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成長と成功が加速する!適度なハードル設定法

こんにちは、きたがわです。

前回は、
「行動に対する愛」
のお話をしました。


行動そのものを、
喜びの源泉からできたら、
けっこういい感じ♪です。

きれい事にみえるかもしれません。
が、
最初は、
そのきれいごと、大道を、
堂々とやってみればいいんです。


これは、わたしの経験値からいえることなのですが、
頭で考え込んで行動に移せないのは、
初動の段階で、ハードルを高くしすぎなんですね。

ゲームでいうとレベル1の状態なのに、
いきなりレベル99じゃないとクリアできないことを
自分に要求するようなものです。


最初はなるべくシンプルに、
というか、
”えっ、これでいいの?!”
っていうくらい、削ぎ落としてシンプルにしたほうがいいです。

これができる人は、ビジネスでも人間関係でもうまくいく人ですね!


複雑なことをしないほうがいいし、
やれといわれてもいきなりは難しいと思うんです。


心技体(心のあり方と技術の両面)
という言葉がありますが、
これは、三角形の三層構造だと思うといいですね!

一番下が体=行動
真ん中が技=技術・ノウハウ・知識など
三角形の頂点部分が心=精神・源泉・動機


よく動機が大事、原点回帰などと言われますが、
動機を整えようとし過ぎて、
そこにエネルギー注ぎ過ぎて、
肝心の行動にエネルギーが注げなかったりする場合も多々あります。

もちろん動機や行動の源泉も大事ですが、
いきなりそんな聖人君子のような振る舞いは無理だし、
むしろそんなことしなくていいです。

理想はあっていいけど、
その理想に押しつぶされる必要はないのです。

だから、
行動しつつ、同時進行で動機や源泉を調整していけばいいんです。


そのあたりの話を、
前回も電車の話でしたので、
今回も電車内のストーリーでお話してみます。


【1つめのストーリー】
ある1組のカップルが電車に乗ると、
席が空いていたので、
「あっすわろー!」と、
空いてる席に二人で座りました。

すると、
いくつか目かの駅に停車した時に、
ご高齢の方が乗車してきて、
そのカップルの前に立ちました。

彼氏の心の会話
”あっ、おばあちゃんが乗ってきたな・・・
席譲ったほうがいいよなー。
そのほうが絶対にいい。

でも、普段1人の時、そんなことしないのに、
彼女がいるからするって、かっこつけてるみたいだよな。
彼女にもそう思われたらいやだし。
それに、この人微妙だよな。
席譲って、逆に「わたしを年寄り扱いするな!」
とか、怒鳴られたらやだしなぁ・・・”

と、
そうこう考えてるうちに、
彼氏の隣に座っていた、スーツをきた男性が、
「よかったら座ってください!」と、
そのおばあちゃんに席を譲りました。

おばあちゃんは、
「ありがとう。助かるわ。」
と言って、快く座っていた。

彼氏の心
”あぁ〜譲っておけばよかったかな。
でもまぁいいか。”

【ストーリー2】
ある1組のカップルが電車に乗ると、
席が空いていたので、
「あっすわろー!」と、
空いてる席に二人で座りました。


すると、
いくつか目かの駅に停車した時に、
ご高齢の方が乗車してきて、
そのカップルの前に立ちました。

彼氏の心
”あっおばあちゃんが立ってるなー
よし、ここは、彼女に、
「席とかちゃんと譲るんだね。優しいじゃん!」
って思われたらラッキーだし、
意外性アピールしとこっ!”

そして、
さっと席を立ち上がって、

彼氏:「よかったら座ってください。」

おばあちゃん:「ありがとう。助かるわ。」

といって、
彼は彼女の前に吊革を握って立ちました。

と、
ストーリー1と2、出だしは同じでしたが、
彼氏の心の会話が違っていましたね。


ストーリー1の彼氏(Aさんとしましょう)は、

普段一人の時、席を譲った経験はないけど、
譲ったほうがいいなという良心が語りかけてきました。

でも、
カッコつけてると思われたくない。
どうぞって譲ったのに、逆ギレして怒ってくるかもしれない。
などと、
ぐるぐる思考をこねくり回した結果、
隣のサラリーマンが、さっと譲るという結果に終わりました。


ストーリー2の彼氏(Bさんとします)は、

”ここはいっちょ、ささっと席譲って、
彼女の株をあげときましょ!”

っという軽い感じで、
さっと行動しました。


Aさんは、良心から譲りたいなと思った。
でも譲らなかった。

Bさんは、心根というか、魂胆は、
彼女の株上げでしたが、席を譲る行動をしました。


つまり、
Aさんは心技体の、心の部分は発動したけれど、
体の部分、行動には至らなかった。

Bさんは、魂胆は自分が彼女によく思われるためだけど、
さっと行動できていた。つまり、一番底辺部分である「体=行動」
が、できた。


思いと行動がはじめは、全く一致してなくてもいいんです。
最初は、心からできてなくてもいいということです。


「行動に対する愛」って大事だけど、
いきなり、そうじゃなくてもいいし、
そこを目指す気持ちがあればいいということです。


これを、
「一致させなければ」と、
一致させる方に躍起になってしまうと、
時間だけが過ぎていきます。

まさに隣のサラリーマンにさらっと席を譲られてしまった
Bさんの状態を体験することになります。


わたしの大切にしている言葉があるのですが、
「利己主義は最善の利他主義である。」
です。

利己的はダメ、
利他的がいい
論争ってあると思うのですが、

これは、どっちがいいわるいということではなくて、
切り離せない、繋がってるものです。

ただ、
極端すぎる利己主義だと、

手段を選ばず、利益最優先だ!
それにより誰が傷つこうが、
やむを得ない、必要悪だ!

みたいにな感じになります。

分かりやすいように、
あえて極端に言っています。

そして、
いき過ぎた利他主義だと、

自分のことより、人のため、人様のために・・・
と、我慢に我慢を重ねて、
どこか犠牲的なポジションをとります。


エネルギーがあるうちはいいのですが、
エネルギーが切れかかってる、
もしくは、
エネルギーが切れてるのにそれでもまだやり続けていると、


身体を壊してしまったり、
周りに対して、
「わたしはあなた(たち)のために、
やってるのに、どうしてわかってくれないの」
と、逆ギレしたり、
衝動的な行動にかられるようになります。


だから、どっちかだけというより、
バランスが大切ということです。
(栄養バランスと一緒ですね。)


いわゆる、
「ひとりはみんなのために、
みんなはひとりのために」
とか、
「ワンネス」っていったり、

東洋思想でいうところの、
「不二(ふじ)」
(二つであらざるものという意味)
という考え方です。


「行動に対する愛」
つまり、喜びの源泉から行動できるようになるために、

まずは、
自分のためでもいいから、
こねくり回すよりシンプルに行動して、
トライアンドエラーを繰り返していく。

そして、
三角形の底辺の体=行動の部分が、
溜まってきたら、
自ずと、次のステージにいきます。


ということで、
今日は、自分や誰かにとっていいと思ったことを、
どれだけ最短・最速で行動に移せるか。

この瞬発力に自分を慣れさせていきましょう!
というお話でした。


今日はこのへんで〜。

ありがとうございました。

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