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27の背中に向けた涙
東京ドームで泣いた。ひっそりと泣いた。
急遽抑えた席は2階の一番前の席で、上からドキドキしながらプレイボールを待っていたのがもうだいぶ前のように感じる。
帰宅してどうして泣いたのか考えたら、内海が負けたからしか理由がないのだ。今日は読売巨人軍に内海哲也の存在を見せつける日だと思っていた。それなのに皮肉にも人的補償で入れ替わった銀次郎にHRを打たれる。しかも内海が巨人にいた時の登場曲で。結果として2回5安打4四球3失点で降板。
もう、悔しい。ファンは悔しい!泥だらけになる姿をずっと観てきたからこそ、内海を手放した巨人にギャフンと言ってほしかったのに。内海がどれだけの想いを背負って27を着てマウンドに立ち続けているのか、そんなのみんなが知っている以上のものなのに、なんだか球団が憎く感じてしまうほど悲しかったのは、見世物にされた気持ちがしたからだ。
今日は引き分けて負け投手にならなかったのけれど、私はもう一度内海が対ジャイアンツ戦でマウンドに立つ日があるのならば必ず向かう。
どうか、また輝いてほしい。
どれほど大きな苦痛の日々も、その背中を見て毎日を乗り越えてきたのだ。だからお願いだから内海が下を向かないでほしい。日ハムを観ていて時代は変わっていると強く思うけれども、それでもまだ変わらないでいてほしい。ずっとエースでいてほしいのに、そう思うことはいけないことなのか。
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