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休息するのが下手過ぎる件 (2) - あれ?力の抜き方がわからない

しーちゃんのご主人さまこと、調 和緒(しらべ かずお)です。

今日は「休息するのが下手過ぎる件 (1)」のつづきです。

抜毛症の事ではなくメンタルと健康状態のことですが、抜毛症とも密接に関わる話だと思っています。なぜなら、私は心身の状態がいいと抜毛行為も減るからです。

ですが、なかなかうまく自分の状態を整えることが出来ないまま来てしまって…その原因のひとつが「休息するのが下手」なんですよね。

さて、私は小三の時から抜毛症で現在40代の女性です。
また、20代に激務の会社勤めをしてうつ病を発症。以来、絶えず心身の状態が整わず、無理して頑張る〜動けなくなるの繰り返しで現在に至っています。

そんな私ですが、今年に入ってから精神科でのケアや学び直しを始めており、このブログもその一環で始めました。

「休み下手を卒業して、すんなりしっかり休めるようになる」というのも目下の目標です。心身の健康を育むべく、いま私が取り組み始めたことなので、アレコレ書き留めてみようと思った次第です。

この記事は、同じく抜毛症やうつの方、あるいは何かしらの精神症の悩みを抱える方と、正直な思いや悩みを共有して、少しでも心が軽くなったり共感できたら…という思いで書いています。


・「あれ?力の抜き方がわからない」

最初に違和感を感じたのは、20代にガンガンサービス残業しながら働き詰めだった頃。直属の上司が嫌がらせに近いことをしてくる様になってしばらく経った時でした。

いつもの様に終電で帰り、辿り着いた布団の中で、ぴーんと脚が突っ張ったまま力が抜けない状態になったんです。

もうその頃は自律神経とかしっちゃかめっちゃかだったと思います。

その後程なく、朝起きられなくなったり、仕事中にも頭痛などの体調不良が頻発する様になり、うつ病で休職することとなりました。

あとは…それから何年か後、ヨガ教室に初めて行った時に「肩の力を抜いて」と講師に言われて、全く!できなかった時も衝撃でした。もうね、コントみたいに全然できなかったんですよ。

でも、このレッスンの間に少しずつ力が抜けるようになって、徐々に柔らかくなる体験ができたので、この時の指導には今でも感謝しています。

体の状態や呼吸を整えることで、スッキリさせることが出来るのだと希望が持てました。私はこれを知ったことで、年スパン、月スパンだった「休息に必要な日数」を徐々に減らせるようになってきたのかなと思っています。

今でも「冗談みたいに力が抜けない」状態になることや、常に力んでいる状態だったりするなんてのはザラなのですが、自分のことやヨガを知ったことで落ち着いて対処できるようになってきました。対処する気も起こらないような暗黒な気分の時は、ただただふて寝だったりもしますが…
それでも、自分との付き合い方が柔軟になってきたのは進歩だなと^^

・休息しなければという焦り

体調不良で会社を休むとか、旅行明けに一日休みを設定しておく、あるいは休職するなど「休息を目的とした時間」に、私は謎に焦ってしまう傾向にあります。焦るというか、力んでしまう。

眠れない時に「もう寝なきゃ…」と焦って、かえって眠れなくなってしまう感じです。

私はもともと寝つきも良くないので、睡眠の質は量でカバーしなきゃならないですし、それを見越して予定していても…動き回らず静かに過ごしていたとしても…「しっかりと休んで回復しなければ!」というプレッシャーがすごいんですよね。

なので、体と心をほぐすために始めたヨガ習慣なのに、いつしか「歯を食いしばってヨガを継続する(しなければダメだ)」みたいな本末転倒なことになったりするという…

多分まじめにやり過ぎるし、そのまじめさの根っこには「失敗したら総攻撃にあう」という原家族での体験があって、とにかく「恐れ」が行動のベースになっているから固くなるんだろうな…というのが最近の自己分析です。

春から通い出したカウンセリングでも、こういう「しなければダメだ」という脳内の声は誰の声で聞こえるか?などをお話ししたりして、理解を深めている最中ですが…

こんな脳内ボイスで自動的に固くこわばってしまう傾向が自分にはあるんだ、と分かっただけでも結構ラクになったかなと思います。

まだまだ解消には至っていないんですけど、この自己理解に少し希望を見出しています。

・ポーズだけでも休息の行動をとるのは無駄じゃない

こんな私とはいえ、心が硬いままでもヨガの一連の動きをしてみれば体はほぐれます。
気分が落ち着かなかったとしても、家でゆっくり過ごせば体力を温存することができます。

「もーなんか落ち着かないから、いっそ出かけよう」と無理やり出かけて、楽しい気持ちにはなるけど回復にはならない過ごし方を選んでしまうこともありましたが…

あまりにもガマンを重ねてまでやる必要はないけど、とりあえず休息のための行動をするのは大事ですよね。

眠れない時はそのまま布団にいないで、起き出しましょう…なんて言いますが、それとは逆で、身体をほぐしたり休める行動は多少強引にやるといいと言いますか。

両腕を大きく広げたら、自動的に肺に空気がたくさん入る

みたいな感じで、
装置としての身体メンテナンスの気持ちで…

深く考えずに、とりあえず「休息のための行動を選ぶ」ことから始めるようにしています。

それでも、焦りが消えて休息モードになるまでは時間がかかるんですけどね。
この一連の時間を、落ち着いて味わったり楽しめるようになれるといいんだろうなと思っています。



つらつらと書いておりますが、健康な人から見たら「?」だったり「できない理由ばっかり並べて…」なんて内容かもしれませんね。

けれど、こうして自己観察したことをアウトプットしてみるというのは、私にとってとても意義深いことだと感じています。ブログってありがたいな。

他のnoterさんの記事で「その人が今、できない事」について、率直な気持ちや考えに触れる体験が、良い刺激になることもあります。読ませてくださっているみなさま、ありがとうございます!あとは、自分の過去記事を読み返してそんな気持ちになることも…
よくある誰かの「ノウハウ記事」みたいなものより響きますね。

休息するのが下手過ぎる件、もう少し続きます。

ではでは、また!


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