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糖質との付き合い方に悩む方へ…マニアック本まとめ【読書記録*まず「白米」をやめなさい!など】

健康マニアのわたしは、かれこれたくさんの食事法をつまんで、つまんで、つまんでを繰り返している。
そして、現在もボディメイクを本格的に始めたこともあり、食事への関心が再燃している。

しかし、そもそも人間の食生活で一番合っているものってなんだろう?と気になった。
ダイエットやボディメイクでは、アンダーカロリーを作ることで体重を減少させることができるが、大きく分けると糖質制限 or 脂質制限となっているようである。人によっても合う/合わないがあるため、やってみなければわからない。

私の場合、無類の脂質好きのため、ケトジェニックがハマるんじゃないかと考えている。
(無類の脂質好き、というのもオリーブオイル、ココナツオイル、ナッツ、アボカド、MCTオイル、ギー…常食しないようにはしているが、毎日いずれかは摂っている。というか摂ってしまう。そこにプラスして糖質をしてしまうからカロリーオーバーしているのは承知である。)

そこで今回は、糖質制限派の本を3冊ほど読み、知識を得ることにした。以下の3冊をまとめ、糖質制限に関するあれこれをまとめていく。

■大平万里, 「代謝」がわかれば身体がわかる, 光文社新書, 2017
■溝口徹, まず「白米」をやめなさい!―老化と万病を引き起こす「糖質」, あさ出版, 2016
■ウィットモアなつこ, アラフォーからの人生が輝く食事法:女性のための食の新常識, 2023  

3項目要約

  • 脂肪をつきにくくするには、血糖値の上昇を抑えることが重要【パフォーマンス向上と心と身体の健康へ】

  • 糖質に偏る=タンパク質・脂質が不足する=重要な栄養素が無駄遣いされる【栄養素の優先順位はタンパク質→脂質(→糖質)】

  • 代謝(エネルギーの発生と吸収)を促進するために、酵素が必要【酵素はアミノ酸、タンパク質、十分な水分、安定した温度とpHで◎】


読書感想

【ビフォー】身体作りにおける糖質制限派の知識を得る。

【知識】

  • 体重の減少は、体内の物質が二酸化炭素+水になって外部に排出された状態の数値変化(※脂肪燃焼された訳では無い)

  • 生きている=分子レベルで変化しないように変化している状態。変化がないということは死んでいるということ。

  • 代謝とは、体内で生じる化学反応のこと。体内での物質の変化やエネルギーの発生と吸収が含まれる。

  • 脂肪や糖質の余剰がなければ、中性脂肪の合成はなされない

  • エネルギー産生の代謝において重要なことは、「今どれだけATPが必要か」「需要量のATP合成のために最適な代謝経路は?」の2つ。※脂肪や糖質を消費するためのエネルギー代謝ではない!

  • 『身体は血糖値が上がることに慣れていない』ため、急な血糖値の上昇は脂肪をつけやすくする。現代の精製された食べ物は古来にはない。→低GI食品を食べようと勧められる理由

  • 脂肪を減らすために最も気をつけるべきなのは、脂質のカロリーよりも糖質による血糖値の上昇。(=糖質の摂りすぎで血糖値上昇×余剰カロリーになりやすい。)対して脂質は血糖値が上がりにくく、満腹感もある。

  • 脂質は中性脂肪にならない(ATP代謝に使用されるため)。

【気づき】

様々な食事法がある中で、これが痩せるとか身体にいいとかあるけれど、そもそも代謝自体、”人間が生きるために行われているだけである”というのは忘れてはならない。
本質的な身体の機能から考えれば、糖質は重視すべきではないのかもしれない。ただ、SNSなどのマーケティング的な視点でいけば、糖質制限はわかりやすいしインパクトもあるため、極端な言い方で間違った情報になっていることも多いのではと考えた。
とはいえ、お米とともに生きてきた日本人にとっては、反対派を生みやすいのかなと。

【TODO】

  1. 糖質と脂質を大量に同時に摂らないようにする。

  2. 糖質を減らし、脂質を増やして1週間過ごしてみる。


まとめ

糖質制限派の立場として、
・人間の代謝機能的には糖質は不要であり、重視すべきは必須栄養素(主にタンパク質と脂質)である
・血糖値のコントロールが健康やパフォーマンス向上のためには重要
・中性脂肪の分解には、ATP合成エネルギーである糖質を枯渇させ、中性脂肪を使うようにする必要がある(ケトジェニック)

確かに、代謝面から考えれば、糖質は必要ないのかもしれない。しかしながら、糖質は大きなエネルギーを生み出しやすいことや、脳の報酬系を喜ばせる物質であること、主食として食べてきているものであることから、完全にやめる!は難しいし、普通の生活を送るのには不便である。
そのため、知識として知った上で、自分はどのような生活を送りたいか?を考えていく必要がある。


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