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The ALFEE ONLY

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シマリスのアルフィー愛が色んな形で表現されている場です。 #アルフィー #TheALFEE
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#邦楽

アルフィー銀行① 特典のお知らせ

”アルフィー 銀行は破綻しませんので、安心してみなさまの青春をお預け下さい” 高見沢俊彦さんご本人は笑って“ジョーク”として仰ってましたが、あながちジョークでもなく、むしろアルフィー 銀行は日本で唯一の信頼と実績をもとに長く続き常に安泰している "幸せ銀行" なのではないでしょうか。 あなたの青春を預けると定期的に(*毎日)色々な形の幸せが高い利息と共に貯まっていくアルフィー 銀行。 コロナ禍で外出を控えている方にも、毎年恒例のライブツアーやイベントがない現在でも(*ライ

君の歩む道を信じて、 "The Way"

"The Way" はThe ALFEEの1999年発売のアルバム "Orb" に収録されている桜井さんボーカルの名曲。先日行われた夏のイベント初日の大トリでもあった(参加出来た人羨ましい!)。 このアルバムが発売されたのは私がアルフィーから離れていた長い冬眠期真っ最中だったので、初めて聴いたのは出戻った2020年。 1999年の20代後半の自分と現在の自分を比べて考えると、この曲を聴いたのがこの歳で良かったな、と思う。どの音楽でもそうだが時間と経験と視点が増えると歌詞の世

The ALFEE の流れる歴史を聴く、"組曲:時の方舟"

一年前に発売された最新アルバム”天地創造”に納められた9分近い大作、”組曲:時の方舟”はコーラス、変拍子、アコースティックでフォーキーなギター、ギュインギュインなギターソロ、美しく伸びる歌声などのThe ALFEEらしさがぎゅっと詰まった名曲中の名曲! 先日の配信番組Come On ALFEEで初めてライブ映像を観て以来、この壮大な楽曲を魅せる照明と演奏・歌唱に感動が止まりません。 で、今回は絶対にこの曲の考察をしよう!と心に決めて歌詞を何度も読み、曲を繰り返し聴き、色ん

”もう二分で・・・” 短い歌詞に広がる情景、”帰郷”を読む

高見沢さんが書く歌詞は大きく分けて二つに分類されると思う。 メッセージ系:テーマ重視な Sweat and Tears、鋼鉄の巨人 など ストーリー系:映像が浮かぶ メリーアン、星空のceremony、光と影のリグレット など もちろんその大きな枠の中で細かく枝分かれしているのだが(その話はまた今度)、どちらのタイプの歌詞も ”これぞ高見沢さん” な表現や味が隠れているし、この2タイプのミックスの楽曲も多い。 初期の頃の歌詞はストーリータイプが多く、まるで高見沢さんが書

あなたの視点を自由自在に操る:"Nobody Knows Me"

アルフィーファンの”幸ちゃんボーカルベスト10”には必ず入っているのではないかと思われるこの曲。1984年に発売された名アルバム、The Renaissance に収録されています。 昨日ラジオ(終わらない夢)が終わった後にDMをいただいたんです、この曲の最後歌詞に載っていないコーラスの部分は何て歌ってるんでしょう?って。 アルフィーさんのコーラスは英語の単語だったり、フレーズだったり、文章だったり、ウーとかアーが混じってたりと色々です。ちょっと聞き取れそうなものも何しろコ

寂しくもロマンチックな想い出は: ”坂道”

私はアメリカの私立高校で世界史を教えています、そして毎年最初の授業では生徒に楽しく学んでもらうために幾つかの約束事をします。 自分が思うように世界地図と年表を組み合わせて作り・使ってよい 暗記が必要な問題はテストに出ない テストや論文は全てオープンノート(授業で使った記事や地図なども持ち込み可、もちろん自分で調べて補足したノートも可) このあたりで生徒たちは歓声を上げて色めき立つのですが、もちろん全く勉強しなくてもいいわけではなく、史実や人物を覚える代わりに私の授業で

素晴らしい明日を作ろうともがく君へ: "真夜中を突っ走れ!"

1984年に発表されたThe ALFEEのアルバム、”The Renaissance"! 中坊だった当時このアルバムを買い、子供ながらに感動にぶっ飛んだ記憶があるのですが、もう人生3分の1を過ぎた現在(注:150迄生きる予定)も聴くたびに”すげぇ”(語彙)とぶっ飛んでいます。 どの楽曲も”本当に40年前の音楽?”と疑わしいほどに輝き続けている名曲ばかりなのですが、その3曲目”真夜中を突っ走れ!”はイントロから疾走感に溢れる、本当に走り出したくなるようなスイッチボーカルとコ

明るい未来にハレルヤ!: "Circle of Seasons"

The ALFEEの71枚目のシングル、”星空のCeremony”と”Circle of Seasons”が10月6日に発売されました!Double A-side、どっちも素晴らしい”両A面”での発売です!頭から終わりまで3声コーラスが本当に美しい💖(ジャケットも美しい↓) Circle of Seasons、 巡る季節に人生のアップダウンをなぞらえ、ポップさを全面に押し出したアコースティックの音色と軽快なコーラスが冒頭から楽しい気持ち満載なウキウキと心を躍らせるワクワクな

正義の中心には何があるのか:"Heart of Justice"

"Heart of Justice" は The ALFEEが1989年に発表したアルバム”DNA Communication”の第一曲目。その歌詞の端々から社会や世界状況を嘆き、世の中を変えようじゃないか、と訴える力強く元気が湧いてくる名曲です。 メッセージ性に溢れ、それでいて聴き手、聴く時代、その状況により色々な受け取り方ができる、そして愛と夢と希望が沢山詰まっている、いわゆる”高見沢節”が色濃く出ている楽曲です! 歌詞はこちら!(Victory Garden さまい

過ぎ去りし日々が作った現在:正しい和訳”Days Gone By”

”Days Gone By”はThe ALFEE が若き日の思い出を歌った1986年発売のシングル "Rockdom-風に吹かれて-"のB面ですが、これがA面に並ぶ素晴らしい曲です!リードボーカル桜井さんの美しい英語にうっとりしてつい何度もリピートしてしまいます。 作詞作曲は高見沢さん、訳詞がLinda Henrrickさん、となっていますが高見沢さんが書かれた日本語の歌詞は世に出ていないようです。(*追記:アル中さんに87年のパンフに原詞が載っており、更には多分その頃のラ

”Orionからの招待状”には何が書かれていたのか

昨年の武道館ライブのオープニング曲(↑の映像がそれです)でもあった”Orionからの招待状”はThe ALFEE の2015年発売・24枚目のアルバム、”三位一体”のトップを飾るイントロ・コーラス・歌詞・曲、全てが壮大な名曲です。 この曲の背景やキーワードの星座、流星、座標軸、そして変わらぬ愛、が示すようにこれは高見沢さんが得意な半径700光年の世界です!1光年が9.5兆kmですので、高見沢さんの愛がどんなに遠くまで届くか計算してみてくださいね。 歌詞はこちらから 今日

"AUBE〜新しい夜明け"に映る古代の物語

1999年に発売された The ALFEE の19枚目のアルバム、”örb”(オーブ)に収録されているこの曲。個人的に高見沢さんボーカルのベスト3に入るくらいの美しい曲だと思います。 曲調だけではなく、歌詞も素敵だなぁ〜と思いながら聴いているのですが、聴き込むたびに ”オルフェウスって何した人やったっけ・・・?” とギリシャ神話をよく知らない(何度も読んでるのに覚えられないw)私は悩むのです。 この曲に出てくる星座、オルフェウス、アンドロメダ、ペルセウスの物語を読むとそれ

Pass Me Byに隠された愛: "君が通り過ぎたあとに-Don't Pass Me By-”

”君が通り過ぎたあとに”は1987年に発売されたThe ALFEEのシングルです。アニメ映画・タッチ3の主題歌だったこともありアルフィーファンではなかった人も聴いたことがあるのではないでしょうか?このシングルは”二枚舌”と銘打って”サファイアの瞳”と同時に2枚発売されたため、当時の人気音楽番組ではアルフィーさんを2度見れるうれしいおまけ付きでした。 当時の映像↓ ギター持ってない高見沢さんも素敵! 一番の歌詞を見ると、自分から離れていった彼女を静かに待っている高見沢さん、

どんな風? "Catch the Wind"

ポップで爽やかな3声のコーラスから始まる”Catch the Wind" は1981年発売されたアルフィー3枚目のアルバム、ALMIGHTY に入っている楽曲です。このアルバムはB面がスタジオライブ録音になっていてお客さんの手拍子や短いMCなども入っており、更にはポップス、フォーク、演歌、などのいろんなテイストが詰まった素晴らしいアルバムです! B面の一曲目、高見沢さん作詞作曲の"Catch the Wind"は歌詞を見ると悲しい心を吹き飛ばすために、風をつかもうとしている