てんとう虫やカナブンのお告げのその後
虫はスピリチュアルな存在である。
……なんて、三年くらい前のわたしは絶対口にしなかった。
家の中で虫を見たら、いかなる種類でもすぐに追い出すか、どうしても出て行かないなら殺っちまう。
虫がたくさんいるのもあって、絶対キャンプに行ったりしない。
山の中の静かな暮らしなんて、絶対絶対ありえない。
………… と、そんな女だった。
今では、虫を見ればスピ的にどうかといちいち調べる。
空が広い、自然豊かな場所での静かな暮らしを時折夢見る。
わたしが変わったのは、暦を気にかけるようになってから。
一年の四季と暦を丁寧に追ってゆくと、季節ごとに精いっぱい生きる虫たちがいる。
季節をあらわす言葉には、鳥や虫や植物がが生き生きと使われている。
──── みんなみんな、同じ存在。
地球というこの星の上で、一つの同じ太陽を浴びて生命を営んでいる。そういう意味で、本来、ヒトもムシも同じ。
と、そんなふうに思えるようになったから。
それ以来、やたらと虫を殺めることはなくなった。
こんなことを書いて、そういえば書きっぱなしだった。
あらためて、本当に何か幸運が舞い込んだのかと振り返ってみることに。
……………… わたし的に幸運なこと、いくつかありましたねぇ…!
どれくらい幸運かというと、
そうですねぇ、
てんとう虫が来た後は、実際にはまったく違うのですが、例えるなら、
「 抽選で一名様に当たる超人気アイドルのサインの応募企画に当選! 」
「 抽選で一名様に新車が当たる自動車メーカーの懸賞に当選! 」
という感じです。
それに、ひとつじゃなく、立て続けにふたつも …………!
さらに、自動車に例えた方は、応募したわけではないんです。
何かに参加したら自動的に抽選対象になるケース。
あくまで例えです、実際にアイドルのサインや車が当選したのではありません。
ただ、そんな完全に運頼みしかないものに立て続けに当たったのです……!!
ハイ、嬉しかったですよ、フフフ (*^-^*)
しかも、一年にふたつなんて (*^-^*)
「 これで一年の運を全部つかった 」なんてことは思いませんでしたけど、さすがにもう何かに当選するのは無理だろうと思いました。
カナブンの後も、プレゼント当選ではありませんが、わかりやすく言えば「 何度も続けて大好きな推しに会える機会に恵まれた 」という出来事。
推しがいるイベントに行けば、会えるものかもしれません。
が、そのイベントが参加可能な日時と場所で開催されるのも、チケットを手に入れるのも、現地まで問題なくたどり着くのも、全部無事に実現して初めて推しに会える状態になるわけですから、ちょっとした奇跡だとわたしは思ってます。
*
最近は、ほとんど虫を見かけていません。
冬という季節のせいかな?と思ったものの、二年前の今よりもちょっと前は、クモを見たりしていました。
この蜘蛛の一件の後、幸せなことはあったのかしら?
……… こじつけかもしれないけど、あったといえばあったかもしれない。
嫌な目にあった後、そしてこれからも嫌な目にあうとわかった後で、この蜘蛛を見た。
その後のわたしの行先には、このうえなく素敵な出逢いが待っていた。
滅多にない蜘蛛の現れ方と同じくらいに、滅多にいないような人だったから。
それにしても、この頃からもう二年になるのか。
今までの間、わたしは何をしていたのだろう?なんてつい考えちゃいます。
いや、日々精いっぱい生きてたんです。
暦に出てくる虫たちのように。
そして、一昨日。
てんとう虫くんがあらわれました。
ベランダに、そして昨日は窓のカーテンに。
フタホシテントウ。
黒い体に赤い点が二つある、彼です。
ちょっと調べてみたら、スピ的には恋愛運や結婚運の向上、なんですって。
恋人ができたり結婚するんですかね?
わたし、笑
これから何が起こるのか、ちょっと楽しみにしています。
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