見出し画像

なにやってもあかんわ

朝、目が覚めると12時
「寒いなぁ、もうちょっと布団に潜ってたいなぁ。」
とりあえず、Netflixを開く
「浦安鉄筋家族、おもしれぇ〜。」

そろそろだらだらするのはやめよう
そろそろだらだら、だらだらそろそろと言いながら階段を降りる
うがいとトイレを済まし、ふと時計を見る
14時、目に狂いはない

朝食(?)を食べる
お茶をこぼす
昨晩の夕食の残りを思い出す
「今更食べられないね。」

ギターを弾こう
ネイルの影響で爪が伸びすぎていて、コードを押さえられない
音がビビる
汚い音に乗せてうたうのは気持ちが良くない

16時
時間は待ってくれないと悟る
「もう夕方じゃん。」
こんなんじゃ駄目だ、と、人間たる文化の真骨頂である歯磨きをする

長期休暇はだれる
とにかくだらしない生活が続く
生きていく上で必要な時間だ
人生がうまくいくコツなのだ

「なにやってもあかんわ〜」
暗い浴室に声が響く
私は年に何度か、電気を消してお風呂に入る
その中でライトを照らすと、水の粒子が流れていくのが見える

学業が再開すると、私はだらしなくなれない
ひたすらに自分のお尻を叩きつけるのだ
私を走らせる競人という競技があれば、私は間違いなく天才ジョッキー
その鉄壁さはバルサ黄金時代のプジョルをも彷彿とさせる

だから今はこうして、全力で怠ける
スライム状態でポピーザぱフォーマーを観るときも全力
「刮目せよ!我のいのちの輝きは10万lmぞ!鼓動は150dBを超えている!」

noteの中にいる私は、とても真面目に見える
今日を過ごした私は、とても真面目とは言えない
この二人はきっと馬が合わない
きっと分かり合えない
しかし、奥底ではしっかりと繋がっている
嫌なあいつとも、認めたくはないが繋がっている、そういうもんだ

どれも本当の私
誰もが同じ人間

「別にそんなん、分かっとるがな。」

「はぁ〜、なにやってもあかんわ〜」
ふしだらな自分を許す、魔法の言葉

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?