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SEOで成功するための10個の本質的思考(ウェブライダーが考え続けたSEO)

この記事は、SEOで悩むすべての人に向けて、ウェブライダー代表の松尾が、これまでのSEOコンサルティング業務を通じて導きだした「SEOを成功させるための10+2個の本質的思考」を紹介します。

※最初にお断りしておきますが、タイトルに「本質」という言葉を用いているとおり、この記事は少し抽象度が高く、具体的なノウハウなどは出てきません。
個人的には、読む人が読めば、たくさんの気付きを得られる記事だと思っており、SEOの指針やコンテンツのアイデアにつながるようなメモのようなものだとお考えいただければうれしいです。

今、「SEO」というキーワードで検索すると、「SEOとは」という内容の記事が多数ヒットします。
その多くの記事では、SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の意味だと解説されています。

しかし、これからは以下の意味で捉えてみるのはいかがでしょうか。
それは「Search Experience Optimization(検索体験最適化)」というもの。
(検索体験最適化といえば、「SXO」という言葉がすでにありますが、ここでは、あえてSEOもそう呼んでみようという提案です)

検索エンジンは今も昔もずっと、検索ユーザーにとって便利で有益な検索結果をつくることだけを考え、発展してきました。

昔の検索エンジンは今ほど優秀ではなく、検索ユーザーが何を求めて検索しているのか、その意図をなかなかつかめずにいました。
しかし、第三次AIブーム以後、検索エンジンとくにGoogleは、検索ユーザーの意図を深く理解するようになりました。
そして今では、検索ユーザー以上に、Googleのほうが検索ユーザーの気持ちを理解し始めているのでは?とまで言われるまでになりました。

そのような状況において、旧来のSEOの現場で見られた「Googleのロジックを解き明かそう」という考え方は合いません。
今大切なのは、あらためてSEOの定義を考えることです。

実は私なりに大切にしてきたSEOの定義があります。
それは以下のようなものです。

【ウェブライダー式SEOの定義】
SEO(Search Experience Optimization)とは、検索ユーザーにとって便利で有益な検索体験を実現するために、検索エンジンと一丸となって検索結果をつくること。

SEOが上手くいかずに悩んでいる人に伝えたいこと。
それは、Googleはあなたの敵ではなく、あなたのパートナーだということです。

そして、Googleが目指すところはシンプルです。
どのような検索結果をつくれば、私たち検索ユーザーにとって有益なのか、すなわち、どのようなページを上位表示させれば、私たち検索ユーザーにとって有益なのか、その一点をひたすら目指し続けているのです。

だから私もその一点を目指してみようと思いました。

そこで、私が代表を務めるウェブライダーでは、2013年より、検索ユーザーはどのようなコンテンツを好み、それらのコンテンツをGoogleはどう評価するのか?をひたすらに考え続けました。

その結果、以下の10個の本質的思考をもとにSEOを進めることが大切だと気付いたのです。

SEOを進める際は、ぜひ、以下の10個の本質的思考を活用してみてください。
きっといろいろな気付きにつながると思います。

あなたのSEOの成功を願って。

1.Googleと一緒に、最良の検索結果をつくろう

Googleは常に、検索ユーザーにとって便利な検索結果をつくろうとする。
あなたのページが検索結果に上位表示されることが、検索ユーザーにとっての最高の検索体験の実現につながるのなら、Googleは喜んであなたのページを上位表示させてくれるだろう。


2.情報を求めるユーザーの時間を節約しよう

人はラクをしたい生き物。
自分が欲しい情報を、すぐに、そして正確に手に入れたいと願う。
よって、私たちが意識すべきことは、検索ユーザーが、彼らが求める情報にできるだけすぐに正確に辿りつけるような導線設計をすることだ。

ただし、気を付けるべきは情報の「量」だ。
なぜなら、慎重な人であればあるほど、失敗や後悔を防ぐために、多様な視点の情報を求めるから。
それはつまり、情報の少なさが、かえってユーザーにとっての不便となりえるということ。
ユーザーが求める情報の「適量」を常に推測しよう。

また、ラクすることを覚えてしまうと、人は深い学びへの興味を示さなくなる。
そうなれば、浅い知識で満足する人が増えてしまい、深い知識をもつ専門家へオマージュをもつ人が減ってしまう。
そしてそれは結果的に、社会の大きな損失となる。
よって、私が考える真にUXが優れたコンテンツとは、ユーザーが必要とする情報を返すだけでなく、学びの奥深さをも伝え、専門家へのオマージュを高めるようなコンテンツだ。


3.ユーザーが求める目線の高さに合わせよう

私たちは、「何を言われるか」以上に、「誰から言われるか」を気にする。
どんな情報も、誰から伝えられるかで納得感が変わる。

・「目線が高い人」や「立場が上の人」が伝えたほうがよいとき
・「同じ目線の人」や「立場が同じ人」が伝えたほうがよいとき
・「目線が低い人」や「立場が下の人」が伝えたほうがよいとき
・「立場がまったく異なる人」が伝えたほうがよいとき

あなたの伝えたい情報が、ユーザーに最も届きやすい目線を考えてみよう。


4.ユーザーが求めるコンテンツ演出に合わせよう

世の中には、文章を読むのが得意な人や、写真やイラストから背景情報を掴むことが得意な人や、動画なら何時間でも見続けられる人などがいる。
つまり、人が好むコンテンツ演出はバラバラ。

言葉(文章や音声)はユーザーの想像力を掻き立てやすく、写真やイラストは情報を具現化して伝えやすく、動画にはプロセスを伝えやすいメリットがある。

よって、伝えたい情報をコンテンツ化するときは、言葉(文章や音声)、写真やイラスト、動画など、どの演出手法を用いるのがベストなのかを常に考えます。
もちろん、いくつかをブレンドすることもオススメ。

ちなみに、「漫画」という演出手法は、言葉による想像力の喚起、ビジュアルによる具現化、ストーリーによるプロセスの伝達がすべて可能なだけでなく、ユーザーが時間軸に支配されず、自分のペースでコンテンツを楽しむことができるメリットがある。

5.ユーザーが求めている情報にプラスαの情報を返そう

人は情報を得れば得るほど、新たな“気付き”を手に入れる。
そしてその“気付き”は「もっと新しいことを知りたい」「もっと詳しく情報を知りたい」という知的好奇心を生み出すことがある。

そうなった場合、ユーザーの知的好奇心を満足させるような情報をあらかじめ追加で用意しておく。
そうすれば、コンテンツから得られる満足度は上がる。

ページのスペースの関係で情報の追加が難しい場合には、新しい情報への導線(内部リンクや外部リンク)を用意しておくとよい。


6.行動したいユーザーの背中を押そう

検索ユーザーの中には、何かを購入したくて検索したり、何かに申し込みたくて検索している人たちがいる。
しかし、一部の人は、自分の求める商品やサービスに出会ったとしても、購入や申し込みをためらう。

商品が粗悪でなかったり、サービスの口コミも悪くなかったりするのなら、行動しない大きな原因は「現状維持バイアス」だ。

「現状維持バイアス」とは、今の状況から変化したくないという心理のこと。
変化には、大小なりに「痛み」を伴う。
たとえば、お金を払うことは、一時的に自分の大切なお金が減るということ。
それは「痛み」に他ならない。

よって、人は無意識のうちに「痛みを回避する理由」、すなわち「行動しないで済む理由」を探し続ける。
すなわち、知らない商品を買うことや、試したことのないサービスに申し込むことは、人によっては壮大な冒険となる。

冒険には不安と緊張がつきもの。

安心して冒険に出るためには、勇気、仲間、武器、防具、知力、気力、タイミングが必要。
それならば、それらの勇気、仲間、武器、防具、知力、気力、タイミングをあなたのページ(サイト)で提供できないかを考えてみるとよい。

行動したいと思っている人たちの背中を押し、行動につなげることができれば、本当の意味で検索ユーザーの満足を実現できるはずだ。


7.行動したいユーザーが、すぐに行動できるような導線を用意しよう

行動することを決めた人が行動する際、その行動を阻むものがあってはいけない。

たとえば、使いづらい決済フォーム、個人情報を渡すのに躊躇する怪しげな担当者(運営元)などの存在は論外だ。

ムリに独自の決済フォームを導入せずとも、多くの人が見慣れたECサイトが提供する決済フォームを導入したほうが、より安心して行動してもらえることは多い。


8.人とのつながりを意識し、自らの身を評価・監視される立場に置こう

Googleは多くの人から信頼されているページを上位表示させる。
なぜなら、誰からも信頼されていないページを上位表示させ、そのページに掲載されている情報が間違っていたとすれば、Googleの信用問題に発展するからだ。

では、あなたのページ(サイト)の信頼度を高めるためには、どうすればよいか?

答えはシンプルだ。
できるだけ多くの人(ページ、サイト)から、あなたのページ(サイト)を評価してもらえればよい。

たとえば、SNSであなたのページ(サイト)を紹介してもらったり、ニュースでポジティブに取り上げてもらえれば、あなたのページ(サイト)の信頼度は高まる。

そして、そこに関係してくるものが「リンク」だ。

リンクとは「つながり」のこと。
インターネットにおけるリンクとは、あるページが別のページとつながるための橋を指す。
機械(システム)が自動的にリンクをつくるケースもあるが、リンクの多くは人が設置するものだ。

「リンク先のページは便利だよ。だから、ぜひ寄ってみてほしい」
「あなたが探している情報はうちのページにはないけれど、リンク先のページにはきっとあるから、寄ってみるといいよ」

そういう意思をもって、リンクは設置される。

「うちの牛もつ煮込みは最高だけど、隣町の松子さんのお店のポテトサラダも最高なんだ、ぜひ食べに行ってみてくれよ」

「当病院ではその症状を治す手立てはありませんが、私が尊敬する松岡病院の片桐先生ならきっと相談に乗ってくれるはずです。紹介状を書くのでお待ちください」

そういった「人と人とのつながり」こそがリンクなのだ。

そして、リンクを設置する(張る)ということは、リンクを設置した側にも責任が生まれる。

たとえば、美味しい料理を出す和食屋さんがあったとしよう。
その和食屋の大将にオススメのフレンチ店を聞いたところ、あるフレンチ店を紹介した。
大将のイチオシということで、さぞ美味しいだろうと心弾ませながら向かったものの、いざ料理を食べてみると、あまり美味しくない・・・。
後日、その客は和食屋さんの大将にクレームを言い、大将は客からの信用を失った。
もし、そのフレンチ店の料理が美味しかったのであれば、大将の信用はうなぎ登りだったはずだ。

つまり、リンクは、リンクを張る側、そして張られた側、双方の評価を左右する。

あなたのページ(サイト)が誰かからポジティブな評価を受け、リンクが張られることは問題ない。
しかし、あなたが誰かのページ(サイト)を紹介するときは、あなたの信用問題にもつながる可能性があることを知っておこう。


9.できるだけ最初に選んでもらえるページを意識しよう

緊急の要件で検索していたり、そもそも検索エンジンを使うことが億劫だと感じているユーザーは、あまり多くのページを見ず、上位表示しているページを上から順番に見ていったり、タイトルが目立っている順番にページを見ていく傾向にある。

もし、あなたのページより先に、ほかのページでユーザーの目的が達成されてしまうと、あなたのページにユーザーが訪れる可能性はとても低くなる。

SEOは1位表示を目指すことは難しいが、1位を狙えなくても、タイトルやディスクリプションを工夫することで、最初に選んでもらえることは可能。
検索結果におけるCTR(クリック率)を常に意識しよう。


10.いろいろなページを渡り歩くユーザーに、最後に選んでもらえるページを意識しよう

検索ユーザーは、何らかの目的をもって検索する。
何かの情報を知りたかったり、悩みを解決したかったり、何かを購入したかったり・・・。
それらの目的が達成されたとき、人は検索行動を終了する。
検索行動の終了は、言い換えれば、検索行動に「満足」したとも言い換えられる。

あなたがページをつくるときは、検索ユーザーの検索行動を満足させることを最優先に考え、たとえ他のサイトによそ見するユーザーがいたとしても、最後にはあなたのページが選ばれるようなページを意識しよう。

10個の本質的思考は以上です。

これらの思考を頭に浮かべつつSEOを進めれば、間違った施策をおこなうリスクは激減するでしょう。
また、世の中に有益なコンテンツが増え、検索結果が今以上に便利になるのではと期待しています。

実は上記の思考は、もはやSEOという範疇を超え、Webプランニングのノウハウそのものです。
つまり、SEOとWebプランニングを分離して考えることは、もう止めたほうがよいということです。

それでは続いて、上記の10個の本質的思考に合わせて、あと2つだけ覚えておいてほしい思考を共有します。


11.検索される場所はGoogleだけではない

検索される場所はGoogleだけではない。
TwitterやInstagram、YouTubeなどのSNSで検索するユーザーや、Amazonや楽天などのECプラットフォーム内で検索するユーザーもいる。
とくに物販に関しては、Amazonや楽天内の検索窓から直接検索する人も多く、集客の起点として、それらのECプラットフォームの利用を検討することも重要。

また、「人」の頭の中にも検索エンジンはある。
知人との会話の中で「美味しいイタリアンのお店を教えて」と聞いたとき、グルメな知人ならきっとオススメのお店情報を教えてくれるだろう。
「人の記憶にインデックスされる」ことも重要なのだ。


12.SEOを通して集客できる人数には限界がある

当然のことながら、検索結果から集客できる人は「検索する人」だけだ。
Web集客を強化するためには、検索結果だけでなく、SNSやディスプレイ広告、記事広告なども検討する必要が出てくる。

ただし、検索エンジン経由の集客には、他にはない最大のメリットがある。
それは「その情報や商品を必要とする人たちが検索してくる」ということだ。

つまり、検索エンジンを使う人たちは、皆、自ら情報や商品を求めてやって来るため、無作為にDMを打つような施策に比べ、圧倒的にムダが少なく、社会に優しい施策といえる。

今回の記事は、私がずっと書きたかった記事でした。
これまでいろいろな場所でセミナーを開き、上記の思考を伝えてきましたが、セミナーでお伝えできる人数には限りがあります。

今回の内容は、人によっては賛否があるかもしれませんが、ようやく記事という形で残せたことにホッとしています。


・・・という流れで恐縮ですが、最後に私が代表を務める「ウェブライダー」という会社と、ある講座について少しだけ紹介させてください。
(読みたくないという方は、ここでページを閉じてもらっても構いません)

私は「ウェブライダー」という名のWebプランニング会社の代表を務めています。
ウェブライダーはWebメディアやWebコンテンツの制作を主に手がけてきた会社で、これまでに『美味しいワイン』『美味い居酒屋』『Betters』『CHECK-LIST』といったメディアをプロデュースしてきました。
最近では『素敵なギフト』というメディアを立ち上げ、まだ5記事しかないメディアではありますが、「古希祝い」という検索ワードで1ページ目に入っています。
さらには、これまでのコンテンツ制作の知見を活かした文章作成アドバイスツール『文賢』というサービスも展開しています。

そんなウェブライダーの強みは、全スタッフ総出で積み上げた「思考の量」です。

ウェブライダーでは、ひとつひとつのコンテンツをつくる際に、できる限りの思考をおこない、多様な視点からコンテンツの見え方を研究します。
その結果、たとえ数記事のメディアでも、検索エンジン(検索ユーザー)から高く評価されるプランニング力を身につけることができました。

ただ、お恥ずかしながら、制作スピードは非常に遅く、ひとつの記事の制作には、2週間~3ヶ月かかり、さらには完成した記事に対して、全スタッフ(デザイナーもエンジニアも含め)で記事のフィードバックをおこない、何度かリライトしてから公開します。

そして、そうして公開した記事も、時間を空けて見直せば改良すべき点がたくさん見つかることも多く、コンテンツを世に出すということは、定期的なブラッシュアップありきの終わらない旅であることを痛感する日々です。

そんな不器用なウェブライダーですが、自分たちが誇れることがひとつあります。

それは、自分たちが毎年、この時期にリリースしている『ウェブライダー式SEO 超集中講座 -動画版-』という講座です。
実はこの講座を見てくださったお客さまがつくるコンテンツが本当に素晴らしいのです。

先ほどお伝えしたとおり、自分たちは亀の歩みのため、つくれるコンテンツの量には限りがあります。
しかし、自分たちの講座を受けてくださったお客さまが増えれば増えるほど、世の中にユーザーファーストなコンテンツが増えていくことを目の当たりにし、それをとてもうれしく感じるようになりました。
そのうれしさを持続させたい気持ちで、今年も『ウェブライダー式SEO 超集中講座 2020 -動画版-』をリリースさせていただきます。

今回の2020年度版は、2020年現在のウェブライダーのSEO思考を、これまで以上に細かく分解し、言語化しているだけでなく、ポジティブなネットワークを構築するためのTwitter運用のノウハウなども語ります。

もし、そんなウェブライダーの講座に興味をもってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひ『ウェブライダー式SEO 超集中講座 2020 -動画版-」のページをご覧いただけるとうれしいです。


これからも不定期ではありますが、ウェブライダーが考えるSEOメソッドをこっそりこのnoteに記していこうと思います。

Twitterでもつぶやいておりますので、よろしければ、フォローしていただけるとうれしいです。

今後とも宜しくお願いします。


PS:もし、SEOで悩んだときは、以下の曲もオススメです。
Apple MusicPrime Music、Spotifyなどで無料配信中)


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ウェブライダー(https://web-rider.jp)という会社の代表です。 Webマーケ本「沈黙シリーズ」の著者。 最近では『文賢(https://rider-store.jp/bun-ken/)』をプロデュース。 松尾シゲオキ名義ではピアノ弾き・作曲家として活動中。