うちの夫が好む要素をたっぷり持ち合わせた女性 2017年11月17日
数日前から
うちの夫がベランダで
野菜を干し始めました。
大根と人参に始まり、
その翌日は玉ねぎ、
その次はキャベツ……。
この本の影響です。
この本によると
干した野菜は旨味が増し、
干し野菜にみそをすくって入れ、
お湯を注げば
だし入らずでおいしいおみそ汁になるのだとか。
夫はそれを会社のランチタイムに
実践している模様。
わたしとほぼ同い年で
一橋大学を卒業、朝日新聞社に入社し、
論説委員まで務めた稲垣さんは
2016年にあっさり朝日新聞を退社し
フリーランスな日々を謳歌なさってます。
うちの夫が好む要素を
たっぷり持ち合わせた稲垣さんに
傾倒するのは火を見るよりも明らかで
彼の本棚には稲垣本が何冊も並んでいます。
彼女同様、わが家では
鍋でごはんを炊きますが、
おみそ汁はやはり、だしを取って作りたいので
それだけは断固拒否しておりますが
おそらく、そのうち稲垣さんに倣い
ぬか漬けを始めると思います
うちの夫は……(影響されやすいんで)。
わたしは、浅漬けのほうが好きなので
ぬか漬けは食べないし、
挑戦したけど失敗したので、まったくやる気はありません。
一汁一菜主義には共感するのですが
わたしは、土井善晴さんのほうが
好きなんですよね~。
こうしてわが夫婦の嗜好は
平行線をたどっていくのでした……。
そんなわけで、うちの夫のように
日々の食生活にアドベンチャーな要素を盛り込み
健やか、かつ、刺激的に生きたい人におすすめしたい1冊。
でも、この本のレシピに
燗酒に合う晩酌メニューがある点だけは
とても共感を覚えました。
(2017年11月17日 VOL.2980 配信 【仕事のメール心得帖】あとがきより)