見出し画像

短いシカ 1歳

 本日は短いシカ爆誕1周年です。4月7日、緊急事態宣言発令に伴って「知らない誰かの数分の暇つぶしに」生まれた短いシカ、まさか1年も続けることになるとは思いませんでした。皆さまのお陰で本日無事1歳を迎えることが出来ました。奇しくnoteも本日が誕生日なのですね、7歳、おめでとうございます!

 こちらは短いシカが産声を上げた緊急事態宣言下シリーズ。投稿時期は4月7日から5月6日、当初予定していた緊急事態宣言の期間です。私にとっても色んな事がありました。この頃の私の精神状態はプロフィール記事をご参照頂ければ……。

 この30本の投稿を経て短いシカの創作スタイルが確立されました。「猫はパラフィン紙の匂い」から始まり「はじめての恋人」までの29編は全て私の実体験です。おしまいの30編「裏切り者の星野くん」で私は初めて物語を創作します。そこで短いシカは『現実の不完全燃焼を虚構で燃焼させる』という物語の効果の一端に気付きます。それから私は知人の個人的な体験を物語化することに夢中になりました。

画像1

 そして沢山の物語が生まれました。職場の後輩の恋話譚から友人音楽家の引きこもり体験記、若き舞踏家の舞踏生活などなど……モデルとなった人々はあれから現実の世界でも変わりました。恋話譚の彼女は職場を移動しバリバリ元気に、引きこもりの彼は劇場付きの演奏家として、舞踏家の彼女も第一線で活躍中です。みんな変わっていきます。

 1年、長いようで短い期間でした。でも人を変えるには十分な時間です。私は何が変わったのだろう、何も変わってないんじゃないか?なんて少し不安にもなりましたが、この1年投稿してきた文章を見てみると、確かに変わっている事を実感できます。

 でも相変わらず書きたいことが揺蕩って結局何が言いたいのか分からない文章を書く点は変わっていないようです。と言いつつもそんな自分の至らなさを認められるようになったのは、良い変化だと思います。

 noteを始めて沢山の出会いがありました。不思議と関わってくれる人は優しい人ばかりで、noteで苦しい想いをしたことは今のところありません。出会ってくれた皆様に、この文章に目を通してくれている皆様に、心からの感謝を捧げます。

 これからも「知らない誰かの数分の暇つぶしに」note活動を続けて行けたらと思っています。今後とも、お暇な時に覗きにいらしてくれたら幸いです。シカはとても喜びます。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします^^


画像2


この記事が参加している募集

自己紹介

noteでよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?