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高城剛 著「サバイバル時代の海外旅行術 」 2011年4月28日

 今日ご紹介するのは
 高城剛さん著「サバイバル時代の海外旅行術」です。

 テレビを見ていたら、たまたま
 高城さんが出演しているトーク番組が放送されていました。

 愛用のバックパックの中身を公開したり
 お気に入りのバルセロナを案内したり
 注目の「分子料理」を食したり…
 と、彼の旅のスタイルを紹介する内容でした。

 「へぇ~、おもしろそう」と見ていて
 ふと思い出しました。

 うちの夫が買いこんでいた本の中に
 彼の本があったことを…。

 たまたま読んだに過ぎないこの一冊。でも、
 読後、思いっきり海外へ旅がしたくなりました。
 読んだ内容を、即、実践したくなるんです。

 本書では、
 日本の旅行ガイドへの失望から
 自分で「マイガイドブック」をつくるに至る経緯と
 体験に基づく、その作り方のノウハウが
 紹介されています。

 情報収集にCIAのサイトを使い、
 自分で地図を書き
 現地で携帯電話を買う…

 あ~、なんて楽しそう!

 本書を読むだけで
 旅行者というより、冒険者になれる気がしてきます。

 地図、テキスト、ブログ、画像
 この4つの観点からグーグル検索して情報収集し、
 現地で“やりたいことトップテン”をピックアップする。

 このことは、旅行に限らず
 出張や取材、もっといえば営業にも
 生かせるヒントだなと感じました。

 最後の第5章「旅の達人の七つ道具とパッキング術」が
 私には一番、楽しめました。
 
 軽装で海外に旅立つというのは
 私の最大関心事なので

 圧縮袋で衣類をまとめたり、
 紙袋に手荷物を入れて
 機内持ち込みで全て済ましたり、という工夫は
 なるほどな~と深く納得。

 高城式の海外旅行をしようと思えば
 サバイバルに必要な道具類
 (使えるものというのは、えてして高品質で高価)
 それなりの資金も必要なわけで

 私の場合
 「行く前に、もっとちゃんと稼ごう!」
 という別の闘志が燃えてきてしまいましたが…

 読むだけでも、
 「今度、海外行く時はこうしよう!」と
 作戦を立てることができて、楽しめますよ。


 高城剛 著「サバイバル時代の海外旅行術 」(光文社新書)

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 あとがきに「妻が支えとなりました」とあり
 この本が彼の離婚前に書かれたことが分かって
 ちょっと切ない・・・

(VOL.1482 2011年4月28日  配信 メールマガジン あとがきより)

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