持てない人は、何度でも同じ過ちを繰り返してしまう。

 特に現代のような情報が溢れる時代には、それは危うい生き方だといえる。インフルエンサーと呼ばれる人の言いなりになり"操作"される人、"操作"

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