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【2025万博決定】大阪の鉄道未来地図

11月23日、フランス・パリで行われたBIE総会で、2025年国際博覧会(万博)の開催地が大阪に決定。東京との差を埋められるか。橋下徹氏が大阪万博開催の重要性を語っている。

さて、今回の記事のテーマは「大阪の鉄道未来地図」。万博誘致以前より、持ち上がっていた各鉄道網の延伸計画が、万博の開催決定により大きく前進することだろう。

現在の大阪の鉄道延伸計画を以下まとめた。

今回、①JR東海道支線(うめきた新線)②夢洲3線乗り入れ③JR・南海なにわ筋線の延伸・開発計画を取り上げる。

①JR東海道支線(うめきた新線)

JR大阪駅の北側、梅田北ヤード跡地に「北梅田駅(うめきた新駅)」が2023年開業予定。梅田の再開発地区である”うめきたエリア”で、先行開業しているグランフロント大阪の北側に開業し、地下駅となる予定。現在はすでに着工済みである。

新大阪〜北梅田〜大阪環状線を結び、課題であった関西空港とのアクセス特急である「はるか号」、和歌山方面の「くろしお号」の大阪駅(梅田)素通り問題が解決しそうだ。

将来的には③で述べる「なにわ筋線」の起点がこの北梅田駅となり、より関西空港方面へのアクセスが向上する。

②夢洲3線乗り入れ

2025年の万博開催予定地である大阪市此花区”夢洲(ゆめしま)”。カジノなどのIR(統合型リゾート)誘致も進められ、大阪メトロ中央線、JRゆめ咲線、京阪中之島線が夢洲への乗り入れを計画している。

大阪メトロ中央線は、コスモスクエア〜夢洲間の約3キロの延伸。咲洲〜夢洲を結ぶ「夢咲トンネル」がすでに完成しており、540億円といわれる延伸にかかる事業費は比較的安く、他2線の夢洲延伸計画よりも実現性が高く、むしろ万博開催決定により延伸が確実になったといえます。

JRゆめ咲線は、桜島からこちらも人工島の舞洲を経て夢洲まで乗り入れる計画。大阪駅から直結しているという面で、こちらも需要が見込まれ、開業が確実とされています。

京阪中之島線は、中之島〜九条〜ユニバーサル・シティ〜夢洲の計画。京阪は開業以来乗降客数が低迷している中之島線を、当初より計画されていたUSJへ乗り入れたい思いがある。USJ内にホテルを構えている京阪だが、事業費や上記の2線計画もあることから、大阪メトロ中央線や阪神なんば線が乗り入れる九条駅までを一時的に延伸区間とするとも噂される。

③JR・南海なにわ筋線、阪急なにわ筋・新大阪連絡線

こちらは2031年開業予定とまだまだ先の話だが、大阪の鉄道網が大きく変わる計画だ。

2023年に開業する北梅田駅からなにわ筋を通り、JRなんば駅と南海の新難波駅(仮称・新駅)の2線分岐して、関西空港を結ぶ新線計画。そして阪急の新大阪〜十三〜北梅田駅間新線計画だ。

なにわ筋線の途中駅に、中之島(京阪中之島線)と西本町(大阪メトロ御堂筋線・中央線・四ツ橋線)が計画されており、乗り換え駅としても利用される見込み。

関西空港から大阪駅(梅田)への所要時間は、現状JRの関空快速で66分。特急はるか号は大阪駅を素通りし、南海はなんば止まりという梅田へ行きにくかった長年の課題が解消しそうだ。また、南海は悲願の梅田進出を果たすこととなる。

阪急なにわ筋・新大阪連絡線は、なにわ筋線と十三・新大阪を結ぶことで、関空からやってくるインバウンド客などを阪急路線へ取り込みたい考えだ。


東京・首都圏でも、渋谷駅周辺の再開発やJR山手線の品川新駅、相鉄のJR・東急相互直通など鉄道網がどんどん変わっていく。大阪万博開催が、関西の鉄道各社が進める延伸計画の起爆剤となり、大阪経済を盛り上げていってほしい。

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