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明るい未来にハレルヤ!: "Circle of Seasons"

The ALFEEの71枚目のシングル、”星空のCeremony”と”Circle of Seasons”が10月6日に発売されました!Double A-side、どっちも素晴らしい”両A面”での発売です!頭から終わりまで3声コーラスが本当に美しい💖(ジャケットも美しい↓)

Circle of Seasons、 巡る季節に人生のアップダウンをなぞらえ、ポップさを全面に押し出したアコースティックの音色と軽快なコーラスが冒頭から楽しい気持ち満載なウキウキと心を躍らせるワクワクな名曲です。
70年代を思わせるジャカジャカとしたギターとそれに沿うメロディアスなコーラスに懐かしいような、それでいて新鮮で爽やかな澄んだ青い空を思わせる音に”終わらない青春”を感じますね!

パンデミック中にライブ中止を2年間も余儀なくされた高見沢さんの悔しさや先の見えない不安、それでも3人でこれまで通りに、それ以上のパワーで未来へ進むのだ、という決心や信頼や溢れる愛も見えるような歌詞。
アルフィーさんの名曲”夢を急げ”や、"My Life Goes On" にオーバーラップする”どこまでも歩いて行こう”、そしてGAROさんの”地球はメリーゴーラウンド”を連想させる”回転木馬のよう”など、色んな背景を思わせる部分も多数あります。

高見沢さんのポジティブな言葉は英語の部分にも溢れているので考察して行きましょう〜!

ポジティブ表現1:Anyway, never mind

Anyway, never mind 気にしないで行こうぜ
迷い悩んだ時間は無駄じゃないから(1番)
躓いたら何度もやり直せばいいから(2番)

Circle of Seasons (作詞:高見沢俊彦)以下の引用部も同様です

Anyway には色んな意味と使い方があるのですが、Anywayから始まる文章は解釈が限られます。
一般的には ”そうだけれども〜・これまでの話は置いといて~”話題を変えたり会話を終わらせ次に進む時に使う言葉です。
Never Mind(気にすんな・忘れて)と続くように、Anyway以前には何か悪いことが述べられており、そんなネガティブな状況(一番では悩んだ時間・二番は躓き)はとりあえず置いておいて、それでも前に進もうぜ、という慰めのようなエールのような背中を押してくれる始まりです。

ポジティブ英語2:Let's get it going

Let's get it going! 前だけ見つめ(1番)
〜手を携えて(2番) 〜一歩踏み出せ(3番) 〜風に吹かれて(最後)
信じた道を行こう

”Let's get it going"・・・Let's go とか Let it go に似た響きのなんとなく聞いたことがあるような表現ですね。

Let's go レッツゴーだと ”行こうぜ!”と誰かに行動を促す言葉。一緒に行くのは今かもしれないし未来かもしれません。
Let's get going レッツゲッゴーイン だと”そろそろ行こう(その場を去る)ぜ〜”とこれも誰かに出よう・行こう、と促す表現ですが今に限定された表現です。
どちらも実際の行く・出る・去るなどの動作を伴う言葉です。

Let's get IT going はそのどちらとも違う IT を始めよう!という身体の動作ではなく心構えや計画やモチベーションなどをひっくるめた ”何かを始める” という物事を前に進める動きを表現しています。
その後にくる ♪前だけ見つめ〜手を携えて〜一歩踏み出せ の部分を一緒にすると気軽に始めるものではなく大きなIT(何か)なのが分かりますね。

さらには Let's は Let USの省略形なので、ITが一人ではなく”私たち”という複数で一緒に始めるものだと分かります。

IT(それ)と曖昧な単語にしてあるので高見沢さんは私たち聴き手それぞれの”信じている何か”をそこに当てはめれば良い、と思ったのでしょう。
”本当の意味での人生”が始まるのかもしれない。
”新しい世界”を生み出すのかもしれない。色んな受け止め方ができます。

ポジティブ英語3:Keep on Carry on

Keep On Carry On まだこの人生は終わらない

この部分を聴いてこれを思い出した人もいるのではないでしょうか。


”落ち着いて普段通りに”

第二次世界大戦に向けイギリス政府が作った国民に向けてのポスターです。”事態が急変してもパニックにならずこれまで通りに”のメッセージですが、長い間埋もれていたものが最近になって発見されたのをきっかけにその語呂の良さから色んなパロディー商品も作られています。

Keep on は動詞を伴って やっていること・やり始たことをそのまま続けるという意味。Keep on fighting で戦い続けよ、keep on loving で愛し続けよ、というメッセージです。
ここでは Keep on としかありませんが、直後に”まだこの人生は終わらない” とあるので Keep on living か Keep on believing などと続くのかもしれません。

一方の Carry on も”続ける”という意味ですが、こちらにはもう少し重いニュアンスが追加されることもあります。
何かを続けるのが困難・苦痛・面倒、そんなネガティブな状況であっても Carry on! 頑張って続けよ、乗り越えて行け、という意味です。
高見沢さんもパンデミックや世界状況の変化で何かをひたすら信じて未来に進むのは困難なことをひしひしと感じていた、みんなもそうであろうとわかっていた、という優しさがこの Keep on, Carry on に映っていますね。

ちなみにCarry-onとハイフンが入り名詞になれば飛行機に持ち込む”手荷物”の意味になります。預けるのはCheck-in baggage(荷物)。

Carryは元々は”運ぶ”という意味ですが、”夢よ急げ”では桜井さんが悲しい君の荷物をCarryしてくれますね。
この”心・精神の荷物”も英語ではbaggageと表現します。過去の辛い経験やトラウマ、心の傷などです。
日本語でも負担となるもの比喩として荷物(お荷物になる)と表現しますが、”夢よ急げ”の”悲しい君の荷物は僕が背負ってあげよう”はとても英語的な表現だなぁといつも思っていました。

ポジティブ英語4:Hallelujah

La La La La Hallelujah あきらめるのは早い
La La La La Hallelujah 答えは一つじゃない

ハレルヤはもちろんユダヤ教・キリスト教の神を讃美する言葉で、クリスマス時にハーレルヤー!ハーレルヤー! の歌をよく耳にしますよね。
讃美の言葉であると同時に喜びや感謝の意味もあります。

ここでハレルヤ・・・と最初は違和感を感じたのですが、自分がどんな時に
Hallelujah!!(LUが一番強い音です、ハーレルーャ!)と叫ぶかな?と考えたら
高見沢さん〜〜〜天才〜〜💖 とまさに褒め称えたい気持ちになりました!

ハレルヤは日常では
まさか起こり得ないと思っていたようなことが実際に起きた時
想像つかないような素晴らしいことが現実に起きた時
ずっと夢見ていたことが不意に実現した時

など えーーー!っと驚き喜び幸せな気持ちになるときに使う言葉です。

”シマリス!アルフィーの夏イベで最前席当たったぞ!”
”ハレルヤーーー!”
(未来のシミュレーションw)

パンデミック中はまたライブが出来るようになるのか、愛する人に会うことが出来るのか、誰かと抱きしめ合う日は来るのだろうか・・・そんな日々を過去に追いやり明るい未来を迎えつつある今。
歌詞にある通り、諦めず、色んな答えを見つけて早く大きな声で ハレルヤー!と叫びたいですね!

こんなにポジティブな言葉がたくさん詰まった名曲、Circle of Seasons!

高見沢さんのひたむきな愛、未来への期待、前進の喜び、世界へ向けた心からの応援、絶対に終わらない青春、そんな幸せが満載です。

秋ツアーも無事に始まり、これから秋〜冬とライブ参加出来るみなさんは楽しんでくださいね!
アルフィーさんと一緒だと未来は明るいね!ハレルヤーーー!

シマフィー

*余談:歌詞には春、夏、冬、とタイトル通りの巡る季節が出てくるのですが秋が出てこないのは、アルフィーさんには”飽きが来ない”からなのでしょうか
(3400字を超える考察なのに親父ギャグで締める)

ライブに参加される皆様、こちらもどうぞ!


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