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路上呑みに対して、本当に素直に思うこと

依然感染者が増え続ける中、緊急事態宣言が解除され私は少なからず戸惑っている。リバウンド気味の数字や明らかに目に見て分かる人の増加。いくらワクチンが普及され始めたからといって、急に規制解除の反動を実感している。「仕方ない・我慢の限界だ」と言う気持ちは私も人の心として持っているけど、仕方ないで本当に纏めてしまっていいのかと疑問を抱き続けているのも事実。

今日はそんな葛藤とも当然とも取れる感情を持つ私自身の路上呑みに対しての率直な気持ちを、こっそりとこの場所で記録として残しておく。読み返したときに綺麗事と笑うかもしれないけれどそれを前提として、今の気持ちを素直に綴っておこうと思う。


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「路上呑みに対してどう思う?」と聞かれれば凄く素直な感想は「苦手」の一言。というのも4月に渋谷のsequence MIYASHITA PARKを訪れた際、「都内の公園」を唱う宮下パークからホテルまでの道の殆どが路上呑みをする人で溢れていたからだ。


ホテルの施設内がいくら整っていて自分好みだったとしても、ホテルを一歩出ると別世界が広がりその環境を怖いと思った。明らかに20代の彼らは、人が前を通る度にシーンと静かになり通りすぎた後クスクス笑っていた。品定めをするかのような視線を送ってきた。からかうように「お姉さんお姉さん」と声をかけてきた。そんな空間が怖く、そして地べたに座り(潰れて横になっていたり)、ゴミをそのままにして帰る姿には嫌悪感を抱いた。

勿論誰だって自由さを求める。

私だって球場に行くし、ホテルステイをする。更には電車通勤だから毎日多くの人と自然と関わっているから、彼らが「外に出る」ということに関しては同じだから全面拒否は出来ない。違うのは一人か多人数か、そして外でのお酒の有無だけ。でもきっとその2つが大きなネックになっていて、路上呑みに対して私は苦手意識を持っているのだと思う。


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人のことを注意して自分はどうなのか、と問われると自信を持って「私は大丈夫」とは言えない。だって野球観戦行くなと言われればそれは私にとっての絶望だし、ホテルステイを取り上げられてしまえばストレスでしかない。通勤は避けては通れない手段なのだから。だから「路上呑み禁止」と言われることは彼らにとっても苦しみに直結するのかもしれない。

でも良く考えて。もしその輪で感染者が出たら周囲の人達にどんどん広がっていく可能性。それは家族・友達・職場の大切な人たちを、自分の欲のせいで苦しめてしまうということ。色々なところで見飽きた言葉かもしれないけど本当に理解しているのか。自分のひと時の楽しさと大切な人の時間を天秤にかけてしまっているということを。こんなにも注意喚起が出ている「路上呑み」が原因でもしそうなってしまった時の自分の後悔の大きさを想像してみると、割と本気でゾッとすると思う。


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生活していて思うことは人間は欲張りだともっと気がつくべきだ。全く禁止の時期から、今はほんの少しずつだけど緩和されてきている。それは19時までと確かに短いのかもしないけれど、それを過ごせば少しずつまた緩和されていくだろうと分かっているのに「短い」「足りない」「会社帰りじゃ行けない」と言う、「だから外で飲んでいる」と言う。じゃあ20時にしたら満足するのかと聞くと、きっと満足する人間なんていやしない。経営側の意見なら理解できるのだ。それはリアルな金銭問題で生活に関わることだから。でも店を訪れる側の意見に対しては「そりゃ違うだろ」と思ってしまうのだ。ここで1時間伸ばしても満足いかない人が多い中で、じゃあ一体どうすれば多くの人が満足するのか。

2時間?3時間?それとも日付を越えるまでの営業じゃないと満足しないの?そうなったらこの先の感染者数、命を落とす人が本当に増えないと思うの?


だから、今は19時までお店で飲める。そのあとは解散!

緩和されたら20時までお店で飲める。その後は解散!

緩和されたら21時までお店で飲める。その後は解散!

緩和されたら22時までお店で飲める。その後は解散!


を繰り返すことが人の命を守る方法だと私はわりと本気で思っているのだ。それが出来なかったからリバウンドをもう何回も繰り返し、感染者が増えたら結局お店が打撃を受ける。そしてまた営業停止になる。その繰り返しを止めるのはこの意識からなんじゃないかと本当に思っているのだ。

お店から出たら外で集合するのではなく、この先の人の命と好きなお店を守るために時間がきたら家に帰る。何のための規制なのかよく考える。そんなことを朝ニュース番組で「路上呑み」が取り上げられるたびに思う。目先の幸福よりも先にある幸福を見て生きていきたいと、私はこのコロナウイルスとの日々を生きながら思う様になったのだ。



そして、これは路上呑みに関わらず。

自分の欲のままお酒を飲んで酔っ払って。そこをたまたま通り過ぎる人が怖がる・苦手に思う日々がなくなって欲しいと切に願う。本当に怖かったんだから!!!



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