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私立大学で働く理系社会人。 休日至福の3点セット『本読む、紅茶飲む、美術館行く』

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最近の記事

30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.4 いよいよ手術へ

Vol.3では、手術に向けた準備と仕事の引き継ぎについて書きました。 そしていよいよ、開頭手術に臨みます。 ■ 手術3日前に入院入院は、手術3日前の金曜日でした。 入院当日は、麻酔科で手術で使用する全身麻酔の説明を受けただけで点滴や食事の制限もなく、病室でテレビを見たり持ち込んだPCでちょっと仕事をしたり、用もなく院内のコンビニをぶらぶらしてみたり、ぐうたらした時間を過ごしました。 ただ、今振り返ってみると平静を装ってはいたものの、やはり入院してから手術当日までは不安

    • 30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.3 手術説明と入院準備

      Vol.2では、人生初の入院と手術決定までの経緯を書きました。 手術方法が決定した私は、手術に向けた準備と療養中の仕事に引き継ぎに取りかかります。 ■ 手術に向けた事前説明検査入院からちょうど1週間後、入院のスケジュールや手術の詳細を聞くため外来を受診し、手術方法、そして手術によって起こる可能性のある合併症やリスクの説明を受けました。 ・開頭クリッピング術とは Vol.2でも少し触れましたが、先ず私が受ける『開頭クリッピング術』について説明を受けました。 『開頭クリッ

      • 30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.2 検査入院、そして手術決定

        Vol.1では、脳動脈瘤が見つかった経緯とその時の心境を記しました。 今回は、手術方法を決めるための検査入院と、いよいよ手術方法が決まるまでを書いていきたいと思います。 ■ 初めての入院GW休暇直前に脳動脈瘤が判明した私は、いつ破裂するか分からない不安と恐怖の中でGWを過ごしました。 何にも集中できず、出かけていても心此処にあらずといった感じで、当然何をしていても楽しくありませんでした。 できればこんなふうに過ごす休暇は、これが最後であってほしいと願います。 GW休

        • 30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.1 3箇所の医療機関を経て脳動脈瘤が見つかる

          タイトルの通り、40歳を前にして脳に動脈瘤が見つかりました。 これは脳動脈瘤が見つかってから手術、療養、仕事復帰までの経緯を記したものです。 これまで大きな病気にかかったことがなく、入院経験もなかったため、病気が判明したときは様々な不安が頭をよぎりました。 ネガティブなことばかりが毎日頭に浮かびました。 結果的に、私は頭を開けて脳の血管を治療する手術、 『開頭クリッピング術』を受け、一定の療養期間の後無事に仕事へ復帰しています。 これを書いている時点で、ちょうど手術か

        30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.4 いよいよ手術へ

        • 30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.3 手術説明と入院準備

        • 30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.2 検査入院、そして手術決定

        • 30代最後の年に脳動脈瘤が見つかった話Vol.1 3箇所の医療機関を経て脳動脈瘤が見つかる

          少しだけ背伸びをしたいとき

          時々、少し背伸びした場所に出かけたいと思うことがあります。 行くとちょっと緊張する場所。 いつもより気の利いた服で出かけたい場所。 毎週のように行くことはできない場所。 私の場合は、忙しかった仕事がひと段落して、ふと気が付くと 週末が空いている、 そんな時にこうした場所へ足を運びたくなります。 息抜きと自分への労いという意味合いが強いのかもしれません。 価値ある場所や敷居の高い場所は人それぞれですが、 私にとってその一つが、東京銀座にある HenriCharpentie

          少しだけ背伸びをしたいとき

          最強の味方を纏う

          手持ち服の少なさを驚かれることがあります。 以前にも書いているとおり、ハンガーの数以上の服を持たないという ルールが要因ではあるのですが、もう一つ自覚している大きな理由は 服に対する拘りです。 特定のブランドしか着用しないとか、他人と被るのは嫌とかではなく、 具体的には ①シルエット ②触り心地 ③色 この3条件が自分の基準を満たさなければ、まず財布を出しません。 見て回るお店も多くないので、 自分の基準を満たす服に出会う確率は低めです。 ですので、「これは!」と思うもの

          最強の味方を纏う

          スラッシャーという生き方

          ーLIFE SHIFT 100年時代の人生戦略ー 8月頃に読み終えていたのですが、自分の考えをなかなかまとめられず、気付いたら11月になっていました。 現在一般的とされる3ステージの人生、 「勉強の時期・会社で働く時期・引退後の時期」の人生を過ごすこと、 65歳以降は会社で働く時期に蓄えた資産で生きていくこと、 これは寿命が80年だったからこそ成し得た人生設計であり、もし生きる時間が100歳までと長くなった場合、この3ステージ人生は現実的ではない、そんな内容が書かれています

          スラッシャーという生き方

          ハンガーの音

          お店で服を見ている時、ハンガー同士のぶつかる音(カラカラ〜、みたいな)がとても好きです。1メートルのポールに服が5着位しか掛けられていないような感じ。。。 そんな雰囲気に憧れて、自宅のクローゼットでは適当な隙間を設けてハンガーを掛けています。ハンガーも、昔はクリーニングに付いてくるプラスチックのものを使用していましたが、「カラカラ〜」の音に憧れて木製ハンガーに変えました。 予算の都合上、一度に買うことができず数年をかけて必要な数を揃えました。私が使っているのはこちら↓ 中

          ハンガーの音

          手放してみたら。。。

          なるべくものを持たない、ものがない空間での生活を意識的に実践し始めて7年ほど経ちました。 元々、持ち物はさほど多くなかったし部屋も整理されているほうだったと思うのですが、ある時自宅で目に入るものの数々に頭の奥を掻きむしりたくなるような感覚に陥りました。 振り返ってみると、こだわりを持って選んだ持ち物の管理や手入れにかける時間に、疲れ果てたのだと思います。そう、面倒になった。。。 ものを手入れすること自体が嫌いではないのですが、あまりにも多くの時間をそこに費やしてしまっていた

          手放してみたら。。。